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戦略コンサルタントとは?仕事内容や年収、必要なスキルと資格を解説【体験談】

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戦略コンサルタントとは?仕事内容や年収、必要なスキルと資格を解説【体験談】
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戦略コンサルタントとは、企業や組織が直面する課題に対し、中長期的な視点から最適な経営戦略を策定しその実行をサポートするコンサルティングの仕事です。

戦略コンサルタントの特徴

職種(正社員)戦略コンサルタント
職種(フリーランス)フリーランス戦略コンサルタント
案件内容の例全社経営戦略、新規事業戦略、事業戦略、事業ポートフォリオ策定、商品戦略、中期経営計画策定、海外展開戦略、AI・技術戦略、DX戦略など
必要なスキル・資格戦略的洞察能力、高い調査・分析能力、スピード感のある判断力、コミュニケーション能力、論理的思考力、市場や業界トレンドの深い知見、ドキュメンテーションスキル、など
コンサル会社の例戦略系コンサル会社(マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、ローランドベルガー、ADL、ドリームインキュベータ、Big4系戦略部門など)
年収(正社員)650万円~2050万円
年収(フリーランス)780万円~2460万円

メリット

  • 経営全般をテーマにするためビジネスの基礎的スキルを養うことができる
  • 汎用的かつ再現性が高い仕事

デメリット

  • クライアントの業界/業態の専門性が偏りやすい
  • IT/テクノロジー/AI分野に弱い傾向がある

経済産業省が発表したDX推進施策への注目もあり、業務改革やIT改革に取り組む企業は増加しコンサルティングのニーズは更に高まりつつあります。事実、IDCの「国内ビジネスコンサルティング市場予測(2023年~2027年)」によるとコンサルティング需要は今後も継続していくと予測されています。

数あるコンサルティング業種において、戦略コンサルタントは人気の職種になりますが、「戦略コンサルや経営コンサルとの違い」「仕事内容」「メリット・デメリット」「必要なスキル・資格」を正しく知っておかないと間違った手法やキャリアプランを描いてしまい後悔するリスクもあります。

本記事では、そのようなお悩みを持つ方向けに、戦略コンサルの実務経験を持つ体験者や専門家が「戦略コンサルタントとは?」を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

戦略コンサルの、年収・転職実態・キャリアプランも含め解説しているので、これから経営コンサルを目指す方も是非お読みください。

戦略コンサルタントとは

▼未経験から経営コンサルに転職する方法

戦略コンサルになるためには高度な専門性や経験が求められるためコンサル会社で実務経験を積むことがおすすめです。一方で未経験からの転職は難易度が高いため「コンサル業界に強い転職エージェント」で入念な対策をして内定を獲得しましょう!

▼フリーランス経営コンサル案件を探す方法

フリーランス戦略コンサルタントの方で案件獲得ができず不安を抱える方も多いと思います。そのような方は「フリーランスコンサルタント向け案件紹介マッチングエージェント」の選び方を考え直してみることもおすすめです!

▼フリーランスギルド型トップコンサル集団

コンサルフリー
consulfree

コンサルフリーは即戦力のフリーランスが集まるトップコンサル集団です。メーカー・TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。

\まずは無料相談をする/

相馬秀幸(株式会社SowLab)

監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役


大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。製造・電子・通信・放送・広告/メディア・エンタメ業界を中心に、経営戦略、新規事業開発、M&A、組織人事戦略、マーケティング・営業戦略、次世代マスメディア戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。

株式会社ソウラボ

執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局


コンサルフリーマガジンは株式会社SowLabが運営する日本最大級のコンサル情報メディアです。SowLabは新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門とするコンサル会社であり、コンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、メディアコミュニケーション事業(コンサルフリーマガジン広告メディアパートナープログラム)を展開しています。
>>お問い合わせはこちら

目次

戦略コンサルタントとは

戦略コンサルタントとは

戦略コンサルタントは、企業が直面する課題に対し、中長期的な視点から戦略上の課題を特定し最適な経営戦略の提案とその実行を支援するコンサルティングの職種です。

そもそも「コンサルタント」とは

コンサルタントとは企業の経営課題を解決するために専門性や経験を駆使して解決策を提供する専門家の仕事であり、下図のようにコンサルタントには「領域の専門家」「業界の専門家」が存在します。

コンサルタントの2つの働き方のタイプ

例えば下記が専門分野別の代表的なコンサルティング職種の種類になります。

▼コンサルタントの業種・職種一覧

ご覧のように、経営コンサル・戦略コンサル・ITコンサル・PMOコンサルなどの領域軸の専門家もあれば、製造コンサルなどの業界軸での専門家がいることがわかります。

また、これらの個のコンサルタントが集団化した企業は「コンサルティングファーム(コンサル会社)」と呼ばれ、外資・日系、戦略系・総合系・IT系・FAS系・シンクタンク系など様々な種類に分かれ、それぞれ強みとする分野や専門範囲が異なります。

コンサルティングファームの業界マップ

\コンサルファームの種類一覧/

種類代表企業
戦略系コンサル会社マッキンゼー、BCG、ベイン
総合系コンサル会社アクセンチュア、Big4、アビームコンサルティング
Big4系コンサル会社デロイト、PwC、EY、KPMG
シンクタンク系コンサル会社野村総研、大和総研、三菱総研
FAS系コンサル会社DTFA、PwCアドバイザリ、KPMG FAS
組織人事系コンサルファームマーサー、コーン・フェリー、タワーズ・ワトソン
ブティック型コンサルファームSowLab、コダワリコンサルティング、イグニションポイント

多岐に渡るコンサルタントやコンサルティングファームの種類がありますが、中でも戦略コンサルタントは、企業の最上位かつ最難関のテーマである「経営戦略に特化した領域型のコンサルタント」と言えます。

戦略コンサルタントと経営コンサルタントの違い

戦略コンサルタントは主に企業の長期的な成長戦略に焦点を当てるのに対し、経営コンサルタントは日々の経営課題や運営の効率化に重点を置く点に違いがあります。

例えば、戦略コンサルタントの場合は、未来の会社の成長を見据え新しい事業領域への進出戦略を策定することがありますが、経営コンサルタントは人材管理や財務管理の最適化を通じて、直近の業績改善を目指します。

つまりは、戦略コンサルタントは中長期の視点で課題解決を行い、経営コンサルタントは今の経営上の課題を起点に効果的な実行を支援するコンサルティングの違いがあることがわかります。

戦略コンサルタントと業務改善コンサルタントの違い

中長期的な目線を持つ戦略コンサルタントに対し、業務改善コンサルタントは企業の現状業務の効率化や品質向上を目的として、具体的なプロセス改善やBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)の提案を行います。

具体的な例としては、戦略コンサルタントが中長期的な市場拡大戦略や事業ポートフォリオ戦略を策定した後、業務改善コンサルタントはその戦略を支える内部プロセスの効率化を図ります。

つまり、業務改善コンサルタントは、戦略コンサルタントが描いた戦略を机上の空論にならないように、現状のビジネスへと転換させる役割を持ちます。

戦略コンサルタントの仕事内容

戦略コンサルタントの仕事は、中長期的な経営戦略立案や、新規事業立案、M&A、海外市場開拓など未来の会社の売上や利益を成長させるためのコンサルティングテーマを扱います。

戦略コンサルタント
仕事内容

中長期の経営戦略立案

中長期の経営戦略立案とは、企業が存続し成長し続けるために3か年・5カ年・10カ年などの将来のあるべき姿の実現に向けた企業成長のための目標や計画を定めることです。

将来的な目標の策定は、「中期経営計画」「中計(ちゅうけい)」「統合報告書」などとも呼ばれ、上場企業が投資家などに対し株主総会などで発表することが多くあります。

例として、下記はソフトバンクの中期経営計画の資料です。

実際の中期経営計画書の例(ソフトバンク)

ご参考)ソフトバンクの中期経営計画

ご覧いただくとわかりますが、ソフトバンクが中長期的にどれくらいの売上や利益を目指し、その実現のために何をしようとしているのか?何に注力するのか?をわかりやすく整理されています。

このような中期経営計画を策定するために、戦略コンサルタントは市場分析、競合分析、リスク評価などを行い、企業が将来にわたって持続可能な成長を遂げるための戦略を策定します。

新規事業立案

新規事業立案では、戦略コンサルタントは企業の将来の売上や利益の柱となる成長機会を発見し、新規事業のアイデアを提案します。

例えば新規事業立案のプロジェクトを戦略コンサルタントが支援する場合の仕事は下記となります。

  • 事業ポートフォリオ分析
  • SWOT分析
  • 自社分析(弱み・強み)
  • 市場ニーズ分析
  • 競合分析
  • 海外成功事例・先進事例調査
  • 新技術の活用可能性の評価
  • 事業計画の策定

例えば、デジタル化の波に乗じて、伝統的な製造業がテクノロジー分野に新規参入する場合、コンサルタントは市場調査から事業計画まで、一連のプロセスを支援します。

昨今では、DX(デジタルトランスフォーメーション)というデジタル技術を活用してビジネスを変革することがバズワードとなっており、デジタルを基軸に様々な事業者が事業転換を試みています。

M&A

M&AとはMergers and Acquisitionsの略称であり、合併および買収を意味します。戦略コンサルタントは企業の成長戦略の一環として、合併や買収の機会を評価または交渉などを支援します。

例えばM&Aの戦略プロジェクトを支援する際は下記のような仕事を遂行します。

  • M&Aの目的・ゴール設定
  • M&Aターゲット企業の選定基準策定
  • 潜在的なM&Aターゲットの選定
    (ロングリスト・ショートリストの作成)
  • 財務分析
  • 各種DD
    • 事業デューデリジェンス
    • 法務デューデリジェンス
    • 財務デューデリジェンス
    • 税務デューデリジェンス
    • ITデューデリジェンス
    • 人事デューデリジェンス
  • バリュエーション
  • M&A交渉支援

企業はM&Aに成功することで、スピーディーに成長を遂げることができるため、上位戦略として非常に重要なテーマになるのです。

海外市場開拓

海外市場開拓とは、企業が新たな地域市場に進出するための戦略を策定します。

内閣府では日本のGDPを下記のように記しており今後の日本の危機感を表明しています。

世界経済における日本のプレゼンスは弱まりつつある。世界のGDPに占める日本の割合の推移をみると、1980年に9.8%だったものが、1995年には17.6%まで高まった後、2010年には8.5%になり、ほぼ30年前の位置付けに戻っている。現在のまま推移した場合には、国際機関の予測によれば、2020年には5.3%、2040年には3.8%、2060年には3.2%まで低下する。こうした「現状のまま推移した場合」の予測を変えていく努力が求められる。

内閣府 世界の中の日本経済の位置づけはどのようになっていますか。の回答欄より

そのため、日本企業の多くは「日本ではなく海外へ」とマーケットを見ていくことが重要となりますが、一方で海外は日本と比較して文化や生活者の考え方・志向などが大きく異なるため、海外市場開拓をすることは決して簡単なことではありません。

そのため海外市場戦略に長けた戦略コンサルタントが下記のような支援をします。

  • 海外市場調査
  • 海外進出戦略の策定
  • 現地法人の組織設計
  • 現地企業とのアライアンス
  • ローカライズ戦略

大手コンサルティングファームなどではグローバルに数百万人に及ぶプロフェッショナルネットワークなどを持っていることもあり、海外戦略を手掛けることが多くあります。

戦略コンサルティングのプロジェクト案件事例

より仕事のイメージが沸くように、実際の戦略コンサルティングのプロジェクト案件事例をご紹介します。

ここでは、当サイトを運営する株式会社SowLabのコンサルフリー(フリーランスコンサルタント向け案件紹介マッチングサービス)の情報より抜粋します。

案件事例1.グローバル大手の中期経営計画の策定支援

下記はグローバル大手の日系企業の中期経営計画策定支援の案件事例です。

経営戦略案件の例

グローバル展開をする日系企業の中期経営戦略策定支援。重要施策としてDXへの取り組み強化・SaaS型の新規事業を検討しており、ビジネスモデルトランスフォーメーションおよび全社のシステムグランドデザインを描きながら、中長期計画に落とし込む。最終的にはCxOレベルへの報告・承認を目指す。

業界大手製造業界
単価180~220万円(税別)
期間3か月
稼働60%~100%
場所ハイブリッド型(リモートワーク主体)
案件例より

案件事例2.海外企業のM&A支援

下記は大手企業の販路拡大における海外企業買収支援の案件事例です。

M&A案件の例

某大手企業のM&A交渉支援。新規事業創出に向けた販路拡大のために、海外の特定地域に強い販路を持つ企業買収を検討。買収先の選定軸設計、ロングリスト・ショートリスト作成/評価、ビジネスDD、バリュエーション、M&A交渉、その後のPMIまで一気通貫した支援を行う。

業界某大手企業
単価150~200万円(税別)
期間12か月
稼働60%~100%
場所常駐(都度海外出張あり)
案件例より

【体験談】戦略コンサルタントになるメリットとやりがい

戦略コンサルタントになるメリットとやりがいに関して、実際に経験したコンサルタント体験者の声をもとにご紹介します。

大きな影響力と責任がありやりがいがある

コンサルタントのやりがいは責任と成長

戦略コンサルタントとして働くことの最大のメリットは、経営の重要な意思決定に携わるダイナミックな責任のある仕事ができる点です。

戦略コンサルタントが対峙するステークホルダーの多くは経営者や役員、CxOクラスの相手になることも多く、戦略案件のテーマがその会社の未来を大きく左右する大きな影響力を持ちます。そのため、責任の重大さからコンサルのやりがいを感じることができます。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
戦略コンサルタントの一番のやりがいは、「とにかくダイナミックな仕事である」ことです。戦略コンサルタントの場合は、若いうちからでも企業のトップクラスの人たちと日々会話でき、更には扱うテーマは未来を見据えた誰もが考えられないような施策とロジックを考えなければいけません。ゆえに、会社の経営者の目線でビジネスを本気で作り上げることに関与できる経験はやりがいが大きいと日々感じます。

高度な戦略思考力が身につく

戦略コンサルタントになることで得られるもう一つの大きなメリットは、ビジネスをしていくうえで必要不可欠な戦略的思考力が身につく事です。

事業会社の場合、経営企画室などに配属すると企業の戦略を考える機会などがありますが、どうしてもその企業に依存した考えに偏ってしまうことがあります。

対して、戦略コンサルタントの場合は様々な業界・業態・企業の「戦略に特化」したテーマを複数経験できることから、高い視座と広い視野で戦略的な考え方やノウハウを得ることができるのです。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
総合コンサルから戦略コンサルに転職してのですが、扱うテーマが全然t外点に驚きました。戦略コンサルの場合は、まずは対峙するクライアントの層が総合コンサルと比べて一つランクが上になり、いわゆる企業agendaに対し真に向き合うことができると感じました。そのため、ビジネスをしていくうえで何が課題でどう進めるべきか?という戦略的思考能力がスピード感をもって身につく点に日々ワクワクしています。

【体験談】戦略コンサルタントになるデメリットや注意点

一方で、戦略コンサルタントになるデメリットも存在するため注意が必要です。

ここでも、コンサルタント実務体験者をもとに赤裸々な戦略コンサルの課題をご紹介します。

激務で辞めたいと思う時がある

コンサル業界はハードワーク・激務でつらい・辞めたいとなりやすい

戦略コンサルタントになることのデメリットの一つに、短い期間で難題のテーマを解くというハイレベルな要求が求められることが多く、ハードワーク(激務)になりやすい点が挙げられます。

そのため、一部の戦略コンサルタントの経験者からはコンサルはきついからやめとけ、などとの声を聞く事もしばしばあります。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
戦略コンサルタントとしてやっていくためにはまずは体力と精神力が必要不可欠です。とにかくスピードが早く学習しなければいけないインプットの量も膨大であり、頭も手も足も使いながら日々仕事に奔走します。戦略コンサルは華やかに見える人も多いですが、実態としては泥臭くかつ終電帰りやタクシー帰りも常態化している文化であり辞めたいと思う人も多いと思います。

IT・デジタル知見が弱くなる場合がある

戦略コンサルタントになるもう一つのデメリットとして、戦略コンサルタントが扱うテーマの多くはビジネス起点であることも多く、今後重要となってくるIT・デジタル知見が身につかない点にあります。

事実、下記はIDCが調査したコンサルティング市場マーケットの推移ですが、コンサル市場全体は成長過程であるのに対して、ビジネスコンサルティング(戦略コンサルや経営コンサル)は横ばいまたは減少傾向にあることがわかります。

国内コンサルティング市場予測(IDC Japanレポート)

経済産業省のレポートによると、2030年までに日本のIT人材不足は40~80万人になると予想しており、更には生成AIなどが活況を浴びているなか、デジタルに追随したコンサルタントの需要はさらに高まると想定されます。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
戦略コンサルからフリーランスに独立した際に驚いたことは、戦略ファーム出身者はあまり案件が獲得できないと思ったことです。理由は明確でIT・デジタル・テクノロジーのプロジェクト経験が少ないことがあります。最近では、机上の空論だけで満足するクライアントはいないため、伴走型コンサルなどが流行している中で、実装や伴走経験の少ない戦略コンサルの市場は下がりつつあると痛感しました。

戦略コンサルタントに必要なスキル

戦略コンサルタントになるために、あるいは活躍するために必要なスキルには以下があります。

ロジカルシンキング(論理的思考力)

ロジカルシンキング(論理的思考能力)とは

ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、論理的な分析と推論ができる能力のことであり、複雑な情報を取り扱い本質的な課題解決を行う経営コンサルタントにとって必須のスキルになります。

コンサル業界では「結論ファースト」という言葉が頻出しますが、まずは結論を導くための仮説を立案し、その結論を出すためのファクト(根拠)を論理的に構成する必要があるからです。

具体例として、クライアント企業の売上を10%増加させる戦略立案をするテーマの場合、市場分析や競合分析、事業ポートフォリオ分析を行い、それらのデータを基に戦略を立案します。

これらの検討プロセスにおいて論理的思考力が欠如している場合、「結論に結び付いた根拠がわからない」「話のストーリー(つながり)がわからないから納得できない」とクライアントの合意形成ができません。

そのため、質の高いコンサルティングサービスを提供するためには、問題提起・課題発見・課題特定・解決策の提案の一連のプロセスにおいて、論理的に組み立てた説得力あるスキルが必要なのです。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
ロジカルシンキングは新卒時代に徹底的にコンサル会社では鍛えられます。よく、MECE(漏れなくダブりなく)と言われることも多く、常に全体感を網羅的に把握しそのうえで因果関係や結論を導出したロジックを考えないといけません。

問題解決能力

問題解決能力は、経営コンサルタントの仕事そのものの価値に直結する重要なスキルになります。

下図のように問題解決には「課題抽出・ヒアリング」「課題分類・グルーピング」「原因究明・因果関係の特定」「課題特定・優先度付け」「解決策の洗い出し・評価/選定」「解決策提案・導入アプローチの計画策定」があり、これらの一連のプロセスをテーマに合わせて検討する必要があります。

問題解決能力と検討のプロセス

また、そもそもコンサルタントの仕事はクライアント自身でも解決できない課題をアウトソースしているため「超難解なテーマ」であることが多いです。

例えば、コスト削減のテーマを支援する場合、既にクライアントは社内で削減策を実行したのにも関わらず、そのうえでコスト削減余地を絞り出す必要があります。

具体的なアプローチとしては、過去の同類業界のコスト削減事例の調査、現状のクライアントの間接材・直接材のコストデータの収集・分析、無駄なコストが発生している分野の特定、削減案を実行するためのベンダー見積交渉など、具体的な改善策を提示するための戦略と実行を行います。

このように、超難問を解くコンサルタントの頭脳=問題解決能力と言っても過言ではないほどに、重要な能力なのです。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
コンサルは常に難題であるテーマを扱うことから思い描いたような解決策が見つからなくなりクライアントから厳しいフィードバックを受け辛く大変な側面も多々あります。そうした中で、「問題解決」に真っ向から向き合いそれらを楽しみ効果的な施策が出るまで考え実行し続けるというのはコンサルのプロフェッショナル精神そのものだと思っています。

コミュニケーション能力

戦略コンサルタントの商品は「人」がベースであることもあり、クライアントやチームメンバーと信頼関係を構築できる高度なコミュニケーション能力はとても重要なスキルです。

コンサルタントに求められるコミュニケーションには大きく2つあり「社内のコミュニケーション」「社外のコミュニケーション」が重要となります。

コンサルタントに必要なコミュニケーションスキル

社内のコミュニケーションに関しては、コンサルタントの役職別に異なり、アナリスト・コンサルタント・マネージャー・パートナーとチームの中でのコミュニケーションを適切にとる必要があります。

対して、社外のコミュニケーションに関しては、組成されるプロジェクトの中で役職ごとにコミュニケーションの取り方も異なり、パートナーであればニーズハックや提案活動、コンサルタントであれば日々のプロジェクト業務でクライアントと対峙する能力が求められます。

例えば、DX戦略プロジェクトの場合は関係するステークホルダーだけでも下記のような方がいます。

  • マネジメント層(CxO、役員、部門長クラス)
  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • 経営管理部門
  • 組織・人事・労務部門
  • 法務部門
  • IT部門
  • 営業部門
  • マーケティング・広報部門
  • 生産管理部門
  • 購買部門
  • 物流部門
  • アフターサービス部門、など

このような様々な立場の方が持つミッションや課題を的確に理解しながら、関係者間のハブになってコミュニケーションをとる必要があるのです。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
戦略コンサル業界にはコミュニケーション能力が高い人が多いですね。常に様々な立場の人と接するため、相手の立場を迅速に理解し、適材適所の立ち回りをしなければいけません。また事業会社でも重責の方を相手にすることが多いため物怖じしないメンタルも同じく必要です。

▼コンサルの必要スキルを知ろう!

コンサルタントに必要なスキルは多岐に渡ります。当サイトでは外資・日系コンサル会社の体験者をもとに10つの必須スキルをまとめていますので併せてご覧ください。

戦略コンサルタントにおすすめな資格

コンサルタントにおすすめな資格

戦略コンサルタントをこれから目指す方や、戦略コンサルスキルを更に強化したい方におすすめの資格を紹介します。

MBA

MBA(経営学修士)とは、Master of Business Administrationの略称でグローバルなビジネス環境で活躍するための経営学の理論と実践を学ぶプログラムです。

日本国内外の多くの大学やビジネススクールで提供されており、海外のMBAは高い語学力が必要となり難関とされています。

▼海外のMBAの例

  • スタンフォード大学ビジネススクール
  • ハーバード大学ビジネススクール
  • ペンシルバニア大学ウォートン
  • コロンビア大学ビジネススクール

▼海外のMBAの例

  • 早稲田大学 大学院経営管理研究科
  • 慶應大学大学院経営管理研究科(KBS)
  • 京都大学経営管理教育部 経営管理専攻
  • 一橋大学大学院経営管理プログラム

コンサル業界にはMBA取得は非常に多く、MBAを取得することで、戦略的思考、リーダーシップ、財務管理のスキルを身につけることができ、コンサルタントとして活躍する上で非常に価値のある能力とされています。

資格名称MBA
運営会社、組織多数の大学及びビジネススクール
取得方法大学院での修士課程修了
有効性無期限
勉強時間変動し得るが、通常は1〜2年のフルタイム
試験回数大学によって異なる
コンサルタントでのメリット戦略的思考能力、リーダーシップ、経営全般の知識が向上

公認会計士・USCPA

公認会計士は、企業の財務報告や監査に関する高度な専門知識を有する資格であり、日本では日本公認会計士協会(JICPA)が運営しています。

対して、USCPA(米国公認会計士)は、米国の財務報告や監査基準に精通したプロフェッショナルを認定する資格で、American Institute of CPAs(AICPA)が運営しています。

いずれの会計士資格を持つことは、会計および財務コンサルティング分野での信頼性と専門性を示すことができます。

資格名称公認会計士・USCPA
運営会社、組織各国の公認会計士協会、AICPA
取得方法専門試験の合格及び実務経験
有効性無期限、ただし継続的な教育が必要
勉強時間2,500~3,000時間
試験回数年数回
コンサルタントでのメリット財務報告、監査、税務の専門知識が強化

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営改善や事業戦略の策定支援を行う資格で、中小企業診断士協会が運営・管理しています。

資格名の通り中小企業向けの資格ではありますが、中小企業の経営者に対して実践的なアドバイスを提供するためのコンサルタントとしての深い知識とスキルを持つことの証明に役立ちます。

資格名称中小企業診断士
運営会社、組織中小企業庁
取得方法一次試験、二次試験の合格及び実務経験
有効性無期限
勉強時間800〜1,000時間推奨
試験回数年1回
コンサルタントでのメリット中小企業の経営支援、改善提案が可能

▼コンサルタントにおすすめな資格

コンサルタントは高度な専門性が求められ就職難易度も高い業界となります。また、クライアントから信頼獲得を継続的にすることが必要であるため「コンサルタントにおすすめな資格」を知っておくことは重要です。

戦略コンサルタントにおすすめなプロジェクト管理ツール

戦略コンサルタントの仕事を効率化・高度化させるためには、プロジェクト管理ツールを巧みに利用することがおすすまです。

グローバルインフォメーションが調査した「プロジェクト管理ソフトウェア市場予測(2024年~2029年)」では、プロジェクト管理ソフトウェア市場規模は、2024年に65億4,000万米ドルと推定され、2029年までに108億6,000万米ドルに達すると予測しています。

昨今ではDX時代と呼ばれデジタル人材やAI人材への期待値が高まっている中、経営コンサルタントとしてデジタルツールを駆使することは必要不可欠と言えます。

下記は分野別の代表的なツールやサービスになるため、是非ツールをマスターしておきましょう。

プロジェクト管理ツールMicrosoft Project
Jira Software
Trello
Asana
Backlog
Redmine
Wrike
コミュニケーションツールMicrosoft Teams
Zoom
Google Meet
Slack
ChatWork
ファイル・ナレッジ共有ツールConfluence
Notion
Box
工数管理・コスト管理ツールCrowdLog
TimeTracker NX
Time Krei

戦略コンサルタントの年収相場

戦略コンサルタントの年収目安として、コンサル会社に勤める正社員戦略コンサルタントの場合は「500万~3000万」、フリーランスコンサルタントの場合は「550万円~4400万円」が相場となります。

コンサルタントの年収は職種、経験、スキル、勤務地、雇用形態などによって大きく異なるため、「会社員の戦略コンサルタント」と、個人事業主やひとり社長として独立して働く「フリーランスの戦略コンサルタント」の違いを比較しながら解説します。

会社員戦略コンサルタントの年収(役職・ランク別)

会社員コンサルタントの年収(職位別)

正社員として勤務する戦略コンサルタントの年収は、アナリストランクからで500万円となっておりマネージャークラスになると1,000万円、パートナークラスでは2,000万円をこえる超高年収水準となっています。

【役職・ランク別】
正社員コンサルの年収比較一覧表

役職・職位年収
(中央値)
年収
(最小)
年収
(最大)
アナリスト600万円500万円700万円
コンサルタント800万円700万円900万円
マネージャー1150万円900万円1400万円
シニアマネージャー1700万円1400万円2000万円
パートナー2500万円2000万円3000万円
コンサルタントの年収実態調査より

国税庁が行う民間給与実態統計調査によると、給与所得者数5,270万人の平均給与が442万円となっていることから、コンサルタントの年収が業界でもトップクラスに高いことがわかります。

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
大手コンサルティングファームに在籍すれば戦略コンサルタントとしては年収1000万円越えは夢ではありません。ただし、マネージャー以上となってくると広く浅い知見だけでは昇格できることは少なく、業界あるいは領域などの専門性を高めることは登竜門となりますね。

正社員コンサルタントの年収は、コンサル会社の種別(戦略系・総合系・IT系など)でも異なりますので、当サイトで調査したコンサルティングファーム別の年収ランキングも併せてご覧ください。

フリーランス戦略コンサルタントの年収(役職・ランク別)

フリーランスコンサルタントの年収(職位別)

戦略フリーランスコンサルタントの年収相場はランク別(スキル別)に異なり、ジュニアクラス(アナリスト・コンサルタント)であれば月額単価70万円~110万円となり年収換算すると770万円~1,210万円となります。

更にランクアップしたプロジェクトマネージャ―ロールになると、月額単価155万円~215万円となり年収換算すると1,705万円~2,365万円ほどになります。

【役職・ランク別】
フリーランスコンサルタントの年収比較一覧表

スクロールできます
年収月額
中央値最小最大中央値最小最大
アナリスト770万円550万円990万円70万円50万円90万円
コンサルタント1210万円990万円1430万円110万円90万円130万円
マネージャー1705万円1430万円1980万円155万円130万円180万円
シニアマネージャー2365万円1980万円2750万円215万円180万円250万円
パートナー3575万円2750万円4400万円325万円250万円400万円
フリーランスコンサルタント年収実態調査より

フリーランスコンサルタントとは、コンサル会社などで経験を積んだ後、個人事業主やひとり社長の事業者として個人で働くコンサルタントです。

内閣府の調査によるとフリーランス国内人口規模は341万人と年々増加にあり、さらには、厚生労働省がフリーランスの働き方を守る目的として「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス新法)」を公布したことから、フリーランスは今やハイクラスキャリアの選択肢の一つとなりました。

経営フリーランスコンサルタントの年収は正社員経営コンサルタントと比べてダイレクトにコンサルフィー(コンサル費用)を得ることができるため、正社員時代の年収よりも1.2~1.5倍ほど増加すると言われています。

ご覧のように、正社員と比較すると大幅な年収アップが見込めるため、コンサルティングファームで実力をつけた方は是非独立・開業にチャレンジしてみるのもおすすめです。

当サイトを運営する株式会社SowLabはフリーランストップコンサル集団として「フリーランスコンサルタント案件紹介サービス(コンサルフリー|Consulfree)」を提供しているためご興味のある方は是非ご相談ください。(登録利用料は完全無料

体験者コメント

【戦略コンサル体験者の声】
大手戦略ファームで働いた後フリーランスコンサルタントに独立しましたが、月額100~150万程度で受注できるため年収も1.5倍くらいは上がったと思っています。Managerランク位の実力があれば、思い切って独立するのも最近では流行りのキャリアプランですね。

戦略コンサルタントに向いている人の特徴

戦略コンサルタントに向いている人の特徴をコンサルティングファームで実務経験を持つ体験者が洗い出した一覧は下記になります。

#戦略コンサルタントに向いている人の特徴一覧
1好奇心旺盛な人
2難題を解く問題解決が好きな人
3調査・分析をしたい人
4学習意欲が高い人
5コミュニケーション能力が高い人
6プレゼンテーション能力がある人
7チームワーク能力がある人
8ストレス耐性が高い人
9論理的な考え方が好きな人
10向上心が高い人

特に、戦略コンサルの場合は、「難題を解く問題解決が好きな人」「調査・分析をしたい人」にはおすすめな職業と言えます。

コンサルに向いている人の特徴をもっと知りたい方は、チェックリスト形式で詳細説明している下記記事も参考にしてみてください。

未経験から戦略コンサルタントになれるのか?

戦略コンサルタントの働き方や仕事内容の理解を深めたところで「経営コンサルタントになってみたい!」「経営コンサルタントになる方法を知りたい!」と思っている方向けに、未経験からコンサルタントになる方法を解説します。

未経験から戦略コンサルタントに転職する就職難易度と偏差値

戦略コンサルタントへの転職難易度は、業界最高難度のコンサルティングテーマに関与するため、数ある業界の中でもトップレベルに難易度が高い傾向にあります。

東洋経済が行った入社が難しい有名企業ランキングトップ200では、上位に大手コンサルティングファームが名を連ねていることからその難しさがわかります。

順位企業名入社難易度
1マッキンゼー・アンド・カンパニー68.1
2ボストンコンサルティンググループ66.2
9EYストラテジー&コンサルティング63.2
18デロイトトーマツコンサルティング62.4
20PwCコンサルティング62.4
26アビームコンサルティング62.0
52NTTデータ61.2
59アクセンチュア60.9
66日本IBM60.7
東洋経済 入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社より抜粋

そのため、コンサルタントになるためのスキルや能力アップ、転職活動における書類審査・面接審査対策など徹底した準備が必要になります。

未経験の転職はエージェント活用がおすすめ!

未経験から戦略コンサルタントへの就職・転職を成功させるためには「コンサル業界に強い転職エージェント」を活用することがおすすめです。

下図はコンサル業界への転職過程を記した図表ですが、他業界と比べると特殊であり、特に「コンサルの志望動機」「コンサルタント向け職務経歴書・履歴書」「ケース面接」「フェルミ推定」など業界特有の対策が必要になります。

コンサル業界への転職準備のプロセスと流れ

そのため、一般業界型の転職エージェントではなく、コンサル業界に精通した特化型の転職エージェントを使うことがおすすめです。

\戦略コンサルにおすすめな転職エージェント/

マイビジョン

少数生成のトップエージェントとしてコンサル転職支援実績No1のエージェント。戦略コンサル出身者がサポート。
ムービンストラテジックキャリアムービンストラテジックキャリア

コンサル業界を専門とする業界特化型のエージェント。徹底したサポートが口コミや評判で定評。
アサインエージェント

20代~30代に特化した若手ハイエンド特化型エージェント。価値観を軸に丁寧なサポートをしてくれます。

当サイトで最もおすすめしているコンサル業界に強いエージェントを知りたい方は下記をご覧ください。

ハイクラスな戦略コンサルタントになるための究極の転職キャリアプラン

ハイクラスコンサルタントになるためのキャリアプラン(キャリアパス)

年収・実力ともにハイクラスな戦略コンサルタントになるための究極のキャリアプラン(キャリアパス)を解説します。

ここでは、実際に事業会社から外資コンサル、フリーランスへと独立した筆者の体験談や、大手コンサルファーム出身者の体験者の声をもとに「ワンランク上のハイクラスコンサルタントになれる必勝の選択肢」をご紹介します。

1.事業会社からコンサル会社に転職・就職する

コンサルタントになるためには、まずはコンサル業界に転職しましょう。

一方で、事業会社などのコンサル未経験からの転職は難易度が高いため、コンサル業界に強い転職エージェントを頼りながら入念な書類添削や面接対策していくことがおすすめです。

転職エージェントとは、サービスに登録することで、キャリアアドバイザーと無料で面談を行い自分の希望転職先の条件を伝達することで最適な求人を紹介してくれることに加え、書類添削・面談対策・年収交渉などサポートしてくれるため一人では対策しづらい点を強化することができます。

コンサル業界の転職エージェントの仕組み

下記は当サイトで厳選比較した転職エージェントランキングになるため気になる専門性や分野のエージェントを選んでみてください。

転職エージェントおすすめランキング一覧

  • コンサル業界に強い転職エージェント【人気記事】
  • 外資系に強い転職エージェント
  • ハイクラスに強い転職エージェント
  • 総合コンサルに強い転職エージェント
  • 戦略コンサルに強い転職エージェント
  • ITコンサルに強い転職エージェント
  • SAPコンサルに強い転職エージェント
  • 財務コンサルに強い転職エージェント
  • FAS業界に強い転職エージェント

コンサル業界の場合は一般企業就職・転職とは異なり独特の対策が必要であるため、未経験の方には「コンサル業界特化型」に絞って対策をすることをおすすめします。

2.コンサル会社から他コンサル会社に役職を上げて転職する

コンサル会社で経験を積んだ後のキャリアプランとしては「コンサル会社から他コンサル会社への転職」があります。

コンサル会社toコンサル会社は再現性が高いため転職の難易度は低く、管理職やマネージャー、パートナーなどへの責任のあるポジションアップやコンサルタントの年収を増やせるおすすめのキャリアパスです。

コンサル会社には下表のように、コンサルタントの役職(階級・ランク)により年収や業務内容が異なります。

役職名業務内容年齢目安経験年数
アナリスト新卒や第二新卒のポジション。20代前半入社1年目~3年目
コンサルタント特定のプロジェクトチームを自走可能なメンバーポジション。20代~30代前半2年目~7年目
マネージャープロジェクト全体のプロジェクトマネージャー(PM)またはプロジェクトリード(PL)を担う管理職ポジション。20代後半~30代5年目~10年目
シニアマネージャーマネージャーランクの上級ポジション。30代~40代~50代7年目~20年目
パートナーコンサル会社や組織内の専門チームを全社的視点で管理・リードする最上級のポジション。30代、40代、50代15年目~
コンサル会社の役職別のクライアントとの関わり方と人脈形成

コンサル業界全体では、コンサル会社から他コンサル会社に転籍することは一般化しているため、良い職位・ポストや待遇がある場合は是非チャレンジしてみることをおすすめします。

3.コンサル会社から事業会社のポストコンサルに転職する

コンサル会社で経験を積んだ後のキャリアプランとしては「コンサル会社から事業会社のポストコンサルへの転職」があります。

ポストコンサルタントとは、コンサルティングファームで実務を経験した後、事業会社の幹部やベンチャー企業のCxO、PEファンドに転籍するハイキャリア転職です。

ポストコンサルと正社員コンサルの違い

コンサル会社に勤めていると一定のラインから「コンサルのやりがい」を感じられなくなることもしばしばあります。

その中で、ポストコンサルは「ポスト」という名の通り、“コンサルティング”というポジションで問題解決能力を最大限に生かし、企業の価値最大化に貢献することが求められる仕事になります。

4.コンサル会社からフリーランスへ独立・開業する

コンサルタントとして実力をつけた方は「コンサル会社からフリーランスへの独立・開業」がおすすめのキャリアプランです。

近年では、厚生労働省による「働き方改革関連法」や、経済産業省の「ダイバーシティ経営の推進」を皮切りに、人材の多様化やリモートワークの推進などにより従来の枠組みに捉われないキャリアパスが着目されています。

中でも、ビジネス上で立場が弱いとされていたフリーランス(個人事業主・副業・複業者・ひとり社長)を守る政策である「フリーランス保護新法(通称)」を2023年4月に政府が可決したことから、“組織から個への働き方へのシフト”は注目を浴び、コンサルの独立や、コンサルからの起業を考える人は年々増加傾向にあります。

フリーランスコンサルタントとは、組織に属さない個人のコンサルタントであり企業と業務委託契約を主体とした次世代の働き方でであり、正社員から年収アップも期待でき自由度の高い仕事ができることから人気のキャリアパスになっています。

正社員コンサルとフリーランスコンサルタントの違い

下図は実際のフリーランスコンサルタントの年収になり正社員と比べても1.2倍~1.5倍の年収アップが期待できることがわかります。

フリーランスコンサルタントの年収(職位別)

一方でフリーランスコンサルタントは、下図のように正社員と比べると収入が不安定になるリスクなども多くあり独立には少々不安も抱えてしまうでしょう。

フリーランスが抱える課題調査結果グラフ

そんな悩みを持つ方はフリーランスコンサルタントマッチングエージェントを使うことで、安定的な仕事獲得をすることができます。

当メディアを運営している株式会社SowLabも業界でもトップクラスの案件供給が可能なフリーランスエージェントサービス「」を提供しているため是非無料登録してみてください。

おすすめの戦略コンサルティング会社紹介!

戦略コンサルティングを依頼した企業担当者や、これから経営コンサルタントにキャリアチェンジしたい方向けに、おすすめの経営コンサルに強いコンサルティング会社を紹介します。

株式会社SowLab(ソウラボ)

sowlab

株式会社SowLabは、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを強みとしたフリーランスコンサルタントで形成されるコンサルティングファームです。

ブティック系コンサルティングファーム(小規模ファーム)に属しますが、大手コンサルティングファームと比べるとフリーランスコンサルタント(インディペンデントコントラクター)を主体としているため、安価なコストで優秀な人材のコンサルティングサービスを受けることができます。

会社名株式会社SowLab
会社HPhttps://sow-lab.com/
設立2022年
業界/業種総合コンサルティング(フリーランスギルド型)
本拠地日本
所在地(東京オフィス)東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2階
拠点数関東中心(東京・神奈川・埼玉・千葉)
人員規模フリーランスが数百名以上在籍
(独自のフリーランス検索プラットフォーム「コンサルフリー」の登録者)

マッキンゼー・アンド・カンパニー

マッキンゼー・アンド・カンパニー

マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)は世界最高峰と呼ばれる戦略系コンサルティング会社です。

1926年にシカゴ大学の教授であるジェームズ・O・マッキンゼーにより設立され、MBBの一角を占める戦略コンサル会社の代表格となります。

日本支社は1971年に設立され、コンサル会社の中でも最上流かつグローバルな上位戦略を主戦場とし、国境の垣根のないコンサルティングサービスが強みとなります。

会社名マッキンゼー・アンド・カンパニー
会社HPhttps://www.mckinsey.com/
設立海外:1926年
日本支社:1971年
業界/業種戦略系コンサルティング
本拠地グローバル
所在地
(東京オフィス)
東京オフィス 東京都港区六 本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー
拠点数世界65カ国130拠点
人員規模30,000人以上

ボストンコンサルティンググループ

ボストンコンサルティンググループ

ボストン コンサルティング グループ(BCG|Boston Consulting Group)は戦略コンサルティングのパイオニアとして知られる戦略系コンサルティング会社です。

1963年にブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレンにより設立され、1966年に日本支社は本社ボストンに次ぎ2番目に設立されました。

特徴として、少数精鋭組織が多い戦略ファームの中でも最大規模を誇っており、世界企業上位500社の3分の2をクライアントを保有する世界的な影響力を持つプロフェッショナル集団となっています。

最近は、戦略だけでなくBCG DIgital Ventures、Platinion、Gammmaなどのデジタル専門組織の立上げにも積極的です。

会社名ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
会社HPhttps://www.bcg.com/ja-jp/
設立世界:1963年
日本支社:1966年(ボストンに次ぐ2番目)
業界/業種戦略系コンサルティング
本拠点アメリカ合衆国
所在地
(東京オフィス)
東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号日本橋室町三井タワー25階
拠点数世界50ヶ国
人員規模30,000人以上

▼コンサル会社を一気見したい方必見!

コンサルティングファームには下記のように様々な種類があります。

ジャンル別コンサル会社一覧

  • 戦略系コンサル会社
  • BIG4系コンサル会社
  • 総合系コンサル会社
  • シンクタンク系コンサル会社
  • 組織人事系コンサル会社
  • FAS系コンサル会社
  • ブティック系コンサル会社

下記記事で大手・中小、日系、外資のコンサルティングファームをジャンル別に一覧形式で紹介していますので是非ご覧ください。

まとめ

最後にまとめです。

戦略コンサルタントとは企業や組織が直面する課題に対し、中長期的な視点から最適な経営戦略を策定しその実行をサポートするコンサルティングの仕事でした。

戦略コンサルへ依頼を検討している企業担当者や、これから戦略コンサルを目指す方は知識と経験を積み、是非一緒に課題解決に夢中になっていきましょう!

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