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SAPフリーランスの年収・案件獲得や独立方法を解説【独立完全ガイド】

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SAPフリーランスの年収・案件獲得や独立方法を解説【独立完全ガイド】
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SAPフリーランスとは、SAP ERPに関するIT戦略・ERP選定・要件定義・設計開発・テスト・運用保守の導入を支援するフリーランスコンサルタントの職種であり、正社員よりも年収アップする人が多く最近注目されている働き方になります。

内閣府の調査によるとフリーランス国内人口規模は341万人と年々増加にあります。さらには、2023年5月、厚生労働省がフリーランスの働き方を守る目的として「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス新法)」が公布されフリーランスは今やハイクラスキャリアの選択肢の一つとなりました。

一方で、正社員SAPコンサルタントからフリーランスに独立すると、案件獲得を自分でしなければいけず収入が不安定になってしまうなどのリスクも存在することから、独立に不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、SAPフリーランスへの独立を検討中の方向けに、フリーランスコンサルタント業界を熟知しSAPの専門性を持つ筆者が「SAPフリーランスの年収・案件獲得・独立ステップ」を徹底解説していきます。

▼SAPフリーランスは案件獲得が不安定になる!?

SAPフリーランスとして独立し、すべてを一人でやとうとすると仕事獲得が不安定になることに最も悩みます。その際に、おすすめなのがフリーコンサルマッチングエージェントです。エージェントを使うことで安定的な報酬を受け取ることができるため気になる方は下記記事もご一緒にご覧ください。

フリーランスエージェントを使わない方がいいのか?

▼SAP・ERPのトップコンサル集団

コンサルフリー
consulfree

は即戦力のフリーランスが集まるSAP・ERPコンサル集団です。ERP・基幹システム刷新、IT戦略、要件定義、設計/開発、テスト、データ移行、運用保守などSAP(FI/CO/SD/PP/MM)のモジュールコンサル・ABAP開発エンジニアリングなどに特化しており、外資/内資コンサル・ITベンダー・SE出身者が多数在籍しています。

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相馬秀幸(株式会社SowLab)

監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役


大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。製造・電子・通信・放送・広告/メディア・エンタメ業界を中心に、経営戦略、新規事業開発、M&A、組織人事戦略、マーケティング・営業戦略、次世代マスメディア戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。

株式会社ソウラボ

執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局


コンサルフリーマガジンは株式会社SowLabが運営する日本最大級のコンサル情報メディアです。SowLabは新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門とするコンサル会社であり、コンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、メディアコミュニケーション事業(コンサルフリーマガジン広告メディアパートナープログラム)を展開しています。
>>お問い合わせはこちら

目次

SAPフリーランスコンサルタントとは

SAPフリーランスコンサルタントとは、SAP ERP導入を専門とするフリーランスコンサルタントの仕事です。

SAPフリーランスコンサルタントを正しく理解する上で「SAPコンサルタント」と「フリーランスコンサルタント」という働き方を知っておきましょう。

SAPコンサルタントとは

SAPコンサルタントとは、SAP社が提供するERPシステムの導入を専門とするコンサルティングの職種です。

SAP ERPは世界のERP業界No1のシェアを誇るSAP社(本国:ドイツ)のERPパッケージであり、インメモリーデータベースによる膨大なデータの高速処理が可能なSAP HANAを提供しており、世界40,000社が導入しています。

SAPコンサルタントの働き方の種類として下記の種類があります。

▼コンサルタントの働き方の種類

SAPコンサルタント市場での多くはコンサルティングファーム在籍型のコンサルタントであり、アビームコンサルティングやアクセンチュア、IBM、デロイトトーマツコンサルティングなどのIT系・総合系コンサルティングファームが有名企業となります。

フリーランスコンサルタントとは

フリーランスコンサルタントとは、組織や企業に属さず独立した個人でSAPコンサルティングサービスを提供するフリーランスの働き方です。

正社員コンサルとフリーランスコンサルタントの違い

正社員SAPコンサルタントは、雇用企業と報酬・労働環境・作業期間を約束し雇用を守られますが働き方の自由度が低くなってしまうのに対し、フリーランスコンサルタントは、プロジェクト案件ベースで仕事を業務委託契約の形態で受注するため自由度が高いメリットがあります。

近年では、厚生労働省による「働き方改革関連法」や、経済産業省の「ダイバーシティ経営の推進」をを皮切りに、人材の多様化やリモートワークの推進などにより従来の枠組みに捉われないキャリアパスが着目されています。

中でも、ビジネス上で立場が弱いとされていたフリーランス(個人事業主・副業・複業者・ひとり社長)を守る政策である「フリーランス保護新法(通称)」を2023年4月に政府が可決したことから、フリーランス人材の増加は更に加速しています。

フリーランスコンサルタントの増加の背景

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SAPフリーランスの仕事内容

SAPフリーランスの仕事内容はスキル・専門性に応じ「プロジェクトマネージャー・開発PM」「モジュールコンサルタント」「システム導入PMO」の3種類に分かれます。

プロジェクトマネージャー・開発PM

SAPフリーランスでマネジメントレベルのスキルを持つ方は「プロジェクトマネージャー(PM)」や「開発PM」の仕事を行います。

SAP ERPは大規模システムであるため、プロジェクト期間は1年~3年などの長期が多く、プロジェクトメンバー数も数百名を超す場合もあります。

PMポジションではプロジェクトの工程管理・スケジュール管理・課題管理・変更管理・リスク管理・ベンター管理など、プロジェクトが円滑に進むようにプロジェクトをリードする役割を持ちます。

SAPプロジェクトマネージャー(PM)は、SAPフリーランスの職種でも最も報酬が高くなりますが、SAP導入においてIT戦略・要件定義・基本設計・詳細設計/開発・テスト・データ移行・リリース・運用保守の一連の流れを熟知した経験や専門性が求められる高度な仕事になります。

システム導入のアプローチとステップ

モジュールコンサルタント

SAPフリーランスで最も需要が多いのがモジュールコンサルタントです。

SAPには各業務領域の単位を「モジュール」といっており、下記のようなモジュールが存在します。

SAP ERPのモジュール
略称SAPモジュール名称
FI財務会計(FInancial Accounting)
CO管理会計(Controling)
PSプロジェクトシステム(Project System)
SD販売管理(Sales and Distribution)
MM購買/在庫管理(Material Management)
PP生産計画/管理(Production Planning and Control)
QM品質管理(Quality Management)
PMプラントメンテナンス(Plant Maintenance)
HR人事管理(Human Resources)

SAPフリーランスで特に多い案件としては、FI(財務会計)、CO(管理会計)、SD(販売管理)、MM(在庫購買管理)、PP(生産計画管理)などがあり、いずれかのモジュール領域の業務設計やシステム要件定義、パラメーター設定・追加開発(ABAP開発)などをメインに行います。

モジュールコンサルタントは、各モジュールの設定や開発がメインになるため、SAP認定コンサルタント資格を有し特定領域での実務経験が必須になってくる仕事になります。

SAPシステム導入PMO

SAPフリーランスの経験を幅広く積むと、システム導入PMOの仕事を受託することもできます。

PMOとはProject Management Officeの略称であり、プロジェクトの成功のために日々の進捗・課題管理や成果物管理を行います。

SAP導入におけるPMOでは、RICEF(ライセフ)と呼ばれる開発オブジェクトごとの開発成果物管理が求められるため、一定のSAP導入の経験が必須になります。

間違った誤解として、「PMO=進捗課題管理をするだけ」と思われるフリーランスも多いですが、昨今では、パッケージの知識や開発工程を知らない人はPMOロールで十分なパフォーマンスが発揮が期待できないとされており、専門知識を持つ柔軟性の高いスキルが求められる仕事であることを理解しておきましょう。

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SAPフリーランスが注目される3つの背景と理由

SAPフリーランスコンサルタントが注目される背景には「クラウド型のSaaSシフトとDXの加速」「SAP2027年問題によりERP刷新が行われている」「IT人材不足」の3つの理由があります。

1. クラウド型のSaaSシフトとDXの加速

世界のERPソフトウェア市場規模は2022年に547億6,000万ドル(米)とされ、2023年から2030年にかけてCAGR11%に拡大すると推測されています。

急拡大の背景としては、モバイル・クラウドアプリケーションの進化があります。

調査会社ITRの「ERP市場2023」のレポートによると、ERPのSaaS・パッケージ(IaaS)・パッケージ(オンプレミス)の中でも、クラウドシフトを意味するSaaSはCAGR(2021年~2026年)20.5%増と急成長をしていることがわかります。

ITRERPマーケットの製品群別シェア推移レポート

更に、日本国内においては、企業の国際競争力を高めることを目的に、経済産業省が取り組むDX推進への強化などもERPに更に注目が集まる後押しをしていると考えられます。

日本ではDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させるために、デジタルガバナンス・コードに沿ったDX銘柄(上場企業)、DX Selection(中堅・中小企業など)、DX認定(すべての事業者)などの施策を掲げており、企業の経営者はDXに全社的に取り組むようになりました。

経済産業省のDX推進の取り組み事例

2. SAP2027年(2025年)問題によりERP刷新が行われている

SAP2027年問題とは、SAP ERP製品である「SAP ERP6.0」または同梱される「SAP Business Suite」の標準サポートが2027年に終了し多くの企業がERP刷新・データ移行に奔走する問題を呼称したものです。

当時標準サポートの期限は2025年末と言われていたことから「SAP 2025年問題」と呼ばれていましたが、2027年にサポート延長をしたことから現在では2027年問題とされています。

そのため、既にSAP ERPを導入している企業は、サポートなしでSAPを使い続けるか、他システムへの移行するか、SAPの新システムにアップグレードするかなど選択を余儀なくされ経営陣やIT担当者は大掛かりなIT改革をしていることから再ブームが到来しています。

3. SAPコンサル・IT人材が慢性的に不足している

SAP導入ではSAPに精通した経験者が必要になるのですが、一方で「そもそもSAP人材が不足している」という課題が顕在化していることも注目の背景にあります。

経済産業省が調査した「IT人材育成の状況等について」では、2030年には高位シナリオで約79万人、中位シナリオで約59万人のIT人材が不足すると言われています。

経済産業省レポート、IT人材不足の推測

更には、「SAP 2027年問題」にもあったように現在は多くの企業でSAP ERP刷新がブームになっていることから、各コンサル会社・ITベンダーでも慢性的なSAP人材不足になっているのです。

そのため、早期に優秀なSAP人材を獲得する、または社内でSAP人材を育成・教育していくことが企業には求められています。

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SAPフリーランスの年収相場

フリーランスコンサルタント年収実態調査

SAPフリーランスコンサルタントの年収相場は1,210万円~1,705万円となります。(コンサルフリー年収実態調査より)

SAPコンサルの正社員とフリーランスの年収比較

コンサルティング会社に所属する正社員のSAPコンサルタントと、フリーランスのSAPコンサルタントの年収を比較すると、約1.1倍~1.6倍年収が増加すると言われています。

下記は、正社員とフリーランスの年収を比較したグラフになります。

フリーランスコンサルタント年収実態調査(職位別年収一覧表)
スクロールできます
年収月収
中央値最小最大中央値最小最大
コンサルタント770万円550万円990万円70万円50万円90万円
シニアコンサルタント1210万円990万円1430万円110万円90万円130万円
マネージャー1705万円1430万円1980万円155万円130万円180万円
シニアマネージャー2365万円1980万円2750万円215万円180万円250万円
パートナー3575万円2750万円4400万円325万円250万円400万円
年収実態調査より

正社員よりもフリーランスの方が年収が高くなる仕組みには下記3つがります。

  • 会社が得ていたコンサルフィー(報酬)を個人で直接受け取ることができる
  • フリーランスの場合は、売上=年収ではなく、売上-経費(所得)=年収になるため、必要経費分で税金控除できる
  • フリーランスの場合、価格設定を柔軟に変更でき青天井的に稼ぐことができる

SAPフリーランスの役職別の年収比較

SAPフリーランスの年収や月額単価は、案件参画する職位にもより異なります。

下記は職位(ランク)別にフリーランスコンサルタントの年収の中央値・最大値・最小値を比較した表になります。

職位別の正社員とフリーランスコンサルタントの年収の違い

職位別の正社員コンサルと
フリーコンサルの年収比較一覧表

(週5日稼働×12カ月の場合)

スクロールできます
正社員コンサルフリーランスコンサル増減率(倍)
中央値最小最大中央値最小最大中央値最小最大
コンサルタント600万円500万円700万円770万円550万円990万円1.31.11.4
シニアコンサルタント800万円700万円900万円1210万円990万円1430万円1.51.41.6
マネージャー1150万円900万円1400万円1705万円1430万円1980万円1.51.61.4
シニアマネージャー1700万円1400万円2000万円2365万円1980万円2750万円1.41.41.4
パートナー2500万円2000万円3000万円3575万円2750万円4400万円1.41.41.5
年収実態調査より

上表は一般市場の相場になりますが、昨今ではDXが活況×SAP2027年問題による慢性的な人材不足から、SAP人材の単価は高騰しています。

当メディアを運営する株式会社SowLabが提供するSAPフリーランスに特化した案件紹介サービス「」では、SAP案件の平均単価は200万円となっており、最小値150万円~最高値300万円となっており、登録者のほとんどが年収2,000万円越えとなります。

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SAPフリーランスになってみた体験談

実際にSAPフリーランスに独立した方の体験談を「成功した人」「失敗した人」の両面から見てみましょう。※本体験談は当社で関与する案件参画者の感想をもとに個人情報や一部表現をマスクして掲載しています。

【成功体験】正社員時代より年収が2倍増加した

SAPフリーランスに独立した体験談

フリーランス

正社員のSAPコンサル時代は年収1,000万円でしたが、独立後の年収は約2,000万円となりました。SAPは最近需要も高く開発PMやモジュールコンサルができる人材はいるようでいないため、希少性が高く高報酬を得ることができることを実感しています。(フリーランス:男性30代)

【成功体験】自分の専門領域の仕事が選びやすい

SAPフリーランスに独立した体験談

フリーランス

SAP ERPはFI/CI/SD/MM/PP/ABAP/BASIS/SACなど多種にわたる専門性が必要となりキャリア転換がしやすいため生業にしています。一方で正社員の場合は、一つの案件で長期間のことが多いため、モジュールを選びチャンレジしていくことが難しい場面が多くありましたが、フリーランスの場合は案件が終わるごとに自分が好きなように仕事を選ぶことができ満足しています。(フリーランス:女性40代)

【成功体験】1年越えの長期案件が多く収入が安定する

SAPフリーランスに独立した体験談

フリーランス

フリーランスになってから一番怖いことは「案件が途絶えてしまうこと」です。フリーランスで案件がない=売上0円を意味するため、一番回避したいのですが、戦略系の場合単発が多いのに対し、SAP案件は短くても6カ月長くて数年のものが多いため、安定的な収入を得ることができる点が魅力です。

【失敗体験】実務経験がないと受注しない

SAPフリーランスに独立した体験談

フリーランス

SAPの案件は高単価かつ安定的であることから人気が高く案件獲得に挑戦したのですが、「SAP未経験」の場合、受注確率が低い課題に直面しています。案件応募する人はSAP経験者が多いため、SAPへのシフトをフリーランスの立場から行うことは非常に苦労しています。(フリーランス:20代男性)

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高年収SAPフリーランスになるために必要な4つのスキル・経験

SAPフリーランスとして年収2,000万円、年収3,000万円などの高年収の大台に乗るために必要なスキルを紹介します。

SAPフリーランスに必要なスキル
  • SAP認定コンサルタント資格の保有
  • FI・CO・SD・MM・PMなどの業務知識
  • SAP要件定義・設計/開発・テスト・運用保守の一連の経験
  • グローバルプロジェクト推進の英語能力

1. SAP認定コンサルタント資格

SAP認定コンサルタント資格はSAP社(本国:ドイツ)が公式に運営するSAP認定試験(SAP Certification)に合格した人が持つライセンスであり、SAPシステムに関する導入や設計開発、運用保守に関する知識や技術力を証明することに役立ちます。

SAP社の公式サイトではSAP資格を保有することの狙いを下記のように記しています。

Benefits of validated skills

  • Gain a highly recognized, on-demand accreditation of excellence
  • Differentiate yourself in a crowded market
  • Execute tasks with confidence and skills
  • Attain higher wages and billable rates with a highly valued credential
SAP 公式サイトより

SAP資格を取得することで、「対外的なSAP知見への評価」「労働市場での差別化」「業務パフォーマンスの向上」「給与報酬の向上」に寄与するため、社内での昇格・転職・案件獲得において有利に働くと言えます。

SAP認定コンサルタントには「アプリケーションコンサルタント」「ディベロップメントコンサルタント」「テクノロジーコンサルタント」の3種類があり、初心者の方はまずアプリケーションコンサルタントの資格取得を目指しましょう。

SAP社は「SAP認定資格取得数(SAP公式)」を集計した下記のようなデータを公表しており、資格別割合や会社別の資格取得者数を公開しています。

SAP認定資格取得者数

SAP認定資格(ライセンス)の人気ランキング

SAP認定資格取得者数では、SAP S/4 HANAが約45%以上を占め、次いでSAP S/4 HANA cloud、SAP CP、System Admin(HANA DB)、SAP HANAなどになります。

2. FI・CO・SD・MM・PMなどの業務知識

SAP ERPは統合基幹業務システムであり、業務の効率化を目的としているため、SAPパッケージの知見だけでなく、業務に対する知見も必須になります。

下記は一例として、SAP FI・CO・SD・PP・MM・HRの役割と機能です。

SAP FI(財務会計)

モジュール名財務会計(FInancial Accounting)
略称FI
主な役割/機能社外向け財務諸表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー)の作成
サブモジュールとして下記がある。
・総勘定元帳(FI-GL)
・債権管理(FI-AR)
・債務管理(FI-AR)
・固定資産会計(FI-AA)
関連性の強いモジュール管理会計(CO)、販売管理(SD)、購買/在庫管理(MM)、生産計画/管理(PP)

SAP CO(管理会計)

モジュール名管理会計(Controling)
略称CO
主な役割/機能実績伝票の作成
計画伝票の作成
実績データ・計画データの比較
貢献利益管理の作成

サブモジュールとして下記がある。
・原価要素会計(CO-OM-CEL)
・原価センタ会計(CO-OM-CCA)
・活動基準原価計算(CO-OM-ABC)
・内部指図(CO-OM-OPA)
・製品原価管理(CO-PC)
・収益性分析(CO-PA)
・利益センタ会計(EC-PCA)
関連性の強いモジュール財務会計(FI)、販売管理(SD)、購買/在庫管理(MM)、生産計画/管理(PP)

SAP SD(販売管理)

モジュール名販売管理(Sales and Distribution)
略称SD
主な役割/機能販売伝票から出荷伝票・請求伝票を処理する機能
販売伝票の処理
得意先引合/得意先見積
受注・部分受注(SD-SLS-PL)
即主な受注伝票
分納契約(登録・変更・紹介・完了)
得意先基本契約
クレーム
バックオーダー処理、など
関連性の強いモジュール財務会計(FI)、管理会計(CO)、販売管理(SD)、購買/在庫管理(MM)、生産計画/管理(PP)

SAP MM(在庫購買管理)

モジュール名購買管理・在庫管理(Material Management)
略称MM
主な役割/機能明細に対する勘定設定の指定
品目マスタに登録されている品目の発注
品目マスタに登録されていない品目の葉中
製造者製品コードに対する品目の発注、など
関連性の強いモジュール財務会計(FI)、販売管理(SD)、生産計画/管理(PP)

SAP PP(生産計画管理)

モジュール名生産計画・管理(Production Planning and Control)
略称PP
主な役割/機能生産計画
製造指図
製造実績
関連性の強いモジュール販売管理(SD)、在庫・購買管理(MM)

SAP HR(人事給与管理)

モジュール名人事管理(Human Resource)
SAP Succes Factors
略称HR
主な役割/機能人事管理
福利厚生管理
勤怠管理
給与計算
タレントマネジメント
ヒューマンエクスペリエンス管理
関連性の強いモジュール財務会計(FI)、管理会計(CO)

3. SAPシステム導入の実務経験

SAPコンサルタントはSAP公式のSAP認証コンサルタント資格というものがあり、約100種類にも及ぶ資格から自分の好きな資格を受験することができます。

一方で、SAP資格を取得しているコンサルタントは数多く存在するため、実際には「資格だけでなく実務経験」がプロジェクト参画時に求められるのが一般的です。

デロイトトーマツコンサルティング合同会社が行った企業と個人を対象にDX(デジタル・トランスフォーメーション)時代の人材育成の実態と課題を探った「デジタル人材育成に関する実態調査2023~人的資本経営時代に取り組むべきリスキリングとは~」の調査結果では、DX推進企業の一番の課題は「実務機会の提供」となっており、実務経験を積むことができない人が多くいることがわかります。

デロイトレポート「デジタル人材育成に関する実態調査2023~人的資本経営時代に取り組むべきリスキリングとは~」
デジタル人材育成に関する実態調査2023~人的資本経営時代に取り組むべきリスキリングとは~

DX先行企業においては、「実践機会の提供(53%)」や「人事制度(47%)」といった「育成・研修」後の施策についての課題認識が高くなっています。特に、「実践機会の提供」においては、DX先行企業の多くは実施率が71%と既に着手している一方で、依然、課題を抱えている企業も多いことが明らかになりました。

デロイト:デジタル人材育成に関する実態調査2023

4. グローバルプロジェクト管理の英語能力

高収入のSAPフリーランスになるためにグローバルプロジェクトをデリバリーする「英語能力」は大きな差別化要因になります。

SAP ERPは世界シェアNo1でありますが、システム導入費用も高く潤沢な資金を持っているグローバルに展開する日系企業や外資系企業が多く採用するシステムです。

そのため、海外地域を跨ぐ拠点間の統合基幹システムを構築することも多く、米国・欧州・アジア拠点との共同プロジェクトになるため、読み書きおよび会議のファシリテーションなどの高い英語能力を持つ方は希少性が高くなります。

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SAPフリーランスになる3つのメリット

正社員SAPコンサルタントからフリーランスに独立するメリットを紹介します。

SAPフリーランスになるメリット
  • 正社員から年収アップできる
  • 自由に作業場所や時間を選択できる
  • 組織に縛られず自分の専門性を高めることができる

1. 正社員から年収アップできる

フリーランスコンサルタントに独立する最大のメリットは正社員よりも年収アップが期待できる点にあります。

フリーランスコンサルタント年収実態調査」では会社員年収の1.1倍~1.6倍は上昇すると感じた人が多いため、報酬が高くなる点は独立のモチベーションアップにもつながります。

職位別の正社員とフリーランスコンサルタントの年収の違い

2. 自由に作業場所や時間を選択できる

フリーランスの場合、自分の好きな労働時間を作業場所を選択し案件ごとに案件獲得をするため、好きな時に好きなだけ時間を決めて働く事ができるのもメリットです。

フリーランスコンサルタントは「稼働率」という週1日、2日、3日、4日、5日などの柔軟な時間を選択することができます。

フリーランスコンサルタントの稼働率とは

例えば、育児との両立をされたい方の場合、週3回だけ稼働し週2回は育児に専念したり、起業を考えている人は生活資金を貯めながらも起業の準備をすることができます。

また、昨今ではテレワーク関係府省連絡会議として総務省(ICT活用による社会変革実現)、厚生労働省(多様な働き方の実現)、経済産業省(企業価値向上)、国土交通省(都市部への過度の集中解消と地域活性化)などの取り組みから、リモートワークが増えてきたことからフリーランスの働き方も多様になっています。

下図はフリーランスの働き方を図示したものですが、「常駐」「半常駐」「在宅・リモートワーク」と大きく3種類の働き方から仕事を探すことができます。

フリーランスコンサルタントの働き方の種類(常駐・在宅リモートワーク)

つまりは、フリーランスは会社の規定の縛りのないフリーランスの自由度は時間・場所・労働環境など自分で好みのカスタマイズができる仕事と言えるでしょう。

3. 組織に縛られず自分の専門性を高めることができる

フリーランスコンサルタントは自分の専門性を組織に縛られず高めることができます。

コンサルタントの年俸や報酬が決まる仕組みは「需要と供給のバランス」であり、需要が高く供給側が低くなると単価が高騰します。

フリーランスコンサルタントの単価が決まる仕組み

そのため「高年収コンサルタント」になるためには、世の中のトレンドや課題・ニーズを捉えながら、どの専門性を極めていくかキャリアチェンジをすることがとても重要です。

一方で、コンサルティングファームなどの組織に在籍する場合は、在籍する組織やチームが持つ案件内での制約が生まれてしまうことから、大胆なキャリアチェンジなどができない課題があります。

一方でフリーランスの場合は、下図のようにクライアントや業界を基軸にする「業界の専門家」と、経営戦略や組織人事・ITなどの案件テーマを基軸にする「領域の専門家」のマトリックス上に存在する案件を幅広く組織の枠組みをなくし仕事獲得ができる点はメリットと言えるでしょう。

コンサルタントの2つの働き方のタイプ

▼コンサルタントとして起業する方法

フリーランスコンサルタントはメリットも多く、コンサルタント業の起業は開業費用がかからず始めやすく、元コンサルティングファーム出身者や中小企業診断士や特定領域の専門家は、正社員から独立開業をして起業に成功する方も多くいます。一方で、起業の手順などを理解し計画的な準備をしていくことが大切であるため、下記記事も同時にご覧ください。

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SAPフリーランスになる3つのデメリットと注意点

SAPフリーランスになるメリットは沢山ありますが、一方でデメリットもあるため注意が必要です。

SAPフリーランスになる
デメリットと注意点
  1. 収入が不安定になるリスクがある
  2. 自身の専門性や経験に依存した事業になる
  3. 自分自身で案件獲得の営業をしなければいけない

1. 収入が不安定になるリスクがある

コンサルタントの起業は収入が安定しなくなってしまうリスクが伴います。

内閣官房日本経済再生総合事務局が調査した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの約59%が働く上での課題として「収入が少ない・安定しない」と答えています。

フリーランスが抱える課題調査結果グラフ

起業で必ず年収が上がる!と憧れだけを持つのではなく、一定のリスクがあるハイリスクハイリターンであることを念頭に置く事が必要です。

2. 自身の専門性や経験に依存した事業になる

フリーランスは自分の専門性や経験に依存する仕事であるため、健康状態を悪くしたりもしもの事故が起きた場合、仕事が途絶えてしまうリスクがあります。

下図は正社員コンサルタントとフリーランスコンサルタントがクライアントからどのように見えるか?を図示したものです。

コンサルタントの独立起業後のブランドの違い

ご覧のように、従来会社所属の場合は会社ブランドが購買意思決定要因(Key Buying Factor)であったのに対し、フリーランス独立後は自分ブランドそのもので商売をすることがわかります。

そのため、自分自身の専門性が低下する=売上が低迷する、健康や体調を崩し自分自身が仕事できなくなる=売上が確保できない、といった状況に陥ってしまいます。

3. 自分自身で案件獲得の営業をしなければいけない

フリーランスになると自分自身で案件獲得のための営業をする必要がある点はデメリットです。

案件獲得には主に下記の業務をしなければいけません。

  • ターゲット顧客のリスト化
  • ターゲット顧客への問い合わせ
  • 提案資料の作成
  • 提案の実施
  • 提案金額の交渉
  • NDA契約・業務委託契約の書類作成
  • 各種契約書の締結
  • 各種請求書の発行・回収

ご覧のように、これらの営業業務を一人で行うことは工数負荷にもなり仮に失注した際に大きなリスクを伴います。

その際におすすめなのがフリーランスコンサルタントエージェントの活用です。

フリーランスエージェントを活用することで、営業活動をすべて一任することができ、失注リスクも大幅に減らすことができます。

フリーランスエージェントを使わない方がいいのか?

最近ではSAPフリーランス専門エージェントもありますので、有効に活用していきましょう。

\平均月額200万円のSAP案件多数/

SAPフリーランスの案件獲得方法

SAPフリーランスとして仕事を継続的に受注するための案件獲得方法をご紹介します。

SAPフリーランスの案件獲得方法
  1. 知人・友人の紹介から案件獲得する
  2. イベント・セミナーで案件獲得する
  3. フリーランスエージェント利用で案件獲得する

知人・友人の紹介から案件獲得する

一つ目は知人・友人の紹介から案件獲得する方法です。

知人や友人または過去のクライアントの人間関係の人脈から案件獲得をすることは受注率が高くクライアントも安心して発注をすることができます。

一方で、その経由で受注した案件で業務パフォーマンスが悪い場合、人間関係を悪化させてしまうことや重要な販路を無くしてしまうリスクがある点はデメリットです。

知人・友人経由での案件獲得の
メリット・デメリット

難易度:

メリット

  • クライアント側は安心して発注できる
  • 受注率が高い
  • 人間関係を良好にしながら働ける

デメリット

  • 商流が1本柱になりリスクがある
  • 人間関係を壊してしまうリスクがある
  • 気を使う場合もある

イベント・セミナーで案件獲得する

二つ目は、イベントやセミナーなどで人脈を形成し案件獲得をする方法です。

イベントやセミナーは世の中に無数にあるため、自分が案件発掘したいテーマのイベントに参加し名刺交換などを通じて案件獲得を狙います。

イベントやセミナーで案件獲得する方法は成功すれば大きな恩恵を受けることができますが、多くの場合新規の人間関係から発注・受注まで到達する確率は低くなってしまうのがデメリットです。

イベント・セミナーの案件獲得の
メリット・デメリット

難易度:

メリット

  • クライアント側は安心して発注できる
  • 受注率が高い
  • 人間関係を良好にしながら働ける

デメリット

  • 商流が1本柱になりリスクがある
  • 人間関係を壊してしまうリスクがある
  • 気を使う場合もある

フリーランスエージェント利用で案件獲得する

3つ目はフリーランスエージェントを利用し案件獲得をする方法です。

フリーランスエージェントとは、フリーランス向けの案件紹介を専門とするエージェント会社であり、複数の企業から案件を受託しフリーランスに案件卸をすることで仲介手数料を得て成り立っています。

フリーランスエージェントを使わない方がいいのか?

フリーランスエージェントを活用しない場合、フリーランス対企業は1:1である場合が多く1社との深い関係性を構築できるメリットがある一方で、急に仕事がなくなるリスクがあります。対して、フリーランスエージェント経由の場合は複数企業から安定的に案件を共有してくれるメリットがあります。

フリーランスエージェントの案件獲得の
メリット・デメリット

難易度:

メリット

  • 複数企業の案件から仕事を探せる
  • 失注リスクが低い
  • 営業活動をする必要がない

デメリット

  • 仲介手数料が取られる
  • エージェント登録・面談の手間がある
  • カウンセラーの質がピンキリ

当メディアでは、フリーコンサル向けマッチングエージェントを比較しているので気になる方はご覧ください。

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SAPフリーランスの実際の案件例

SAPフリーランス向けの実際の案件例を、SAPフリーランス特化型エージェント「」の事例をもとにご紹介します。

案件例1. IT戦略立案・ITグランドデザイン/EA上流戦略策定

全社のエンタープライズアーキテクチャー(EA)の構想策定。中期経営計画の重要テーマとなっているDX戦略およびERP導入ロードマップの検討推進・資料作成支援。

単価200~250万円(税別)
期間3か月
稼働80%~100%
場所ハイブリッド型

案件例2. SAP S/4 HANA開発PM

SAP S/4 HANA導入における開発チームのPM。開発者管理・各種工程管理・変更管理・ベンダーマネジメントなど数十名のメンバーの統括を行う。

単価230~280万円(税別)
期間12か月
稼働100%
場所ハイブリッド型

案件例3. SAP(SD)モジュール設計・開発

製造業向けSAP(SD)の導入支援。販売管理業務のBPR方針に基づき、SAP SDの要件定義・基本設計・詳細設計・追加開発・テストのリリースまで一気通貫で支援。

単価220~250万円(税別)
期間12か月
稼働100%
場所フル常駐型

案件例4. SAP(MM/PP)モジュール設計・開発

製造業界向けSAP(MM/PP)の導入支援。在庫購買管理・生産計画管理のSAP MM/PPの詳細設計・追加開発・テストのリリースまで支援。

単価220~250万円(税別)
期間12か月
稼働100%
場所フル常駐型

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正社員SAPコンサルタントからフリーランスになるための独立方法

正社員SAPコンサルタントがフリーランスに独立するための方法をステップごとに解説します。

SAPフリーランスになるためのステップ
  • STEP1. フリーランスコンサルタントの市場を知る
  • STEP2. 会社の退職手続きをする
  • STEP3. 税務署で個人事業主の開業届けを提出する
  • STEP4. 職務経歴書をブラッシュアップする
  • STEP5. フリーランスエージェントに登録する
  • STEP6. 労働環境を整備する
  • STEP7. 案件受注をする・事業参画をする

STEP1. フリーランスコンサルタントの市場を知る

SAPフリーランスになるためにはまず「本当にフリーランスになるべきか?」の市場調査が必要です。

当メディアを運営するはフリーランスのギルド型集団として、コンサル・エンジニア・マーケターなど様々なバックグラウンドのフリーランスと日々対面していますが、「成功する人」もいれば「失敗する人」もいるのが事実です。

実際に、コンサル独立で後悔する人の共通点としては、事前に市場を調べなたったことである人が多いため、理想だけでなく現実的な実態を知ることをおすすめします。

当メディアで調査した「フリーランスコンサルタント年収実態調査」では、フリーランスの年収事情や案件獲得の注意点やリスクなどを赤裸々に解説しているため是非ご覧ください。

STEP2. 会社の退職手続きをする

SAPフリーランスへの独立を決心した後は、具体的な手続きに進みます。まずは所属する企業で退職手続きを行いましょう。

退職手続きは退職前後ですることも異なるため、下記の主な会社の手続き事項に参考に、会社の人事部に確認しましょう。

▼退職前の手続き

  • チーム・上司への退職申告
  • 退職届けの提出
  • 会社から支給された備品の返却
  • 源泉徴収票の受領
  • 年金手帳の受領
  • 雇用保険被保険者証の受領
  • クレジットカード・ローンの申し込み

▼退職後の手続き

  • 国民年金への加入
  • 国民健康保険への加入
  • 開業届け・青色申告承認申請書の提出 (※次のステップで詳細解説)

STEP3. 税務署で個人事業主の開業届けを提出する

会社の退職手続きが完了したら、起業の一番最初のスタートとなる税務署への開業届けの提出をします。

開業届けの手続き方法

個人事業主開業手続きは、正式名称「個人事業の開業・廃業等届出書」と言い、原則開業日から1か月以内の提出をします。

「個人事業の開業・廃業等届出書」は下図のような書類を税務署に提出する必要があります。

▼記載しなければいけない内容

  • 納税地
  • 住所地・事業所など
  • 氏名
  • 個人番号(マイナンバー)
  • 職業
  • 屋号
  • 届出の区分(開業 or 廃業)
  • 所得の種類
  • 開業・廃業等日
  • 事業所などを新増設・移転・廃止した場合の所在地
  • 開業・廃業に届出書の提出の有無
  • 事業の概要
  • 給与などの支払いの状況
  • 源泉徴収税の納期の特例の承認に関する申請書の提出有無

上記の項目を記載し、計画的に税務署に訪問し提出をしましょう。

おすすめは会計freeeなどの開業ソフトを使って提出すれば無料で簡単に作成・提出ができるます。

青色申告承認申請書の提出

青色申告承認申請書とは、個人事業主やフリーランスの特権である「青色申告特別控除」を適用させるための提出書類です。

個人事業主は毎年1月1日~12月31日の間に確定申告をしますが、申告の種類として白色申告から青色申告かを選択する必要があります。

白色申告は作成書類が簡素化され簡単である一方で控除などの特典がなく、対して青色申告は作成書類が複雑ですが最大65万円控除が可能となるという特徴を持っています。

特に理由がなければ青色申告を選択した方がおすすめのため、開業届けの提出と同時に青色申告承認申請書は提出しておきましょう。

STEP4. 職務経歴書をブラッシュアップする

職務経歴書またはスキルシートは、コンサルタントとして起業し案件獲得をするうえで最重要な準備事項です。

転職活動でも職務経歴書を作成してきた方も多いと思いますが、フリーランスコンサルタントにとっては「一番最初にクライアントが判断する材料」となり、起業生命を賭けた生命線と言っても過言ではありません。

コンサルタントとして起業すると、第一に社会的立場や弱くなり信頼を失い、第二に初見の方からは怪しい目で見られることになります。

そのため、大前提として「怪しまれない防衛策」が必要となり、その最重要な防衛策が職務経歴書であるということです。

独立起業間もなく職務経歴書を雑多にまとめてしまう人も多いですが、機会損失をしてしまう非常にもったいない行為なので是非時間のある時にブラッシュアップしておきましょう。

STEP5. フリーランスエージェントに登録する

フリーコンサル案件紹介マッチングエージェントとは、フリーランスや副業者向けに業務委託案件を紹介してくれるサービスサイトです。

当メディアを運営する株式会社SowLabでは、フリーランスコンサルタント特化型案件紹介マッチングプラットーフォーム「コンサルフリー」を提供しており、起業独立間もないコンサルタントの方に多くご利用頂いています。

コンサルフリーは完全無料で利用でき、業界最高水準の月額185万円の高単価案件が多いため是非利用してみてください。

STEP6. 労働環境を整備する

コンサルタントとして起業すると、仕事をする環境整備は自分で準備しなければいけません。

主にコンサルタントが必要になる労働環境の準備は下記があります。

▼コンサルタントの労働環境の準備事項(例)

  • 自宅の作業スペース確保
  • レンタルオフィス・コワーキングスペースの契約
  • 机・椅子の購入
  • PC・携帯電話・インターネットなどの通信環境の準備
  • ドキュメント管理ソフトの導入(Office365、Google Work Spaceなど)
  • メール管理ソフトの導入(Outlook、Gmailなど)
  • 会計ソフトの導入
  • レシート・領収書の実物保管のファイル
  • 名刺
  • 事業用の印鑑
  • 自社Webサイト、など

STEP7. 案件受注をする・事業参画をする

無事にクライアントを見つけたら仕事を受注します。

コンサルタントの仕事の受注の仕方として「業務委託契約」「準委任契約」などの契約関連の用語は覚えておいた方が良いため確認しておきましょう。

  • 業務委託契約
  • 委任契約
  • 準委任契約
  • 請負契約

契約手続きが完了したら事業参画日より業務を開始します。

コンサルタントの仕事は「クライアントの経営課題の解決のパートナー」であるため、高いパフォーマンスを発揮できるよう頑張りましょう。

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  • DX戦略立案/IT戦略立案
  • EA全体戦略/ITグランドデザイン
  • ERPシステム選定評価・検証
  • ERP全社導入支援
  • SAP S/4 HANA要件定義・設計/開発支援
  • SAP S/4 HANA 追加開発(ABAP開発)
  • SAP S/4 HANA運用保守支援
  • 会計業務/IT改革(SAP FICO導入)
  • 販売管理業務/IT改革(SAP SD導入)
  • 在庫購買管理業務/IT改革(SAP MM導入)
  • 生産計画管理業務/IT改革(SAP PP導入)
  • 人事業務/IT改革(SAP Succces Factors)、など

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相馬秀幸(株式会社SowLab)

相馬秀幸(そうま ひでゆき)

株式会社SowLab 代表取締役社長


デロイトトーマツコンサルティング合同会社のマネージャーを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×マーケティング×デジタルメディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。フリーランス検索プラットフォーム「コンサルフリー」を運営。これまでに、経営戦略、新規事業開発、M&A、マーケティング/営業戦略、次世代広告メディア戦略、WEB設計/開発、SEO戦略、生成AI推進など多数のコンサルタントプロジェクトを手掛ける。年間200名以上の企業の事業開発/DX/マーケティング責任者やフリーランスと公私ともに対話する。独自で立ち上げたメディアは過去に5つあり、企画・設計/開発・ライティング・SEO対策・広告宣伝営業・メディア監修などメディアにも精通する。

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