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正社員で経営コンサルティングの仕事をしている人は、「会社にコンサルフィーを差し引かれ手取り給与が低い」「自分の専門性をもっと自由に発揮したい」という悩みや願望から、一度は“独立してみたい”と考える人も多いのではないでしょうか。
コンサルタントの独立はフリーランスコンサル・ポストコンサル・ベンチャー起業家など様々な選択肢があり、年収アップや自由度が高くなると理想を抱きがちですが、実態としては成功する人は一握りで失敗する人の方が多いのも事実です。
本記事では、外資コンサルティングファームを経て実際にフリーコンサルタントに独立し、現在は会社を起業している筆者が「コンサルタントの独立後の失敗と成功」を赤裸々に解説していきます。
▼独立後は案件獲得が不安定になる!?
コンサルタントから独立し、すべてを一人でやとうとすると仕事獲得が不安定になることに最も悩みます。その際に、おすすめなのがフリーコンサル向けマッチングエージェントです。エージェントを使うことで安定的な報酬を受け取ることができるため気になる方は下記記事もご一緒にご覧ください。
フリーランスギルド型トップコンサル集団
コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。
執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局
コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
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正社員の戦略・経営・IT系コンサルティングファーム出身者が独立すると何になれるのか?その選択肢は大きく3つあります。
ここでは独立後のキャリアと、正社員コンサルタントの違いを含め特徴を紹介します。
フリーランスコンサルタントとは、組織企業に属さず独立した個人としてコンサルティングサービスを提供するフリーランスの職種です。
正社員コンサルタントは会社と社員が雇用関係を結び、給与・賞与・労働環境・休暇など会社の就業規則や契約内容に基づき安定的な仕事をすることができますが、給与が会社に差し引かれ自由度に制限がかかるデメリットがあります。
対して、フリーランスコンサルタントは発注企業とプロジェクトベースで契約を締結し、雇用関係がなくスポットで仕事内容・報酬・労働環境が決まるためより自由度が高い働き方ができます。
正社員からフリーコンサルに独立する
メリット・デメリット
メリット
デメリット
企業に属さず案件を直接的に受けることで、年収が1.2~1.5倍ほど上がることが多く、一定の専門性と経験があれば独立しやすいことからコンサル業界では急増しているキャリアパスとなっています。
フリーランスコンサルタントの年収を知りたい方は下記記事で調査結果を紹介しているためご覧ください。
ポストコンサルタント(ポストコンサル)とは、コンサルティングファームでの実務経験を持ち、コンサル業界から他業界へ転職し事業会社の経営幹部のポストで仕事をする職業です。
コンサルティングファームに在籍する正社員コンサルタントと比べると、事業会社の経営を外側からではなく内側から担える点が特徴であり、コンサルティングファームで身に着けたスキルを実践として使うことができます。
高度な課題解決の経験を有すコンサルタントは、転職市場でも高い評価を受けることが多く、ポストコンサルはキャリアアップで最も多い選択肢と言えます。
コンサルファームからポストコンサルに独立する
メリット・デメリット
メリット
デメリット
正社員コンサルタントから独立するキャリアとして、ベンチャーやスタートアップ企業の起業家になる選択肢もあります。
コンサルティングファームを経て起業をする人は多く、著名な起業家・実業界は下記のような人がいます。
▼コンサルティングファーム出身の起業家(例)
起業家名 | 会社 | 出身コンサル |
---|---|---|
大前 研一 | 株式会社ビジネス・ブレークスルー | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
高島 宏平 | オイシックス・ラ・大地株式会社 | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
南場 智子 | 株式会社ディー・エヌ・エー | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
堀 紘一 | 株式会社ドリームインキュベータ | ボストン・コンサルティング・グループ |
三枝 匡 | 株式会社ミスミグループ | ボストン・コンサルティング・グループ |
加藤 智久 | 株式会社レアジョブ | モニターグループ |
宇佐美 進典 | 式会社VOYAGE GROUP | デロイトトーマツコンサルティング |
正社員コンサルと比べるまでもなく、起業は自由自在に自分の経営手腕を発揮し世の中に影響を与えることができる職業です。
正社員から起業家に独立する
メリット・デメリット
メリット
デメリット
コンサルタントの独立を検討している方が最も心配することは「失敗するリスク」です。
ここでは、コンサルファームから独立した方と年間100名以上面談をしている筆者が、コンサルタントから独立して失敗したと後悔されている方の特徴やその理由を紹介します。
コンサルタントの独立に失敗する理由に、過去の出身企業の肩書きや会社ブランドに頼りすぎてしまい、本来の個人の市場価値を上げることができないことがあります。
コンサルファーム在籍時は、「某大手企業」「外資系コンサル」「世界最大手」など会社ブランドがあることで、比較的クライアントや初対面の方から信頼を得やすい傾向にあります。
一方で、正社員からフリーランスや起業家に独立すると、クライアントはあなたを「会社」ではなく「個人」として見るため、個人が保有する専門性やスキルをより厳しく公平に見ることになります。
例として、コンサルファーム在籍時は「〇〇コンサルティング会社の田中です」と言えましたが、独立後は「〇〇に専門性を持つ田中です」という自己紹介になるため、受け手の印象が全く異なることがわかります。
そのため、独立後は会社ブランドの肩書きはあくまで最初の入り口だけであり、「今の自分が何ができるか」の個人としての市場価値を上げることに向き合うことが大切です。
コンサルタントの独立は想像以上に孤独になることが多く、気が付くと頼る人が周りにいなくなり独立を後悔する人も多いです。
正社員コンサルの場合は、組織やチームに必ず属するため、何か困ったことがあれば誰か頼れる人や心配してくれる人がいてくれ、更には組織内の交流も盛んで人脈形成が比較的しやすい傾向にあります。
一方で、コンサル独立後は一人で仕事をすることが多く、特に新しい人脈形成をするためには勇気が必要です。
従って、コンサル独立後は「孤独」や「孤立」を感じ、仕事のやりがい以上に人との繋がりが途絶えてしまうことでストレスを感じてしまう人も多いのも実態です。
コンサルタントから独立すると、営業活動・契約手続き・デリバリー・納品・アフターフォローなどすべてを自分ひとりで実施するため、自己管理能力が必要になります。
さらには、良くも悪くもフリーランスの働き方は「自分次第」で案件獲得や労働時間を決めることができるため、スケジュール管理や売上管理などマルチタスクを管理しなくてはいけません。
独立前は、仕事獲得のことだけ気にしがちですが、独立後は仕事獲得以外に、庶務・税務・保険の手続きなど様々な周辺業務があるため、事業全体を推進管理する能力が必要不可欠と言えます。
そのため、正社員コンサルのように本業に集中したいと思っている方は、自己管理能力がないと事業は失敗してしまうケースがあります。
コンサルタントの独立の失敗例を挙げましたが、一方で独立後に成功することも多くあります。
ここでは、3つの成功体験を筆者の実体験をもとに紹介します。
正社員コンサルから独立すると、人により年収や給料がアップすることがあります。
フリーランスコンサルタント検索プラットーフォーム「コンサルフリー(Consulfree)」を運営する株式会社SowLabのフリーランスコンサルタント年収実態調査の結果では、正社員コンサルと比べるとフリーランスコンサルタントの年収は約1.1倍~1.6倍ほど上がるとされています。(※職位別の正社員コンサルとフリーコンサルの年収の中央値・最小値・最大値の幅をもとに試算)
職位別の正社員コンサルと
フリーコンサルの年収比較一覧表
(週5日稼働×12カ月の場合)
正社員コンサル | フリーランスコンサル | 増減率(倍) | |||||||
中央値 | 最小 | 最大 | 中央値 | 最小 | 最大 | 中央値 | 最小 | 最大 | |
コンサルタント | 600万円 | 500万円 | 700万円 | 770万円 | 550万円 | 990万円 | 1.3 | 1.1 | 1.4 |
シニアコンサルタント | 800万円 | 700万円 | 900万円 | 1210万円 | 990万円 | 1430万円 | 1.5 | 1.4 | 1.6 |
マネージャー | 1150万円 | 900万円 | 1400万円 | 1705万円 | 1430万円 | 1980万円 | 1.5 | 1.6 | 1.4 |
シニアマネージャー | 1700万円 | 1400万円 | 2000万円 | 2365万円 | 1980万円 | 2750万円 | 1.4 | 1.4 | 1.4 |
パートナー | 2500万円 | 2000万円 | 3000万円 | 3575万円 | 2750万円 | 4400万円 | 1.4 | 1.4 | 1.5 |
※正社員は総合コンサルティングファームの相場で記載
フリーランスコンサルタントの仕事は一定の専門性や経験を求められる高度な職種であるため、もともと正社員時代にも高給取りの方が多くいます。
そのため、変動率としては低く感じる方もいらっしゃいますが、自由度の高い仕事から従来の会社勤めのコンサルタントより魅力を感じる方は多数いらっしゃいます。
正社員コンサルから独立することで、組織に枠組みに捉われず自分の好きな仕事を選ぶことができます。
独立したコンサルタントの働き方として「仕事内容」「作業場所」「稼働率(仕事の量)」を自分で設定します。
例えば、仕事内容は、コンサルティングファームで受注する案件とおおむね変わることなく選ぶことができます。
下記はフリーコンサル検索プラットーフォームサービス「コンサルフリー(Consulfree)」の案件例です。
経営戦略案件の例
グローバル展開をする日系企業の中期経営戦略策定支援。重要施策としてDXへの取り組み強化・SaaS型の新規事業を検討しており、ビジネスモデルトランスフォーメーションおよび全社のシステムグランドデザインを描きながら、中長期計画に落とし込む。最終的にはCxOレベルへの報告・承認を目指す。
単価 | 180~220万円(税別) |
期間 | 3か月 |
稼働 | 60%~100% |
場所 | ハイブリッド型(リモートワーク主体) |
業務改革案件の例
営業・マーケティング業務における業務改革・PMO支援。リードジェネレーション・リードナーチャリング・リードクオリフィケーションのマーケティング部門業務から、アポイントメント獲得・商談資料作成・営業提案・見積・受注・契約・納品・請求までの営業部門、その後のアフターサービス部門の一連のBPR施策を考案する。
単価 | 150~220万円(税別) |
期間 | 3か月(延長可能性あり) |
稼働 | 100% |
場所 | ハイブリッド型 |
上記のような案件のように、好みの案件や稼働期間を選ぶことができるため、プライベートとの両立や大学院の勉強・通学、起業準備など様々なキャリア形成の時間にも充てることができます。
正社員コンサルタントで仕事をしていると「成長が止まっている」「この先のキャリアはコンサルタントのままでいいのか」と一度は悩むものです。
筆者もコンサルティングファームに在籍していたころ、一定のスキルや経験を培った後「もっと成長したい」という欲望にかられ独立を決意しました。
結果、コンサル会社でも成長を強く感じることは多くありましたが、独立後はその2倍・3倍のスピードで自己成長を感じることができています。
理由としては、独立するとすべて自己責任であり、仕事をサボれば報酬が低くなり、がむしゃらに頑張れば相応の対価と人脈が増えていくため、努力の成果がわかりやすい点があります。
つまり、正社員の場合は、悶々とした日々を過ごしても職やお金を失うことはありませんが、独立後は「常に危機的状況であり常にチャレンジが必要」であるため、成長するしか進むべき道はないとも言えます。
▼独立相談ならコンサルフリーに無料相談
当メディアを運営する株式会社SowLabは、戦略・総合・ITコンサルタント、Sierなどの独立コンサルタント向けに案件紹介やキャリアのサポートをしています。独立相談も無料で実施しているため気になる方は是非ご相談ください。
株式会社SowLabが行った「フリーランスコンサルタント年収実態調査」では、会社員からフリーランスコンサルタントに独立後の年収相場は1,210万円~1,705万円と結果になりました。(※フリーランスコンサルタントのボリュームゾーンはシニアコンサルタント~マネージャークラスとする)
下記は、フリーランスコンサルタントの年収・月収を週5日稼働×12カ月連続的に受注した場合の年収相場となります。
職位別のフリーランスコンサルタントの年収・月収相場
(週5日稼働×12カ月の場合)
年収 | 月収 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
中央値 | 最小 | 最大 | 中央値 | 最小 | 最大 | |
コンサルタント | 770万円 | 550万円 | 990万円 | 70万円 | 50万円 | 90万円 |
シニアコンサルタント | 1210万円 | 990万円 | 1430万円 | 110万円 | 90万円 | 130万円 |
マネージャー | 1705万円 | 1430万円 | 1980万円 | 155万円 | 130万円 | 180万円 |
シニアマネージャー | 2365万円 | 1980万円 | 2750万円 | 215万円 | 180万円 | 250万円 |
パートナー | 3575万円 | 2750万円 | 4400万円 | 325万円 | 250万円 | 400万円 |
フリーランスのコンサルタントの場合ポジションにより単価レンジは大きく変わるため、シニアコンサルタントクラスであれば月収90万円~130万円、マネージャークラスであれば月収130万円~180万円が市場の相場となります。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、サラリーマン(正社員)の平均給与は月35万3,600円(所定内給与額)、賞与も含めた年収は579万8,400円となっているため、フリーランスコンサルタントの給与水準が高い傾向にあることがわかります。
更に年収事情を知りたい方はランク別の年収・正社員との年収比較・年収アップのコツを解説している下記記事をご覧ください。
コンサルタントから独立するための準備事項を紹介します。
独立コンサルタントは正社員よりもより厳しい目線でクライアントから評価されます。
正社員の場合は、会社ブランドや会社の組織が盾代わりになっていましたが、フリーランスの場合は自分自身だけが全責任を負います。
そのため、正社員の時に下記のコンサルタントに求めれるスキルや経験をしっかりと身に着けてから独立することをおすすめします。
コンサルタントに必要なスキル・資格
目安として、総合コンサルティングファームで言えばシニアコンサルタントクラス・戦略コンサルティングファームで言えばシニアアソシエイトクラスまで職位を上げておきましょう。
コンサルタントから独立すると孤独になってしまうものです。
そのため、独立前に人脈形成をしっかりしておくことをおすすめします。
人との繋がりは一期一会のため正社員で余裕のあるうちに積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。
人脈形成の例
上記のように、コネクション作りはいつからでもできるため、独立後本業に集中できるように正社員時代の合間を見てチャレンジしてみましょう。
コンサルタントの独立後で最も怖いのが案件獲得ができないことです。
内閣官房日本経済再生総合事務局が調査した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの約59%が働く上での課題として「収入が少ない・安定しない」と答えています。
そこで、おすすめなのがフリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントを使う最大のメリットは、フリーランスたった一人でも安定的な案件獲得(仕事供給)があることです。
自分自身で案件獲得をすることも想定できますが、クライアントからの厳しい評価もある世界であるため、1本脚打法的に一つの顧客に依存しすぎる点もリスクが伴います。
そのため、複数のクライアントとコネクションを持ち、安定的な求人を保有するエージェントサービスの活用はフリーランスにとっては強い味方の存在と言えます。
当サイトで最もおすすめしているフリーランスエージェントを知りたい方は下記記事をご覧ください。
正社員コンサルからフリーランスに独立を検討している方や、フリーランスに独立後案件獲得に悩んでいる方は是非エージェントを活用してみましょう!
とお悩みの方、トップコンサルが集まるコンサルフリー(Consulfree)にぜひ相談してください。
フリーランスギルド型トップコンサル集団
コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。
相馬秀幸(そうま ひでゆき)
株式会社SowLab 代表取締役社長
デロイトトーマツコンサルティング合同会社のマネージャーを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×マーケティング×デジタルメディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。フリーランス検索プラットフォーム「コンサルフリー」を運営。これまでに、経営戦略、新規事業開発、M&A、マーケティング/営業戦略、次世代広告メディア戦略、WEB設計/開発、SEO戦略、生成AI推進など多数のコンサルタントプロジェクトを手掛ける。年間200名以上の企業の事業開発/DX/マーケティング責任者やフリーランスと公私ともに対話する。独自で立ち上げたメディアは過去に5つあり、企画・設計/開発・ライティング・SEO対策・広告宣伝営業・メディア監修などメディアにも精通する。