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M&A業界に強い転職エージェント7選おすすめ比較ランキング【2024年7月】

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M&A業界に強い転職エージェント7選おすすめ比較ランキング【2024年】
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M&A業界に強い転職エージェント・転職サイトとは、「M&A仲介会社」「M&Aコンサル会社/FAS」「投資銀行」「PE」「VC」「事業会社のM&A部門」などへの転職先を専門とした転職サポートサービスです。

中小企業庁が調査した調査によると、2025年までに70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、その内半数となる127万人(日本企業全体の1/3)が後継者未定となっており、今後はさらに承継ニーズが高まると予想しています。

中小企業の承継問題(中小企業庁の調査結果)
中小企業庁 中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題より抜粋

事実、事業承継M&A件数推移も年々増加傾向にあり、M&A業界への注目が高まっていることがわかります。

一方で、民営職業紹介事業所数は約3万社(厚生労働省)と多数存在することもあり、M&A業界を目指す方は転職エージェントや転職サイトを選ぶ際に「求人数」「求人特徴」「対象年齢」「サポート」「エリア」など違いがわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そのようなお悩みを持つ方向けに、M&A業界への転職経験を持つ体験者やエージェント業界の専門家が「本当におすすめしたいM&A業界に強い転職エージェント・転職サイト」を比較ランキング形式でわかりやすく解説していきます。

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コンサルフリー
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コンサルフリーは即戦力のフリーランスが集まるトップコンサル集団です。メーカー・TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。

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相馬秀幸(株式会社SowLab)

監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役


大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。製造・電子・通信・放送・広告/メディア・エンタメ業界を中心に、経営戦略、新規事業開発、M&A、組織人事戦略、マーケティング・営業戦略、次世代マスメディア戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。

株式会社ソウラボ

執筆者/運営会社
株式会社SowLab

コンサルフリーマガジン事務局


コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
>>お問い合わせはこちら

目次

M&A業界に強いおすすめ転職エージェント・転職サイト7選比較ランキング

早速ですが、M&A業界に強いおすすめな転職エージェント・転職サイトを比較ランキング一覧形式でご紹介します。

2024年6月最新

\M&A業界に強い転職エージェント一覧/

サービス名特徴
ヤマト・ヒューマン・キャピタル経営×ファイナンス領域の転職支援実績No1の実績を持ち、M&A・PEファンド・VC・事業再生/実行支援コンサルなどM&A関連の求人を多く保有。
コトラ(KOTORA)20年以上に人材業界の経験を持ち、M&Aに関する外資金融・ブティック型投資銀行、ファンド運営会社、コンサル会社など270,00件以上求人を保有。
ヒュープロ士業・管理部門に特化した転職エージェント。業界求人掲載数No1であり、業界特化型事務所・BIG4・プライム上場企業の求人など多数掲載。
アクシスコンサルティング創業20年以上で約8万5,000人の転職志望者を支援するコンサルタント業界特化型の転職エージェント。Pre M&AやPost M&Aのポジション多数。
MyVisionコンサル特化型の転職エージェント。累計支援実績1000名以上であり、M&Aコンサルタントなどの求人も取り扱う。
ムービンストラテジックキャリア創業28年以上の実績とノウハウのあるコンサル業界特化型転職エージェント。金融・コンサル・ファンド・M&A・会計士に強い求人を持つ。
リクルートエージェント転職支援実績No.1の総合業界型転職エージェント。M&Aに特化してはいないが、事業会社の経理部門ポジションなどが狙える。

1.ヤマト・ヒューマン・キャピタル(YHC)

ヤマトヒューマンキャピタル(YHC)のサービスサイトのイメージ

はヤマトヒューマンキャピタル株式会社が運営するコンサルや経営、ファイナンス業界の転職支援に特化した転職エージェントサービスです。

ヤマトヒューマンキャピタルの独自の強みとしては、業界未経験者向けの求人を多数紹介しており、自身のスキルやキャリアプランに沿った求人を見つけることが可能です。

また、転職2年後の前職比を比較すると平均年収増加率186%と年収アップも期待できます。

サービス名
運営会社ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
エージェント種類経営×ファイナンス特化型転職エージェント
サポート種類
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数非公開
求人特徴戦略系コンサルタント
総合コンサルタント
業務支援コンサルタント
IT系コンサルタント
その他
エリア/地域全国、海外
利用料金無料
年収相場年収800〜1000万円以上の求人多数
関連サービス
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

ヤマトヒューマンキャピタル
のおすすめポイント!

ヤマトヒューマンキャピタルのロゴ
  • 転職2年後の前職比年収増加率は驚異の186%!
  • 未経験者からの転職支援実績NO.1!
  • 各業界の出身者が選考対策をフォロー

業界未経験者からの転職ならMUST登録/

2.コトラ(KOTORA)

KOTORAのサービスサイトのイメージ

は株式会社コトラが運営するコンサル、金融、経営層、IT、製造業の転職支援に特化した転職エージェントサービスです。

コンサルティングファームやIT業界出身のコンサルタントを中心として外資/国内コンサルティングファームへの多数の紹介実績を誇っています。コンサルのハイクラス転職を狙っていて、キャリアアップしたい人にはおすすめなサービスです。

KOTORAの独自の強みとしては、求人の約8割が独自のルートで開拓したプライム求人であり他社にはない求人を多く保有しています。

サービス名
運営会社株式会社コトラ
エージェント種類金融・コンサル・ハイクラス型転職エージェント
サポート種類
対象年齢20代、30代、40代、50代以上
公開求人数コンサル向け求人4,700件以上
求人特徴戦略系コンサルタント
ESG関連コンサルタント
業務コンサルタント
事業再生コンサルティング
IT系コンサルタント
組織人事・チェンジマネジメント系コンサルタント
財務・金融コンサルタント
M&A系コンサルタント
リスクコンサルタント
マーケティング・ブランディング系コンサルタント
調査・研究・分析
その他
エリア/地域東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県、海外
利用料金無料
年収相場年収800〜1000万円以上の求人多数
関連サービス
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

KOTORA
のおすすめポイント!

kotora(コトラ)のロゴ
  • ハイクラス向けの案件が充実!
  • 全体半数以上が年収800万以上の高単価求人を保有!
  • コンサルタントのサポートの質が良い!

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3.ヒュープロ

ヒュープロのサービスイメージ

は株式会社ヒュープロが運営する、 税理士・会計業界専門の転職エージェントサービスです。

公開求人数は全国10,000件以上となっており、税理士・会計業界専門求人サイトで公開求人数No1となっています。「士業・管理部門専門」に対応した優秀なエージェントも口コミや評判で定評です。

サービス名
運営会社株式会社ヒュープロ
エージェント種類税理士・会計業界専門の転職エージェント
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数公開求人数:10,000件以上
求人特徴<職種>
税理士・税務
公認会計士
社会保険労務士
弁護士
経理
財務
人事・労務
法務・知財
CFO
M&A・FAS
エリア/地域東京都、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、福岡
利用料金無料
年収相場
関連サービス

4.アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングのサービスイメージ

はアクシスコンサルティング株式会社が運営するコンサルタント転職・ポストコンサル転職に強い転職エージェントです。

大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級クラスのコンサル採用・転職サービスであり、創業20年で約7万5,000人の転職志望者を支援している特徴があります。

アクシスで公開される求人のうち、77%は非公開求人であるため独自情報が多く内定率を高めることができます。

サービス名
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
エージェント種類コンサル業界特化型転職エージェント
サポート種類
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数
求人特徴戦略系コンサルティング
総合系コンサルティング
ITコンサルティング
人事コンサルティング
ビジネスコンサルティング
M&Aアドバイザリー
シンクタンク
事業再生コンサルティング
中小企業コンサルティング
監査法人アドバイザリー
WEBコンサルティング
リスクマネジメントコンサルティング
製造業コンサルティング
エリア/地域
利用料金無料
年収相場年収1000万円以上の求人多数
関連サービス
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

アクシスコンサルティング
のおすすめポイント!

アクシスコンサルティング
  • コンサル転職・ポストコンサル転職に強い!
  • 大手ファームの4人に1人が登録!
  • 創業20年7万人以上の転職支援実績あり!

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5.MyVision(マイビジョン)

マイビジョン(Myvision)サービスイメージ

は株式会社MyVisionが運営するコンサルタント転職・ポストコンサル転職に強い転職エージェントです。

戦略ファームやBig4、シンクタンクや領域特化型ファームなどの約1,000ポジション以上の紹介先を持っているという特徴があります。未経験からのコンサル転職成功にも力を入れていて、累計内定者数は800名以上を超えています。

サービス名
運営会社株式会社MyVision(マイビジョン)
エージェント種類コンサル業界特化型転職エージェントサービス
サポート種類
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数
求人特徴戦略系コンサルタント、総合系コンサルタント、IT系コンサルタント、他
エリア/地域全国
利用料金無料
年収相場年収1000万円以上の求人多数
関連サービス
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

マイビジョン(My Vision)
のおすすめポイント!

マイビジョン
  • 戦略・総合・ITコンサル・M&A求人に強い!
  • 未経験からのコンサル転職にも注力!
  • 転職エージェント部門6項目で高評価!

\累計支援実績1000名以上!!/

6.ムービンストラテジックキャリア

ムービンストラテジックキャリアのサービスイメージ

ムービンストラテジックキャリアはコンサル業界への転職支援実績No1の圧倒的な専門性を持つコンサル特化型の転職エージェントです。

日本発のコンサル業界特化型エージェントとして25年以上の歴史があり、戦略・経営、IT・デジタル、財務・FAS、組織人事などコンサル特有の領域ごとに外資・内資、大手・中小企業まで幅広いコンサル求人を保有しています。

コンサル業界特有のケース面接対策や書類添削を徹底的にサポートしてくれるため、未経験の方でもコンサル業界への挑戦をスムーズに行うことができます。

サービス名ムービンストラテジックキャリア
運営会社株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
エージェント種類コンサル業界特化型転職エージェント
サポート種類
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数
求人特徴戦略・経営コンサルタント
ITコンサルタント
金融・財務系コンサルタント
組織人事コンサルタント
大阪コンサルタント
エリア/地域
利用料金無料
年収相場年収1000万円以上の求人多数
関連サービス
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

7.リクルートエージェント

リクルートエージェントのサービスサイトのイメージ

は株式会社リクルートが運営する総合型転職エージェントサービスです。

国内最大規模の求人数を誇り公開求人で44万件件以上となっており、コンサル業界だけでなくIT・商社・広告・不動産・人材・医療など幅広い業界・業種の求人の転職求人があります。

業界の採用事情に詳しいキャリアアドバイザーが応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを行い、エージェント型としての丁寧かつ効果的なサポートが期待できます。

類似するサービスにリクナビNEXTがありますが、リクナビNETはWeb上に経歴を登録することで企業からスカウトオファーが届くスカウト型プラットフォームである点に違いがあります。

サービス名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
エージェント種類総合型転職エージェント
サポート種類両面型エージェント
対象年齢20代、30代、40代
公開求人数公開求人 440,000件以上 / 非公開求人 320,000件以上
求人特徴営業・販売・カスタマーサービス
企画・マーケティング・経営
事務・管理
物流・購買・貿易・店舗開発
コンサルタント
金融専門職
不動産専門職
クリエイティブ
SE・ITエンジニア
エンジニア(設計・生産技術・品質管理)
建築・土木・設備
医療・医薬・化粧品
エリア/地域全国(北海道、東北、宮城県、関東、東京都、中部・東海、愛知県、関西、大阪府、中国・四国、広島、九州・沖縄)
利用料金無料
年収相場年収816万円
(公式サイト経営・戦略・業務・ビジネスコンサルタントの想定年収より)
関連サービスリクナビNEXT
リクルートダイレクトスカウト
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

リクルートエージェント
のおすすめポイント!

リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)のロゴ
  • 国内最大規模の求人数!
  • 採用事情に詳しいキャリアアドバイザーが在籍!
  • アプリなどの便利なツールが充実している!

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M&A業界でおすすめな転職先

M&A業界でおすすめな転職先として、M&A仲介会社・M&Aコンサルティング会社/FAS・投資銀行・PE・VC・事業会社のM&A部門がありますが、ここではそれぞれの特徴や人気な外資・大手の企業を紹介します。

公認会計士に
おすすめな転職先
  • M&A仲介会社
  • M&Aコンサルティング会社・財務系アドバイザリー(FAS)
  • 投資銀行のM&A部門
  • プライベート・エクイティ (PE)
  • ベンチャーキャピタル(VC)
  • 事業会社のM&A部門

M&A仲介会社

M&A仲介会社とは、企業の買収や合併に関与し交渉や取引を仲介する専門家や会社を指します。

国内ではM&A業界の健全な発展と日本経済への貢献を目的に「M&A仲介協会」が設立され、幹事会員としてM&Aキャピタルパートナーズ株式会社・株式会社ストライク・株式会社日本M&Aセンターが参画しています。

M&Aコンサルティング会社・財務系アドバイザリー(FAS)

M&Aコンサルティング会社・財務系アドバイザリーはFAS(Financial Advisory Service)とも呼ばれ、企業のデューデリジェンスや会計・税務・経営のアドバイザリを総合的に支援するコンサルティングサービスを提供します。

投資銀行のM&A部門

外資系投資銀行のM&A担当は、企業の買収や合併のアドバイス、資金調達のサポート、M&Aプロセス全般の管理します。

プライベート・エクイティ (PE)

プライベート・エクイティ(PE)では、企業買収後の経営改善、投資先企業の価値向上、エグジット戦略の策定など長期的な視点で企業価値向上を支援します。

転職先で人気なプライベートエクイティ(PE)

ベンチャーキャピタル(VC)

ベンチャーキャピタル(Venture Capital/VC)はスタートアップへの投資、企業価値の最大化支援、成長戦略のサポートを行います。

事業会社のM&A部門

企業内部のM&Aチームの担当者として、企業買収・合併案件の推敲や事業拡大のための討議判断を行います。

特に大手企業と呼ばれる資金力のある企業において大規模なディールを経験することができます。

M&A業界へ転職を成功させるために知っておきたい基礎知識

M&A業界への転職を成功させるために、事前に知っておくべき基礎知識について説明します。

M&Aの仕事内容とは

M&A(Mergers and Acquisitions|合併と買収)の仕事内容は多岐に渡りますが、主な内容は以下となります。

M&Aの主な仕事内容

  • 調査とターゲット選定
    買収先や売却先となる企業の市場調査や競合調査、関連する市場調査を行い、買収や合併の対象となる企業を選定。
  • 企業評価とデューデリジェンス(DD)
    買収対象企業先の財務状況、業績、資産、負債、法的問題などを評価。このプロセスは「デューデリジェンス(DD)」と呼ばれ詳細な調査を行います。
  • M&A交渉と契約締結
    買収や合併の条件について対象企業と交渉を行います。価格、支払方法、その他の契約条件を決定し、最終的な契約を締結します。
  • 資金調達
    M&Aの資金調達方法を決定します。自己資金、借入金、株式発行など様々な方法があります。
  • 規制対応
    M&Aが法的に適正であることを確認するため、各種の法規制に対応します。独占禁止法や企業統治法などの規制に従う必要があります。
  • 統合プロセス(PMI)
    合併や買収が完了した後両社の統合プロセスを進めます。業務プロセスの統合、従業員の統合、システムの統合などPMIなども含まれます。
  • アドバイザリーサービス
    投資銀行やコンサルティングファームに在籍する場合M&Aに関する専門的なアドバイスを提供することも多くあります。戦略的な助言や評価、交渉のサポートなどが含まれます。

M&A業界に転職するために必要なスキル

M&Aを行うために下記のようなスキルを身につけることが大切です。

M&A業界に転職するために必要なスキル

  • 財務分析スキル
    バランスシート、損益計算書、キャッシュフロー計算書を理解し企業の財務状態を評価できる財務諸表の分析スキルや、ディスカウントキャッシュフロー(DCF)法、比較会社分析、前例取引分析などの評価モデルを使って企業価値を算定するスキル。
  • 会計知識
    GAAP(一般に認められた会計原則)やIFRS(国際財務報告基準)など会計基準に関する知識や、M&Aに伴う税務上の影響を理解し最適な税務戦略を立案する能力。
  • 法律知識
    M&A契約、合併契約、買収契約などの法的文書の理解や、独占禁止法、企業統治法などの法規制に対応する知識。
  • 交渉力
    価格、支払条件、その他の重要な契約条件を取引先と交渉するスキルや、経営陣、取締役会、株主、従業員など、さまざまな利害関係者との調整能力。
  • 戦略的思考
    M&Aが企業戦略にどのように寄与するかを理解し、長期的な視点での判断ができる戦略的思考力。

同時にM&Aコンサルティングへの転職を検討している方は、コンサルタントに必要なスキルも一緒に習得しておきましょう。

M&A業界に転職するために必要な資格

M&A業界に転職するためにおすすめの資格は下記となります。

公認会計士(CPA)財務諸表の作成や監査に関する深い知識を持つため、企業評価やデューデリジェンスに役立ちます。
証券アナリスト(CFA)財務分析、投資管理、ポートフォリオ管理などに関する高度な知識を持ち、企業評価に強いです。
弁護士(JD/LLB)法的文書の作成や交渉に強く、法的リスクの管理に役立ちます。
MBA(経営学修士)経営戦略、財務、マーケティングなど広範なビジネススキルを学び、総合的な視点でM&Aを理解・推進する力を養います。

いずれの資格も難易度の高い資格であるため、転職市場での活用余地や学習時間や合格率、試験の回数などを鑑みて計画的に学習することが大切です。

M&Aコンサルを目指す方はコンサルタントにおすすめな資格を下記記事で整理しているため是非ご覧ください。

年代別のM&A業界の平均年収

厚生労働省が運営するjobtag(職業情報サイト)によると、M&Aマネージャー・M&Aコンサルタント・M&Aアドバイザリーの平均年収(賃金)は780.9万円となっています。

M&A職種の年収は経験や勤務形態、所属する企業により大きく異なりますが、下記に年代別の年収の目安や特徴をご紹介します。

20代平均年収:600万円〜900万円
ジュニアコンサルタント(アドバイザー)として、デューデリジェンスや市場調査、財務分析などの基本業務を担当。上司のの指導のもとで業務を行う。
30代平均年収:900万円〜1,200万円
中堅コンサルタント(アドバイザー)として、プロジェクトマネジメントやクライアント対応の責任を持つ。戦略的なアドバイスを提供し、クライアントとの信頼関係を築く。
40代~50代平均年収:1,200万円〜1,500万円以上
シニアコンサルタントやパートナーとして重要案件のPMやリーダーを務める。企業の戦略的パートナーとして深く関与し長期的な関係構築に寄与する。

M&Aの市場規模

日本M&Aセンターによると2022年日本企業が関連したM&A件数は4,302件となっており年々増加傾向にあると発表しています。(参照記事

また、中小企業庁が調査した中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題によると、2025年までに70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となりうち、半数となる127万人(日本企業全体の1/3)が後継者未定となっており、承継ニーズが今後も高まると予想しています。

中小企業の承継問題(中小企業庁の調査結果)
中小企業庁 中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題より抜粋

事実、事業承継M&A件数推移・事業引継ぎ支援センターの成約実績共に年々増加傾向にあり、M&A業界への注目が高まっていることがわかります。

M&A市場規模(取引件数)
中小企業庁 中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題より抜粋

失敗しないM&A業界に強い転職エージェント・転職サイトの選び方

M&A業界に強い転職エージェント・転職サイトを選ぶ際に失敗しないポイントとしては、「求人数」「転職実績と専門性」「担当カウンセラーとの相性」「サポートの充実度」を見ることが大切です。

厚生労働省によると民営職業紹介事業所数(転職エージェントや転職サイト)は29,856社と発表しており、無数にあるサービスから自分に合う良質な転職サポートサービスを選ぶことは転職成功の近道になります。

1.M&A業界の求人数が多いか?

まずM&Aに強い転職エージェントや転職サイトを選ぶ「M&A業界の求人数が多いか?」を確認することが大切です。

M&A業界で人気の転職先には、M&A仲介会社・M&Aコンサル会社・FAS・投資銀行・PE・VC・事業会社のM&A部門など様々な職種や企業のポジションが存在するため、エージェントが自分の目指す求人を取り扱っているか確認しておきましょう。

一方で、求人数や質は転職エージェントや転職サイトの運営会社によりどうしても強みとする専門性が偏ってしまうリスクもあるため、回避策としては「転職エージェントに複数登録する」ことがおすすめです。

転職エージェントに複数登録した場合と1つだけ登録した場合の違い

転職エージェントの平均登録数は3社~5社ほどであるため、時間がある限り多くのエージェントに会ってみることをおすすめします。転職エージェントのほとんどは無料利用できるため、登録しない方が損だと思っても過言ではありません。

2.M&A業界の転職市場の実績や専門性はあるか?

M&A業界への転職を成功させるために、転職エージェント・転職サイトを選ぶ際には「M&A業界の転職市場への実績や専門性があるか?」を見極めることも大切です。

転職エージェントには幅広い業界を扱う「業界総合型エージェント」と、特定の専門業界に特化した「業界特化型エージェント」の2種類に分かれます。

例として下記はコンサル特化型転職エージェントの特徴を図示したものです。

コンサル業界特化型専門転職エージェントと業界総合型転職エージェントの違い

例として、コンサルティング業界に転職を目指す際は、戦略コンサル・ITコンサル・経営コンサル・財務コンサルなど「狭いけど深い知見」を持つ転職エージェントの方が、企業研究や面接対策も業界特有の性質を踏まえながら対策できるためおすすめです。

そのためM&A業界への転職を目指す場合は、業界特化型の転職エージェントには必ず登録しておき、並行して他業界への視野を広げるために総合型転職エージェントに登録する両輪型の使い分けがおすすめです。

3.担当カウンセラーとの相性は良いか?

M&Aに強い転職エージェントを選ぶ際は、担当するキャリアカウンセラーの質や相性を確かめることも大切です。

M&A業界への転職は高額年収を狙えることからも人気の転職市場であり、求職者も優秀層が多く競争率(倍率)が高く転職難易度は非常に高い傾向があります。

そのため、徹底した業界研究・企業研究を行い精度の高い職務経歴書や面接対策を行うことが成功へのカギになります。そうした中で、転職エージェントに在籍するキャリアカウンセラーは業界の実務経験者も多く、徹底した志望動機・企業研究・面接対策をすることができるのです。

4.職務経歴書や面接対策のサポートは充実しているか?

M&A業界に強い転職エージェントのサービス内容に「職務経歴書や面接対策のサポートが充実しているか?」も確認しておきましょう。

下図は一般的なM&A業界の転職の採用・審査プロセスになります。

コンサル業界への転職準備のプロセスと流れ

ご覧のように内定を獲得するためには、「自己分析」「求人検索」「レジュメ(職務経歴書)作成」「書類審査」「筆記試験」「面接」「条件交渉」と長い道のりが待っています。

これらをたった一人で対策することは極めて難しく、業界に精通し何十名も対策を支援した経験を持つ転職エージェントのサポートに頼ることで精度を高めることができます。

【体験談】M&A業界に強い転職エージェント・サイトを使うメリット

M&A業界に強い転職エージェント・転職サイトを利用するメリットを実際の体験談をもとに紹介します。

1. 業界研究・企業研究が効率的にできる

M&A業界に強い転職エージェントを利用するメリットとして、効率的かつ効果的に企業や業界研究ができる点にあります。

体験者コメント

【M&A業界転職エージェント利用者の声】
M&A業界の転職先にはM&A仲介会社やFAS、外資金融などがありますが、いずれも業界初心者の場合、業界や企業研究をすることが簡単ではありません。
その際に、企業文化や採用したい求める人材像などリアルな特徴や違いを知っているのが公認会計転職に強い転職エージェントになります。

2. レジュメ添削・面接対策ができる

M&A業界に強い転職エージェントを使うメリットとして、M&A業界特有のレジュメの添削や面接対策ができる点にあります。

体験者コメント

【M&A業界転職エージェント利用者の声】
転職活動が初めてだったのですが最初に躓いたのが「レジュメ作成」と「面接対策」です。新卒の就職活動では学校のキャリアセンターなどで対策ができたのですが、社会人になると周りに頼れる人も少なく独りよがりになりがちですが、転職エージェントに登録したことで無料でカウンセラーのサポートを受けることができました。

3. 自分の市場価値を検証できる

M&A業界専門の転職エージェントを使うことで、自分の市場価値をプロの目線からフィードバックしてもらえる点はメリットと言えます。

体験者コメント

【M&A業界転職エージェント利用者の声】
転職エージェントを使うメリットとして、自分の市場価値を検証できる点にあります。ひとりで転職活動をすると自分の市場価値がわからず背伸びした転職先を選びがちです。そのため、時には冷静に「あなたはこの会社には行ける確率は少ない」と明確に市場価値を判断した客観的なアドバイスが重要になることがあります。そうした際に、専門性の高い転職エージェントの担当カウンセラーから客観的アドバイスを受けられる点は非常にいいと思います。

【体験談】M&A業界に強い転職エージェント・サイトを使うデメリットや注意点

M&A業界に強い転職エージェントを利用する際のデメリットや注意点を紹介します。

M&A業界に強い転職エージェント
を使うデメリット

未経験者は求人が紹介されない場合がある

M&Aポジションの転職はハイクラスな仕事が求められる転職市場であるため、実務経験がないなどの未経験者は転職エージェントに登録しても求人を紹介してもらえない場合があります。

体験者コメント

【M&A転職エージェントの利用者の声】
M&Aポジションの転職は高度な専門性や実務経験が求められるため未経験者には求人が紹介されませんね。まずは最低限のスキルや経験を身につけたうえで転職活動することをおすすめします。

転職活動を急かされる場合がある

M&Aに強い転職エージェントを利用すると担当カウンセラーが専属でつくのですが、担当者によっては転職活動を急かされてしまうリスクがあるため注意が必要です。

体験者コメント

【M&A転職エージェントの利用者の声】
転職活動中に現職から高待遇のポジション移動の話があり途中で転職活動の優先度を下げました。しかし、それまでサポート頂いていたカウンセラーが「まずは転職してみたらどうか」と執拗になるようになり、転職エージェントはあくまで採用の営業数字を上げることが本当の目的なのだとその時悲しくなりましたね。

M&A業界専門の転職エージェント・サイトを利用する流れ

転職エージェントを利用する流れ

M&A業界に強い転職エージェントを利用する流れを紹介します。

STEP

転職エージェントに登録する

まずは転職エージェントに登録することから始まります。

気にいった転職エージェントを2~3社選定し、まずはWebサイトから無料登録を行いましょう。

下図のように、転職エージェントに1社登録するよりも、複数登録することで複数の幅広い分野から求人を選べるメリットがあるのでおすすめです。

転職エージェントに複数登録した場合と1つだけ登録した場合の違い
STEP

担当者とキャリア面談をする

転職エージェントに登録した後は、エージェント会社に所属するキャリアカウンセラーの担当者とキャリア面談をしましょう。

キャリア面談では主に下記のような話を行い、求職者の条件に見合う案件の紹介をしてくれます。

  • これまでの職務経歴・学歴
  • 保有するスキル・経験
  • 転職の条件(転職時期・希望年収・希望職種)
  • おすすめの求人の紹介

ポイントとしては、カウンセラーが状況を的確に理解するために事前に職務経歴書を送り希望転職条件を明確に伝えることが大切です。曖昧にすればするほど、双方のコミュニケーションロスが発生しますのでしっかりと準備をしておきましょう。

尚、「転職サイト」はエージェント型ではないため、サイト登録してもキャリア面談などがないことの方が多いため、対人での面談を希望の方は「転職エージェント」への登録がおすすめです。

STEP

求人を紹介してもらう

キャリアカウンセリングが終わると転職求人を紹介してもらえるため、気になる求人に応募してみましょう。

注意点としては、求人を幅広く見すぎて本来集中すべき第一志望軍(Tier1)への集中が出来なくなってしまう点があります。

求人応募の際のコツとしては、「選択と集中」にあり、下表のようにTier1/2/3と優先順位をつけながら段階的に対策していくことがポイントです。

優先度位置づけ目安
Tier1志望度が最も高い企業群
書類応募はTier2などで書類の通過精度が高まった状態で提出がベスト。
5社
Tier2志望度が2番目に高い企業群
Tier1に類似する企業や業界となる企業群。
10~15社
Tier3予備軍。本志望の業界ではなく少し傾向が異なる異業種。
視野を広げるために転職余地として候補にしておく。
数社
STEP

書類選考・面接実施

気になる案件に応募した後は書類選考・面接実施を行います。

一般的な転職の審査フローは下記となります。

  • 求人応募(書類応募)
  • 書類審査
  • (場合により)Webテスト
  • 面接審査
  • 最終面接審査

面接回数は求職者や採用企業により異なりますが、一般的には2~3回のところが多くあります。

書類選考で通過率が低い場合は職務経歴書の添削や面接対策を行っていくことが大切です。

STEP

内定・条件交渉

面接に合格すると正式に採用企業から内定(オファー)を受け取ります。

内定とは正式な手続き前に内々には決まっていることを伝達することを意味するため、その後、採用条件(入社時期・年収・報酬形態・勤務内容・職位・職種)などを鑑みて最終決断をします。

特に、年収交渉は求職者個人が採用企業に対し交渉することは難易度も高く気を使ってストレスもかかってしまうことから、転職エージェントが仲介に立ちトラブルがないように交渉を代理してくれます。

M&A業界に強い転職エージェントに関するよくある質問

おすすめのM&A専門の転職エージェント・転職サイトTop3は?

おすすめの公認会計士向け転職エージェント・転職サイトTop3は下記になります。

\M&A業界に強い転職エージェント3選/

ヤマトヒューマンキャピタルのロゴ

経営×ファイナンス領域の転職支援実績No1の実績を持ち、M&A・PEファンド・VC・事業再生/実行支援コンサルなどM&A関連の求人を多く保有。
コトラ(KOTORA)

20年以上の老舗。M&Aに関する外資金融・ブティック型投資銀行、ファンド運営会社、コンサル会社など270,00件以上求人を保有。
ヒュープロ

士業・管理部門に特化した転職エージェント。業界求人掲載数No1であり、業界特化型事務所・BIG4・プライム上場企業の求人など多数掲載。

転職エージェントと転職サイトの違いは?

転職エージェントと転職サイトの違いは転職活動における接触点が「人」であるか「Web」であるかが異なります。

転職エージェントに登録することで専任のキャリアコンサルタントが付き、求人紹介、応募書類の添削、面接対策などのサポートを行います。

対して、転職サイトに登録するとWebサイト上の求人情報を検索でき、自分で求人を探して応募します。転職エージェントのような人によるサポートはほとんどありません。

転職エージェントの費用は?無料で使えるはなぜか?

多くの転職エージェントや転職サイトの費用は無料で利用できます。

転職エージェントや転職サイトの収益発生点としては、企業が求職者を採用した際に人材紹介料を獲得します。そのため、転職支援に発生する費用は企業から転職エージェント企業への支払いのみであり、求職者である個人には費用は一切発生しません。

一方で、昨今では一部スカウト型の転職サイトでは有料になるケースがあります。

未経験からM&Aの仕事ができるか?

未経験からM&Aに関する仕事を始めることは可能です。

ただし、M&A(Mergers and Acquisitions、企業の合併・買収)という分野は非常に専門的で複雑なため、一定の知識やスキルが求められます。そのため、基本的な知識の習得や資格取得、業界経験を積むなど計画的なキャリアパスを踏むことが大切です。

M&A業界からのハイクラスなキャリアパスは?

M&A業界での経験は転職市場での評価が高く様々なキャリアパスが考えられます。以下は、M&A業界から考えられるハイクラスなキャリアパスの例です。

  • 投資銀行のエグゼクティブ
  • プライベートエクイティ
  • コンサルティング
  • ベンチャーキャピタル
  • 起業
  • 経営幹部

まとめ

最後にまとめです。

M&Aに強い転職エージェント・転職サイトのおすすめランキングTOP3を一覧形式で振り返っていきましょう。

\M&A業界に強い転職エージェント3選/

ヤマトヒューマンキャピタルのロゴ

経営×ファイナンス領域の転職支援実績No1の実績を持ち、M&A・PEファンド・VC・事業再生/実行支援コンサルなどM&A関連の求人を多く保有。
コトラ(KOTORA)

20年以上の老舗。M&Aに関する外資金融・ブティック型投資銀行、ファンド運営会社、コンサル会社など270,00件以上求人を保有。
ヒュープロ

士業・管理部門に特化した転職エージェント。業界求人掲載数No1であり、業界特化型事務所・BIG4・プライム上場企業の求人など多数掲載。

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