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生成AIコンサルティングで「人と機械の対話」を実現した新しい社会を創造する【Hmcomm|吉川功さん】

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生成AIコンサルティングとは、企業・組織が経営課題を解決するために生成AI(Generative AI)やLLM技術を活用し、企業の売上向上や業務の効率化・高度化、新規事業開発を推進する今注目のコンサルティング分野です。

本記事では、AIコンサルティング分野で様々な実績を持つHmcomm株式会社(エイチエムコム)で営業・マーケティングを担当をする吉川功さんに、生成AI/LLMコンサルティングの活用事例や課題解決の手法をお聞きしました。

生成AIコンサル業界の第一線で活躍されるリアルなお話になりますので、生成AI活用を検討中の企業の方、生成AIコンサル分野のキャリアに興味を持たれている正社員やフリーランスの方は是非ご覧ください。

エキスパートインタビュー
hmcommインタビュイー

吉川 功(よしかわ・いさお)
Hmcomm株式会社
営業マーケティング部シニアセールススペシャリスト


1972年生まれ。日本大学理工学部卒業後、11年間、大手通信キャリアで、主にエンジニア・プリセールス・事業開発を担当。その後、16年間は、通信機器ベンダー・チップセットベンダー・ビッグデータ解析のSaaS企業にて、営業及び事業開発の責任者としてICT/IT/AI分野を幅広く経験。現在は、Hmcomm株式会社のコンサル事業及び新規事業立上げの責任者として、該当事業の戦略・事業開発・営業活動などを推進中。特にAI/ITコンサルティング事業は最も重要な注力分野として、企業が抱える課題をAI/IT技術での解決策を提案し、企業に寄り添った形で支援をしている。

株式会社ソウラボ

執筆者/運営会社
株式会社SowLab

コンサルフリーマガジン事務局


コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
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目次

Hmcommは「人と機械の対話」を実現する

Hmcomm社

生成AI分野で数々の事例を持つHmcommについてまずは話を伺いましょう。

Hmcomm吉川さん

Hmcomm株式会社(エイチエムコム)は、人と機械の対話を実現することで新しい社会の創造を目指している会社です。
 
AIと音声解析技術を核としたさまざまなソリューションを提供し、業務効率化や新たなイノベーションの創出に貢献しています。

SowLab相馬

具体的にはHmcommはどのようなサービスを提供しているのですか

Hmcomm吉川さん

Hmcomm株式会社(エイチエムコム)は、創業より培ってきたAI×音声解析技術をコアに主に3つのソリューションを提供しています。

❶AI音声認識・自然言語解析
❷AI異音検知
❸生成AI活用コンサルティング


強みとしては、様々な業界に特化したソリューションを提供できる点にあります。特に生成AI、AI音声認識、自然言語解析、AI異音検知技術において業務効率化や新たな価値の創出を実現することができます。

これらの技術を活用して、顧客のニーズに応じたオーダーメイドのサービスを提供する能力もHmcommの大きな強みの一つです。

Hmcommの3つのソリューション

Hmcomm会社概要

会社名Hmcomm株式会社(エイチエムコム)
会社HPhttps://hmcom.co.jp/
設立2012年07月24日
代表者代表取締役CEO 三本幸司
事業内容・国立研究開発法人産業技術総合研究所の音声処理技術を用いた研究・開発 ・音声認識処理、異音検知・自然言語解析処理を用いたプラットフォームの提供 ・情報技術(IT)、人工知能、ロボット工学などの音に関するサイバニクス事業の推進
本社所在地東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル 2階

Hmcommの「生成AIコンサルティング」とは

Hmcomm吉川さん

Hmcomm社が取り組む生成AIコンサルティングは、AIの最新動向を理解し顧客の具体的なニーズや業務内容に合わせた解決策の提案を実現します。

具体的な取り組みとしては下記4つがあります。

❶ビジネスプロセスの自動化:
 顧客対応やドキュメント作成などの効率化。
❷データ分析と新たな知見の発見:

 膨大なデータからの情報抽出や分析。
❸カスタマーサービスの改善:

 AIチャットボット・AI音声ボット等の導入による顧客満足度の向上。
❹ソフト開発効率化:

 プログラミング支援や不具合の検知による品質向上

SowLab相馬

生成AIはここ最近で注目を浴びている技術であり“エンジニアリング”の強いイメージもあります。そのため「生成AIדコンサルティング”」という言葉はまだ業界全体として聞き慣れない分野ですが、どのような場面で生成AI分野のコンサルティングというものが必要だと思いますか。

Hmcomm吉川さん

生成AIは最近登場した技術ですが、日進月歩でできることが増加している技術だと思っています。

そのため、生成AIに馴染みのない企業が生成AIやLLMの技術を使って、仕事を改善したり新しいことを始めたりするには、ハードルが高く、スムーズに活用できない課題が存在します。そのため、それらを解決するため専門的なコンサルティングノウハウやナレッジが必要だと思っています。
 
コンサルティングは、企業が生成AIをうまく使えるように助ける役割を果たします。これには、技術の活用方法を教えたり、リスクを管理する方法をアドバイスしたりすることが含まれます。

生成AIの分野がまだ新しく、技術進歩のスピードが格段にはやいため、コンサルティングの活用は企業にとって適切な生成AI技術の導入には必須であると考えています。

SowLab相馬

仰るように、生成はまだ“発展途上”であり、様々な企業が施行錯誤をしていますね。よく企業では「生成活用のイメージが持てない」「どのように使えばいいのか?」と相談を受けることがあるのですが、生成AIを活用した使い方のイメージを具体化できるよう、Hmcomm社がこれまでどのような生成AIの活用を支援されたか事例を教えてください。

Hmcomm吉川さん

弊社は、生成AIの活用において企業が直面する課題の解決に対応するため、生成AIの具体的な使用例やビジネスケースの提案を通じてお客様の理解の深化をサポートしてきました。
 
更に、お客様との導入目的やゴール等の対話や、異なる業界の事例共有等を実施し、新しいアイデアの創出を支援しています。専門家による個別相談や、企業特有のニーズに合わせた生成AIの導入計画の策定も手掛け、多くの企業がこの革新的な技術を実際のビジネスプロセスに効果的に組み込むことを可能にしました。

Hmcomm吉川さん

下図はHmcommが考える研究開発から社会実装へのプロセスとビジネス拡大のスパイラルを図示したものです。基礎研究→実証研究→開発→運用保守、とスパイラルを回していくことで企業にとって最適な生成AI活用を実現することができると考えています。

研究開発から社会実装までのプロセスとビジネス拡大のスパイラル(hmcomm)
SowLab相馬

非常にわかりやすいですね。生成AIを使ってない企業もより活用イメージを沸く事が出来たと思います。

生成AIが解決する「課題」と「コンサルティング手法」

SowLab相馬

では、更に生成AI/LLMコンサルティングについて詳しく深堀させて頂こうと思います。コンサルティング=課題解決であると思っており、生成AIは何の課題を解決するのか?についてどう思いますでしょうか。

Hmcomm吉川さん

生成AIは、企業が直面する様々な課題を解決するポテンシャルを持っています。

例えば、コンテンツの自動生成技術を活用したマーケティング資料やレポートの作成、チャットボット技術を活用した、顧客対応、コールセンターの無人化等の顧客サービスの自動化と品質向上、デザインや試作の迅速化による製品開発の加速、および大量のデータ分析による予測分析やインサイトの生成などがあります。
 
AIコンサルティングの活用により、効率性の向上、コスト削減、新たなビジネス機会の創出、顧客体験の向上など、幅広い利益を企業にもたらすことができると考えています。

SowLab相馬

生成AIが解決する課題がよくわかりました。
その中で、生成AIやLLMは急速に発展している分野でもありますが、どのようなテクノロジーやコンサル手法を使って解決をしているのでしょうか。

Hmcomm吉川さん

そうですね、例えば、カスタマイズされたトレーニングデータを使用してLLMを特定の業界やビジネスニーズに合わせてファインチューニングする手法があります。
これにより、企業は顧客サービスの自動化、製品開発の高速化、またはコンテンツ生成の効率化など、具体的な課題に対するソリューションを開発できます。
 
また、生成AIを活用したワークフロー分析と最適化により、業務プロセスを効率化し、生産性を向上させるコンサルティングサービスも提供されています。これらの手法は、企業が生成AIの力を実際のビジネス課題解決に適用する上で重要な役割を果たしていると考えます。

Hmcomm吉川さん

下図は音声認識AIプロダクトの全体像ですが、生成AI活用によりコールセンタ―業務を効率化・高度化することに成功しました。

voice contact(音声認識AIプロダクトの全体像) hmcomm
SowLab相馬

第一線で様々な生成AI活用に接していることがよくわかりました。生成AI活用やプロジェクト推進に取り組むなかで難しい面や課題などありますでしょうか。

Hmcomm吉川さん

生成AIは日本の未来において、多岐にわたる分野で革命的な変化をもたらす可能性があります。
 
例えば、教育では、カスタマイズされた学習体験を提供し、学生一人ひとりの理解度に合わせた指導が可能になります。
 
医療分野では、診断支援や患者のカスタマイズされた治療計画の作成に貢献し、より効率的でパーソナライズされた医療サービスを実現します。
 
また、製造業では、生成AIを利用したデザインプロセスの最適化や生産効率の向上が期待されます。これらの変化は、効率性の向上、新たなサービスや製品の創出、そして社会的な課題の解決に貢献し、日本社会や経済を大きく変えていくと思っています。

Hmcommの生成AI・LLMへの想い

SowLab相馬

最後に、これから生成AIやLLMに取り込まれる企業の方や、これから生成AI/LLMコンサルタントとしてキャリアを歩みたい方向けに、メッセージをお願いします。

Hmcomm吉川さん

生成AIやLLMの分野に挑戦する皆さんへ
 
この技術革新の波は、社会やビジネスに前例のない変革をもたらしています。技術の進化に対応し、その可能性を最大限に引き出すためには、継続的な学習と実践が不可欠です。
 
未来を形作るこの旅においては、柔軟性、好奇心、そして倫理的な考慮を心に留めることが重要です。
 
皆さんの熱意と努力が、生成AIとLLMのポテンシャルを現実の価値に変え、明るい未来を創造する鍵となります。この革新的な旅路において、大きな影響を与えるチャンスを掴みましょう!

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編集者後記

生成AIコンサルティングは昨今注目を浴びる新たなコンサルティング分野であり、中でもHmcommはAI技術をコアとしたソリューションを軸に生成AIコンサルを展開していましたね。

生成AIコンサルティング分野はまだまだ発展途上ではあるため、企業目線では今から生成AI活用に向き合うことは将来的な競争戦力にもなります。そうした競争力を高めたい企業は是非、生成AIコンサルのトップ集団であるHmcommさんに相談することをおすすめします!

また、当メディアを運営する株式会社SowLabでは、フリーランスで働く生成AIの専門家が多数在籍するため「フリーランスコンサルタントマッチングプラットフォーム(コンサルフリー)」に興味のある方はぜひご相談ください。

Interviewer

相馬秀幸(株式会社SowLab)

相馬 秀幸(そうま・ひでゆき)
株式会社SowLab 代表取締役


コンサルフリーマガジン編集長。大手製造業、デロイトトーマツコンサルティング、フリーランスなどを経て株式会社SowLabを創業。事業開発・組織人事・生成AI・マーケティングなどのコンサルティングに精通しており、本分野における100名以上の企業責任者と日々対話をしている。個人ブロガーとしても活動しこれまでの記事執筆数は1000記事を超える。

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