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コンサルタントとは?仕事内容や業界特性をわかりやすく図解【2025年永久保存版】

コンサルタントとは?意味や仕事内容を外資コンサル出身が解説【2023年最新】
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コンサルタントとは、企業や組織が抱える課題に対して専門的な知識・経験を活かして、解決策を提案・実行支援する専門職のことです。経営戦略、組織人事、IT、会計、マーケティングなどの専門分野に特化して活動することが多く、外部のプロフェッショナルとして企業の意思決定や変革をサポートします。

コンサルタント(コンサルティング)とは

IDCの「国内ビジネスコンサルティング市場予測(2023年~2027年)」によるとコンサルティング需要は今後も継続していくと予測され、経済産業省が取り組むDX推進施策などの後押しもありコンサル業界は市場全体が成長する注目業界となります。

一方で、コンサル業界は、仕事の難易度が高く業界未経験者には少々わかりづらい働き方になるため、「コンサルタントとは何をするのか」「どのような仕事なのか」と基礎的理解が気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、コンサルタント業界を知らない初心者の方向けに、外資コンサルティングファームを経験した筆者が複数のコンサル業界実務経験者の体感談談を交え「コンサルタントとは何か?」について図解多めでわかりやすく解説します。

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コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。

相馬秀幸(株式会社SowLab)

監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役


大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。広告/メディア・エンタメ・放送・人材・製造・通信のTMT業界を中心に、経営戦略、新規事業、M&A、組織人事、マーケティング・営業戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。

株式会社ソウラボ

執筆者/運営会社
株式会社SowLab

コンサルフリーマガジン事務局


コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。

目次

コンサルタントとは?初心者向けに簡単に図解

コンサルタント(コンサルティング)とは

コンサルタント業界未経験の方向けに、コンサルタントの定義や特性・役割を紹介します。

コンサルタントの定義と意味

コンサルタントとは、簡単に言うと企業や組織が抱える課題に対し、専門的な知識・経験を活かして解決策を提案・実行支援する外部の専門家」と定義できます。

英語の「Consultant」を直訳すると「助言を与える人」という意味になりますが、職種としてのコンサルタントは「課題解決を支援する人」「経営顧問」「専門アドバイザー」の意味が定義として当てはまります。

対して、類似する言葉である「Consultation(コンサルテーション)」は助言や指導を行う行為やプロセスを指し、コンサルタントは人を意味し、コンサルテーションは行為そのものを意味する言葉となるのです。

コンサルタントは何を売るのか

コンサルタントが提供する商品は「モノ」ではなく「ヒト(人)」が生み出す問題解決やナレッジです。具体的には以下のような価値を売って商売を行います。

売っているもの内容例
知見・専門性業界構造の理解、M&A手法、DX戦略など
分析力・課題整理力問題の可視化、KPIの定義、根本原因の特定
戦略構築と実行力中長期の事業戦略、新規事業の立案、業務プロセス改革など
第三者としての客観性社内政治にとらわれず冷静かつ中立な視点での意思決定支援
実行支援実行フェーズでの伴走、業務設計、組織改革の推進など

コンサルタントの役割

コンサルタントの仕事とは

コンサルタントの主な役割は、クライアントが抱える課題を整理し、解決まで導く変革の支援者として機能することです。役割をプロジェクトの流れに沿って整理すると以下のようになります。

役割具体的な内容
課題発見クライアントの現状をヒアリングし、真の経営課題や業務上の問題点を明確化
経営陣・現場社員へのインタビュー
業績データやKPIのレビュー
業界ベンチマークとの比較分析
問題の根本原因(Root Cause)の特定
提案発見した課題に対して、最適な改善策や成長戦略を提案
課題に対する仮説構築と検証
ソリューション案(例:新業務フロー、IT導入計画)の設計
クライアントとの合意形成(ステークホルダー調整)
提案資料(スライド・報告書)の作成・プレゼン
分析・戦略立案経営判断を支える定量・定性分析を行い、具体的な戦略や施策を設計
市場分析・競合調査(例:5 Forces、SWOT分析)
財務分析(例:PL/BSの読み解き、ROE改善)
データ分析(BIツールやExcel、SQL等を活用)
戦略マップやロードマップの作成
実行支援立案した施策がクライアント組織内で実行され、定着するまでの支援
プロジェクトマネジメント(PMO)
業務フローの見直しと運用支援
人材育成・組織改革の伴走
効果測定と改善サイクル(PDCA)の支援

コンサルタントの種類別の仕事内容

コンサルタントの仕事の種類一覧

コンサルタントの種類は「戦略コンサル」「総合コンサル」「ITコンサル」「会計コンサル」など専門分野別に多岐に渡ります。

コンサルタント職種の種類一覧

コンサルタントとは、特定分野に高い専門性と経験を持ち企業自身でも解決できない課題を解決するプロフェショナルになるため、下図のように戦略・戦略・M&A・組織人事などの「領域軸」と、自動車業界・製造業界・消費財業界などの「業界軸」の掛け算によって専門性が区分されます。

コンサルタントの仕事の専門性の考え方

コンサルタント業界で成功するためには、「どの専門分野でキャリアプランを描いていくか」がとても重要なのです。ここでは代表的なコンサルタントの種類別の仕事内容をご紹介しますので、仕事選びの参考にしてください。

戦略系コンサルタント

戦略コンサルタントの特徴

戦略コンサルタントの特徴(仕事内容・スキル・資格・企業例)
職種(正社員)戦略コンサルタント
職種(フリーランス)フリーランス戦略コンサルタント
プロジェクト(例)全社経営戦略、新規事業戦略、事業戦略、事業ポートフォリオ策定、商品戦略、中期経営計画策定、海外展開戦略、AI・技術戦略、DX戦略など
必要なスキル・資格戦略的洞察能力、高い調査・分析能力、スピード感のある判断力、コミュニケーション能力、論理的思考力、市場や業界トレンドの深い知見、ドキュメンテーションスキル、など
コンサル会社(例)戦略系コンサルティング会社
(マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、ローランドベルガー、ADL、ドリームインキュベータ、Big4系戦略部門など)
年収(正社員)650万円~2050万円
年収(フリーランス)780万円~2460万円

メリット

  • 経営全般をテーマにするためビジネスの基礎的スキルを養うことができる
  • 汎用的かつ再現性が高い仕事

デメリット

  • クライアントの業界/業態の専門性が偏りやすい
  • IT/テクノロジー/AI分野に弱い傾向がある

経営コンサルタント

経営コンサルタントの特徴

経営コンサルタントの特徴(仕事内容・スキル・資格・企業例)
職種(正社員)経営コンサルタント
職種(フリーランス)フリーランス経営コンサルタント
案件内容の例中期経営計画の策定、全社経営戦略、ロードマップ策定支援、経営効率化のための業務改革支援、海外展開支援、など
必要なスキル・資格基礎的な経営・簿記知識、クライアントの業界知見、コミュニケーション能力、論理的思考力、市場や業界トレンドを読み解く洞察力、、ドキュメンテーションスキル、など
コンサル会社(例)総合系コンサルティングファーム
(アクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EY、アビームコンサルティング、日立コンサルティング、IBMコンサル部門など)
年収(正社員)650万円~2050万円
年収(フリーランス)780万円~2460万円

メリット

  • 経営全般をテーマにするためビジネスの基礎的スキルを養うことができる
  • 汎用的かつ再現性が高い仕事

デメリット

  • クライアントの業界/業態の専門性が偏りやすい
  • IT/テクノロジー/AI分野に弱い傾向がある

ITコンサルタント

ITコンサルタントの特徴

ITコンサルタントの特徴(仕事内容・スキル・資格・企業例)
職種(正社員)ITコンサルタント
職種(フリーランス)フリーランスITコンサルタント
案件内容の例IT戦略、システムアーキテクチャ設計、エンタープライズアーキテクチャ設計(EA)、ITロードマップ策定、Fit&Gap検証、システム要件定義、システム設計・開発、テスト管理、データ移行管理、マスターデータ設計、API連携、運用保守、UAT・トレーニング、など
必要なスキル・資格IT・テクノロジーに関するトレンド理解と深い知見、スクラッチシステムまたはパッケージシステムに関する知見と操作経験、プログラミング開発、工程管理能力、など
コンサル会社の例IT系コンサルティングファーム(アクセンチュア、アビームコンサルティング、日立コンサルティング、IBMコンサル部門など)
年収(正社員)600万円~1500万円
年収(フリーランス)720万円~1800万円

メリット

  • IT・テクノロジーに強くなる
  • 需要の高い市場で市場価値が高くなる

デメリット

  • 常にシステムのバージョンアップに追随しなければいけない
  • プロジェクトの関与期間が長い

組織人事コンサルタント

組織人事コンサルタントの特徴

組織人事コンサルタントの特徴(仕事内容・スキル・資格・企業例)
職種(正社員)組織人事コンサルタント
職種(フリーランス)フリーランス組織人事コンサルタント
プロジェクト(例)人事戦略、制度改革、組織構造改革、人事業務改革(BPR)、人材育成、人材開発、タレントマネジメント、チェンジマネジメント、人事DD、人事制度統合(PMI)、HRDX
必要なスキル・資格組織人事に関する業務知見、戦略的洞察能力、高い調査・分析能力、コミュニケーション能力、論理的思考力、ドキュメンテーションスキル、など
コンサル会社(例)組織人事系コンサルティング会社
(マーサー、コーン・フェリー、ウィリス・タワーズ・ワトソン、エーオン、Big4系HRコンサル部門、など)
年収(正社員)600万円~1700万円
年収(フリーランス)780万円~2460万円

メリット

  • 組織人事をテーマにするため経営の根幹に影響を与えることができる
  • 汎用的かつ再現性が高い仕事

デメリット

  • 組織人事の業務知見が求められる
  • IT/テクノロジー/AI分野に弱い傾向がある

財務・会計コンサルタント

財務・会計コンサルタントの特徴

財務会計コンサルタントの特徴(仕事内容・スキル・資格・企業例)
職種(正社員)財務コンサルタント
会計コンサルタント
職種(フリーランス)フリーランス財務コンサルタント
フリーランス会計コンサルタント
プロジェクト(例)財務/会計戦略、予算管理、コスト削減、財務デューデリジェンス、キャッシュフロー管理、資金繰り改善、IFRS対応、内部統制、コンプライアンス体制構築、経営計画、パフォーマンス評価、など
必要なスキル・資格会計士・税理士などの国家資格、財務・会計に関する業務知見、高い調査・分析能力、コミュニケーション能力、論理的思考力、ドキュメンテーションスキル、など
コンサル会社(例)財務・会計系コンサルティング会社
(Deloitte、PwC、KPMG、Ernst & Young)
シンクタンク系コンサルティング会社
(みずほリサーチ&テクノロジーズ、野村総合研究所 (NRI)、大和総研など)
年収(正社員)600万円~1700万円
年収(フリーランス)780万円~2460万円

メリット

  • 財務・会計をテーマにするため経営の根幹に影響を与えることができる
  • 財務・会計知見を活かすことができる

デメリット

  • 公認会計士・税理士などの資格が求められる場合がある
  • 専門知識がないと業務ができない

▼コンサルタントの種類選びはキャリアアップに超重要

コンサルタントは多岐に渡る専門分野に渡り長年の経験を積み一人前のコンサルタントになることができます。そのため、若いうちからどの分野の専門家になりたいかのキャリアプランを描きプロジェクト経験を積んでいくことがとても大切になります。

コンサルタントの平均年収・給与

コンサルタントの年収は平均年収約948万円(月額 約98万円)となっており、日本国内の給与所得者6,068万人の平均年収が約460万と比較すると高い給与水準であることがわかります。(参考:厚生労働省賃金構造基本統計調査」)

コンサルタントの平均年収と他業界と違い(賃金構造基本統計調査より)

一方でコンサルタントの年収は「コンサルティングの専門分野(コンサルティングの仕事種類)」と「役職・ポジション」にもより大きく異なるため注意が必要です。

【仕事種類別】コンサルタントの年収比較一覧表

コンサルタントの仕事の種類別」に年収相場を比較した結果は下記になります。

コンサルタント種類年収相場
経営コンサルタント500万円~2000万円
総合系コンサルタント500万円~2000万円
戦略系コンサルタント650万円~3000万円
業務改善(BPR)コンサルタント500万円~2000万円
PMOコンサルタント400万円~1500万円
新規事業開発コンサルタント500万円~1500万円
組織人事系(HR)コンサルタント500万円~2000万円
財務・会計系コンサルタント500万円~2000万円
M&Aコンサルタント600万円~2500万円
事業再生コンサルタント500万円~2000万円
シンクタンク系コンサルタント400万円~1500万円
営業コンサルタント400万円~1000万円
マーケティングコンサルタント400万円~1500万円
SCMコンサルタント500万円~2000万円
PLMコンサルタント400万円~2000万円
ITコンサルタント400万円~2000万円
DXコンサルタント400万円~2000万円
AIコンサルタント400万円~2000万円
セキュリティコンサルタント400万円~2000万円
ERPコンサルタント400万円~2000万円
SAPコンサルタント400万円~2000万円
CRMコンサルタント400万円~2000万円
Salesforceコンサルタント400万円~2000万円
SEOコンサルタント300万円~1000万円
製造業コンサルタント400万円~1500万円
医療・ヘルスケアコンサルタント400万円~1500万円
建設コンサルタント400万円~1000万円
不動産コンサルタント400万円~1000万円
中小企業診断士400万円~1000万円
ベンチャー・スタートアップコンサルタント400万円~1000万円

コンサルタントの仕事の種類別の年収比較結果では、より高度な専門性が求められる「戦略コンサルタント」「経営コンサルタント」などが高い水準となります。

下図は「個人のコンサルタントの価値」を表すフリーランスコンサルタントの単価決定の概念図になります。コンサルタントの単価(コンサルフィー)は「需要」と「供給」のバランスにより決定されるため、専門性の希少性が高くコンサル需要の多いコンサルタントの仕事の種類を選んでいくことが年収アップの近道になります。

フリーランスコンサルタントの単価と年収の決まり方と単価アップのコツ

例えば、昨今ではトレンド性が高い「生成AI」や「SAP」などの業種では需要(コンサルティングの引き合い数)に対し供給人数(コンサルタントの数)が不足している状態であるため、比較的高い年収となっています。

【役職別】コンサルタントの年収比較一覧表

コンサルタントの平均年収(役職別)

コンサルタントの年収は「コンサルタントの役職やポジション」によっても大きく異なるため昇給により年収アップが期待できます。

下表はコンサルタントの役職別に年収を比較した一覧表です。

役職名年齢目安経験年数年収相場
アナリスト20代前半入社1年目~3年目500~700万円
コンサルタント20代~30代前半2年目~7年目700~900万円
マネージャー20代後半~30代5年目~10年目900~1400万円
シニアマネージャー30代~40代~50代7年目~20年目1400~2000万円
パートナー30代、40代、50代15年目~2000万円~数億円
コンサルタント業界の役職別の違い

上表のように、新卒や第二新卒レベルの役職であるアナリストは約500~700万円コンサルタントは700万円~900万円、管理職となるマネージャは900万円~2000万円、最上位役職となるパートナーは2000万円~数億円と年収に大きな差があることがわかります。

▼コンサルタントの年収事情

コンサルタントは高年収で有名な業界ですが、専門分野・コンサルティングファーム・役職により数百万円の差が出るため、相場観を知っておくことが大切です。また、最近ではフリーランスコンサルタントに独立することにより年収アップを目指す方も増えています。

コンサルタントの役職とキャリアパス

コンサルタント業界の役職別の違い

コンサルタントの役職コンサルティングの実務経験年数に応じ上級職へと昇給していきます。特に外資系コンサルティングファームの場合は日系企業と異なり、年功序列の文化はなく実力次第で役職アップができます。

コンサルタントの役職やポジションによりプロジェクトワークのミッションは異なり、役職が上がるほどプロジェクトの管理・推進範囲が拡大していくのです。

コンサルタントの役職別の責任の違い

アナリスト・アソシエイト

コンサルタント業界の役職(アナリスト・アソシエイト)の年齢目安・仕事内容・年収相場

コンサルタントのアナリスト・アソシエイト(Analyst・Associate)は、プロジェクトワークの基礎業務を担当し主に調査・分析・プロジェクト支援を行います。

役割責任基礎業務を担当し調査・分析・資料作成などのプロジェクト支援を担う
業務内容データ収集・市場調査・競合分析
ExcelやBIツールを用いたデータ分析・加工
PowerPointでの資料作成・プレゼン準備
クライアントミーティングの議事録作成・会議運営の補佐
必要スキル論理的思考力、データ分析力、基本的なビジネスコミュニケーション
実務経験1~3年目
年齢目安20代(コンサル会社により異なる)

コンサルタント

コンサルタント業界の役職(コンサルタント・シニアコンサルタント)の年齢目安・仕事内容・年収相場

コンサルタント(Consultant)の役職は、プロジェクトの中核メンバーとして主にクライアントとの関係構築や戦略立案・提案資料作成の支援を行います。アナリストと比べ、特定のチームのリードを自走して推進しクライアントとの共創作業も行います。

役割責任プロジェクトの中核メンバーとして業務遂行を担当
業務内容クライアント課題の整理と分析、仮説構築
調査結果を基にした戦略立案・提案資料作成
プロジェクトのタスク管理・進捗管理
クライアントとの打ち合わせ・関係構築
必要スキル高い論理的思考力、問題解決能力、プレゼン・交渉スキル
実務経験3~8年目
年齢目安20代~30代前半(コンサル会社により異なる)

マネージャー・プロジェクトリーダー

コンサルタント業界の役職(マネージャー・プロジェクトマネージャー)の年齢目安・仕事内容・年収相場

マネージャー・プロジェクトリーダー(Manager・Project leader)の役職は、プロジェクト全体の管理やチームメンバーの指導・指揮を行います。コンサル業界の管理職に位置づけされるため、自分ひとりだけでなく組織やチームを牽引するマネジメント能力が求めれます。

役割責任プロジェクト全体の管理、チームメンバーの指導
業務内容クライアントとの折衝・ニーズ把握・提案
プロジェクトの設計・戦略立案・進捗管理
コンサルタント・アナリストの業務指示・指導
クライアントの経営層へのプレゼン・意思決定支援
必要スキルプロジェクトマネジメント能力、リーダーシップ、対外折衝能力
実務経験5~10年目
年齢目安30代~40代(コンサル会社により異なる)

パートナー・プリンシパル・ディレクター

コンサルタント業界の役職(パートナー・ディレクター・プリンシパル)の年齢目安・仕事内容・年収相場

パートナー・プリンシパル・ディレクター(Partner / Principal / Director)の役職は、コンサルティングプロジェクトの営業獲得やコンサル会社全体の経営貢献を行います。コンサル業界の最上位の役職であり、チーム単位ではなく会社・組織全体の単位で仕事を行います。

役割責任経営戦略の提案、プロジェクトの獲得・経営貢献
業務内容クライアント企業のトップ層との関係構築
コンサルティング契約の獲得・新規事業開発
会社の経営方針決定・組織マネジメント
重要プロジェクトの総指揮・意思決定支援
必要スキル高度な経営戦略思考、人脈構築力、営業・交渉力
実務経験10年以上
年齢目安30代後半、40代、50代(コンサル会社により異なる)

▼コンサルタントの役職事情

コンサルタントの役職・階級は事業会社(一般業界)と比べて明確なミッションやプロジェクト内での役割を持ちます。特にコンサル業界未経験者は転職前に、それぞれの役職でどのような働き方があるか知っておくことが大切です。

大手・日系・外資系コンサルティングファーム一覧

コンサルティング会社(コンサルティングファーム)の業界マップ・カオスマップ
コンサルティング会社一覧

コンサルティングファームとは、コンサルティングサービスを提供する会社を意味し、戦略・BIG4・総合・シンクタンク・人事/組織・FASなど専門分野ごとに多種多様な会社が存在します。

ここでは、大手・日系・外資系の代表的なコンサルティングファームを種類別に紹介します。

戦略系コンサルティングファーム

戦略系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ

戦略系コンサルティングファームとは、全社経営戦略・中期経営計画策定・Vison/Purpose策定・海外進出など、会社の全体戦略を決定する最上位のテーマを扱うコンサル会社です。

代表的な戦略系コンサルティングファーム
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ボストンコンサルティンググループ(BCG)
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • A.T.カーニー
  • ローランド・ベルガー
  • アーサー・ディ・リトル(ADL)
  • ドリームインキュベータ

総合系コンサルティングファーム

総合系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ

総合系コンサルティングファームとは、自動車・製造・消費財・医療・小売り・化学などの業界セクターと戦略・IT・人事/組織・営業・マーケティング・SCMなどの領域セクターをマトリックスとして持ち多様なプロフェッショナルを擁するコンサル会社です。

ワンストップであらゆる経営課題を解決することを強みとし、BIG4系コンサルティングファームも総合コンサルティングファームに該当します。

代表的な総合系コンサルティングファーム
  • アクセンチュア
  • アビームコンサルティング
  • 日本アイ・ビー・エム(IBM)
  • 日立コンサルティング
  • ベイカレント・コンサルティング
  • シグマクシス・ホールディングス

BIG4系コンサルティングファーム

BIG4系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ
コンサルBIG4

BIG4系コンサルティングファームとは、世界4大会計事務所であるDeloitte・PwC・KPMG・EYの4社のコンサルティング組織を意味します。

会計事務所をバックに財務に関するアドバイザリをFASで行いながら、コンサルティング組織では戦略から実行まで一気通貫した多様なテーマを取り扱うため総合コンサルティングファームとも呼ばれることも多くあります。

代表的なBIG4系コンサルティングファーム
  • デロイトトーマツコンサルティング合同会社(DTC)
  • PwCコンサルティング合同会社
  • KPMGコンサルティング株式会社
  • EY Japan株式会社

IT系コンサルティングファーム

IT・デジタル系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ

IT系コンサルティングファームは、SAPやERP(基幹システム)などの大規模システム導入や、スクラッチ開発などのシステム設計・開発などIT・テクノロジーを活用した経営改革を支援することを専門としています。

戦略系コンサルファームと比べると、大人数×長期案件を多く保有しており、ITエンジニア出身の方も多く活躍するコンサル会社になります。

代表的なIT系コンサルティングファーム
  • アビームコンサルティング
  • シグマクシス
  • 日立コンサルティング
  • レイヤーズコンサルティング
  • スカイライトコンサルティング
  • フューチャーアーキテクト

シンクタンク系コンサルティングファーム

シンクタンク系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ

シンクタンクとは、経済・政治・技術の分野で調査・研究を行い、レポートや将来動向を発表する研究機関を意味します。

シンクタンク系コンサルティングファームには、金融機関・証券会社・商社など大企業のグループ企業となっている場合が多く、グループ会社名が〇〇研究所、〇〇総研などと評されることがあります。

代表的なシンクタンク系コンサルティングファーム
  • 野村総合研究所(NRI)
  • エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所(NTTデータ)
  • 大和総研
  • 三菱総合研究所(MRI)
  • 日本総合研究所
  • 富士通総研
  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
  • みずほリサーチ&テクノロジーズ

FAS系コンサルティングファーム

財務会計系・M&A系コンサルティング会社の業界マップ・カオスマップ

FASとはファイナンシャル・アドバイザリー・サービス(Financial Advisory Service)の略称であり、財務やM&Aに関するアドバイザリを専門とするコンサルティングファームです。

M&A戦略、DD(デューデリジェンス)、M&A交渉支援、バリュエーション、PMIなどM&Aや事業再生などを業務として行います。

代表的なFAS系コンサルティングファーム
  • デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)
  • PwCアドバイザリー
  • KPMG FAS
  • EY ストラテジー・アンド・コンサルティング
  • 経営共創基盤(IGPI)
  • フロンティア・マネジメント

▼コンサル会社でやることは全然違う!?

コンサルティングファームの種類は多岐に渡り、会社ごとにコンサルタントの専門分野や求めらえれる人物像、案件性質が大きく異なります。そのため、自分のキャリアに合った会社選びをすることがとても大切です。

コンサルティング業界の市場規模と将来性

コンサルティング業界の世界市場規模は、2024年に3,540億米ドルを超え、2029年までには年平均成長率(CAGR)4.81%で拡大し4,477億米ドル(約66兆円規模)に達すると将来予測されています。(参照:Mordor Intelligence 「Consulting Service Market Size & Share Analysis – Growth Trends & Forecasts (2024 – 2029)」)

対して、日本のコンサルティング業界の市場規模は約1兆円~2兆円規模・CAGR4.0%程度で成長しており世界コンサル市場全体と同様に今後も伸びていく成長産業となっています。(参照:IDC国内ビジネスコンサルティング市場予測、2023年~2027年」)

コンサルティング業界の市場規模・将来予測(CAGR)の日本と海外の比較

コンサルタントになるメリットとやりがい

コンサルタントのやりがいとメリット

一般業界よりも年収・給与が高い

コンサルタント業界が魅力的であると言われる理由の一つは、一般業界よりもコンサル業界の方が年収が高い点にあります。

コンサルタントの平均年収は948万円となっており、一般業界の平均給与460万に対し高額な年収推進であることがわかります。(参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査」)そのため、コンサル業界転職は20代・30代・40代・50代・コンサル未経験者など幅広い方から高い人気を誇る業界になっているのです。

コンサルタントの平均年収と他業界と違い(賃金構造基本統計調査より)

また、コンサルタントの役職・階級別にも年収水準は大きく異なり、アナリストレベルでも500万円~700万円、マネージャーレベルで900~1400万円、パートナーレベルになると2000万円を超える超高給取りが狙えるのです。

コンサルタントの平均年収(役職別)
口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
事業会社からコンサル業界に転職しましたが年収の高さに驚きました。実際年収1000万以上はコンサル業界では当たり前のような高給取りの世界です。コンサル業界はタフネスさが求められる仕事でもあるため事業会社に戻ろうかなと思うときも多々ありますが、年収の高さからコンサル業界に結局留まってしまうものです

実力次第で責任ある仕事を任され成長しやすい

コンサルタントの役職別の責任の違い

コンサルティング業界は完全実力主義の文化が根強いため、若いうちから責任のある仕事を任され成長の機会が多いことも特徴です。

コンサルタントは年齢に関係なく、経営課題に関わる機会があり、20代でもクライアントとの折衝や戦略立案を担当することが可能です。

例えば、入社3年目のコンサルタントが数十億円規模のM&Aプロジェクトに関与し、企業買収の意思決定支援を行うこともあります。他業界と比べても、裁量の大きさと成長スピードが格段に早いため、短期間でスキルアップが可能です

口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
新卒から戦略コンサル会社に勤めていますが、若い年齢であってもクライアントがCxOや部長クラスの方と対峙することは多くありました。年齢に関係なく大手企業の部長や執行役員などへプレゼンすることもあり、事業会社に入社していたら何年かかっていたんだろうな、と思うことがよくありとても良い成長機会だと感じています。

様々な業界や専門領域のプロジェクトが経験できる

コンサル業界の案件テーマ別の特徴(プロジェクト規模とプロジェクト期間の違い)

コンサルタントはプロジェクトベースで仕事を遂行するため、業界を横断的に仕事ができる点も大きなメリットです。

例えば、業界軸では金融・製造・IT・ヘルスケアなど多様な業界の案件に携わることができ、領域軸では経営戦略・DX推進・M&A・マーケティングなど幅広い専門領域の経験を積むことができます。

例えば、戦略コンサルの場合、1年間で異なる業界のプロジェクトを3~4つ経験することもあり、さまざまな知識とスキルが習得できます。これにより、特定の分野に特化したスペシャリストとしてのキャリアを築くことも可能になります。

口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
事業会社とコンサル会社の大きな違いは、プロジェクトベースで全く異なる業界・業種の仕事をすることです。プロジェクトによりクライアントの雰囲気やチームの雰囲気、働き方の文化も全く異なるため、都度転職をしているような感覚にさえなります。そうした中で、スピード感や柔軟性が養われる働き方だと日々実感します。

市場価値が上がり転職先が増える

コンサルタントの転職先リスト8選

コンサルタント業界での実務経験を持つことで、転職市場価値が上昇し転職先の選択肢が増えることもメリットになります。

例えばコンサルティング業界から転職する場合下記のような選択肢があります。

転職先区分転職先の業界
コンサル系他コンサルティング会社(昇格/年収UP)
ポストコンサル系/事業会社系PEファンド・VC
外資系企業
大手日系企業
中堅企業
ベンチャー・スタートアップ(CxO)
独立系起業
フリーランス・独立

コンサル業界を経験することで、ビジネススキルや問題解決能力などのコンサルスキルコンサル資格が養われるため転職に有利に働くことがあります。例えば、転職難易度の高いPEファンドやVCなどの金融系への転職や外資/日系企業のポストコンサルなどでの転職も可能になります。

最近では、コンサルtoコンサルの転職として他コンサルファームに転籍するだけでなく、フリーランスコンサルタント(独立した個人のコンサルタント)」で働くスタイルも増加しており、コンサル業界で仕事をすることは未来のキャリアアップに寄与することがわかります。

▼コンサル業界は「やりがい」が沢山ある

コンサルタントのやりがいは、「高年収・高待遇で給与が高い」「仕事の難易度が高く成長率が早い」「若いうちから責任ある仕事ができる」「基礎的なビジネススキルを養える」などがあり人気の業界です。

コンサルタントになるデメリットと注意点

コンサルタントはやめとけ!デメリットと注意点
コンサルタントの
デメリット・注意点
  • プレッシャーが大きく常に成長が必要
  • 激務で長時間労働になりやすい

プレッシャーが大きく常に成長が必要

コンサルタントの仕事は高いプレッシャーの下で常に成長し続けなければいけないため、心身共に負荷がかかってしまう点は一部の方にはデメリットになります。コンサルティング費用は1人あたりで月間数百万円と高額でり、クライアントからの要求や期待値は大きく、時に厳しい目線で評価をされるため常に高いパフォーマンスが求められます。

口コミ・評判

【コンサル業界体験者の声】
新規プロジェクトでの成功を求められ、夜遅くまで資料作成に追われる毎日を送り、結果としてプロジェクトは成功しました。しかし、精神的・肉体的な疲労が蓄積してしまったせいか体調を崩してしまいました。今後のキャリアを考えるとプレッシャーが常に付きまとうコンサル業界に長く居続けられるか不安になるときは多々あります。

コンサル業界で成功を収めるためのプレッシャーは時に努力の躍進力になり大きな成長につながりますが、同時にメンタルや体力にダメージを与えるデメリットもあります。

激務で長時間労働になりやすい

コンサル業界はハードワーク・激務でつらい・辞めたいとなりやすい

コンサルタント業界は一般業界と比較しても激務(ハードワーク)であり長時間労働が常態化しています。クライアントの期待に応えるため夜遅くまで仕事をすることが多く、時には週末も作業をすることがあります。

口コミ・評判

【コンサル業界体験者の声】
昔のコンサル業界はチーム全員が3週間連続で週末出勤し、平均残業時間が月100時間を超えるときもありました。深夜を超えることは頻繁にあり終電を逃してタクシー帰りは日常茶飯事でした。今の時代のコンサル業界は結構変わってきているのでそこまでの激務はないと思いますが、まだ一部の激務の文化は残っているのではないでしょうか。

最近ではコンサル業界でもワークライフバランスが整備され、育児との両立やリモートワークの推進なども活性化され大幅に労働環境は改善されつつあります。

コンサルタントに必要なスキルと素養

コンサルタントに必要なスキル一覧

昨今では経済産業省リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業への取組や助成金制度を整備しているなど、スキル習得はビジネスマンとして必要不可欠な学びになるため、年齢やキャリアに関係なく常にスキル習得を心がけることが大切です。

問題解決能力

コンサルタントに必要なスキル(問題解決能力)

問題解決能力は、コンサルタントの仕事そのものの価値に直結する重要なスキルになります。

問題解決をするプロセスは「課題抽出・ヒアリング」「課題分類・グルーピング」「原因究明・因果関係の特定」「課題特定・優先度付け」「解決策の洗い出し・評価/選定」「解決策提案・導入アプローチの計画策定」があり、これらの一連の流れをテーマに合わせて検討する必要があります。

そもそもコンサルタントの仕事はクライアント自身でも解決できない課題をアウトソースしているため「超難解なテーマ」であることが多く、コンサルティングワークは問題解決能力が要と言っても過言ではありません。

口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
コンサルは常に難題であるテーマを扱うことから思い描いたような解決策が見つからなくなりクライアントから厳しいフィードバックを受け辛く大変な側面も多々あります。そうした中で、「問題解決」に真っ向から向き合いそれらを楽しみ効果的な施策が出るまで考え実行し続けるというのはコンサルのプロフェッショナル精神そのものだと思っています。

ロジカルシンキング(論理的思考力)

コンサルタントに必要なスキル(ロジカルシンキング)

ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、論理的な分析と推論ができる能力のことであり、複雑な情報を取り扱い本質的な課題解決を行うコンサルタントにとって必須のスキルになります。

コンサル業界では「結論ファースト」という言葉が頻出しますが、まずは結論を導くための仮説を立案し、その結論を出すためのファクト(根拠)を論理的に構成する必要があるからです。

具体例として、クライアント企業の売上を10%増加させる戦略立案をするテーマの場合、市場分析や競合分析、事業ポートフォリオ分析を行い、それらのデータを基に戦略を立案します。これらの検討プロセスにおいて論理的思考力が欠如している場合、「結論に結び付いた根拠がわからない」「話のストーリー(つながり)がわからないから納得できない」とクライアントの合意形成ができません。

そのため、質の高いコンサルティングサービスを提供するためには、問題提起・課題発見・課題特定・解決策の提案の一連のプロセスにおいて、論理的に組み立てた説得力あるスキルが必要なのです。

口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
ロジカルシンキングは新卒時代に徹底的にコンサル会社では鍛えられます。よく、MECE(漏れなくダブりなく)と言われることも多く、常に全体感を網羅的に把握しそのうえで因果関係や結論を導出したロジックを考えないといけません。

プロジェクト管理・推進能力

コンサルタントに必要なスキル(プロジェクト管理能力)

コンサルタントは、プロジェクトの目標達成に向けた計画立案、実行、監視、調整が必要な仕事でありプロジェクト管理能力は必ず必要になります。

例えば、大規模システム導入プロジェクトの支援の場合は、プロジェクトの全体計画やリソース・コスト管理、ゴールを達成するためのアクションプランの策定、役割分担設計、ToDo・課題・進捗管理などを実行管理しなければいけません。

また、コンサルタントの仕事は原則プロジェクトベースで動く事が多いため、「誰がどこで何をしているか(するか)」を整理するプロジェクト管理は必要不可欠なのです。

口コミ・評判

【コンサル体験者の声】
プロジェクト管理能力はコンサルタントとして高いパフォーマンスを維持する上で最も大切だと思っています。コンサルはプロジェクトを遂行することよりも、プロジェクトを通じて本来の目的を達成することにあるため、ゴールを常に見据え今どのような状態で何が課題なのかを管理することはコンサルタントの素養でもあります。

コンサルタントになるためにおすすめな資格

コンサルタントにおすすめな資格一覧

コンサルタントにおすすめな資格には、MBA・公認会計士・税理士などの修士や国家資格など、ITストラテジスト・SAP認定資格などのIT系の資格、TOEFL・TOEICなどの語学系の資格など多岐に渡ります。

コンサルタントにおすすめな資格一覧/

スクロールできます
資格名称運営組織メリット
MBA多数の大学及びビジネススクール戦略的思考能力、リーダーシップ、経営全般の知識が向上
公認会計士・USCPA各国の公認会計士協会、AICPA財務報告、監査、税務の専門知識が強化
税理士税理士会税務計画、節税対策の専門知識が強化
中小企業診断士中小企業庁中小企業の経営支援、改善提案が可能
社会保険労務士厚生労働省労務管理、社会保険手続きの専門家
キャリアコンサルタント厚生労働省などキャリア形成、職業相談の専門家
ITストラテジスト経済産業省、情報処理推進機構(IPA)IT戦略立案、システム構築の知識が強化
プロジェクトマネージャーPMI(Project Management Institute)プロジェクトの計画、実行、管理能力が向上
SAP認定資格SAP SE業務プロセス理解、ERPシステム構築・運用の専門知識
PMPProject Management Institute (PMI)プロジェクト管理の国際的な標準知識、リーダーシップ強化
CIAThe Institute of Internal Auditors (IIA)内部監査、リスク管理、ガバナンスの専門知識
CISAISACA情報システムの監査、コントロール、セキュリティの専門知識
CISSP(ISC)²情報セキュリティの高度な知識と実務能力
TOEFLEducational Testing Service (ETS)国際的な英語の読解、聞解、話し言葉、書き言葉の能力
TOEICEducational Testing Service (ETS)国際ビジネス場面での英語コミュニケーション能力

コンサル業界転職前に知っておきたい年齢別の転職事情

自分の年代だけでなく他の年代の転職特徴や違いを知る事で、自分の「年齢」一つの武器にできるため採用担当者が選考基準で大切にするポイントを抑えることができます。

年代・年齢別の転職の特徴(転職難易度と求人数の相関関係)

20代転職はポテンシャル重視で未経験転職がしやすい

20代の転職事情と特徴

20代の転職の特徴はポテンシャル重視であり未経験や異業種転職でも可能性が高い点にあります。

20代転職の特徴
  • ポテンシャル採用が中心:スキルや経験よりも将来の成長性を評価される
  • 業界・職種の変更がしやすい:未経験職種・業界へ転職するチャンスが多い
  • 転職回数が多すぎると不利になる:短期間での転職を繰り返すと「定着しない人材」と判断されることも。

30代転職は即戦力重視で年収アップがしやすい

30代の転職事情と特徴

30代の転職の特徴は即戦略重視であり年収アップが期待できる点にあります。

30代転職の特徴
  • 即戦力としてのスキルが求められる:実務経験・専門スキルが評価される
  • マネジメント経験があると有利:リーダー経験があると、管理職候補としての採用が増える
  • 年収アップを狙いやすい:スキルに応じて給与交渉が可能

40代転職は即戦力かつマネジメントスキルが必須であり転職難易度が高い

40代の転職事情と特徴

40代の転職の特徴は即戦力かつマネジメントスキルが必須であり転職難易度が高い点にあります。

40代転職の特徴
  • 即戦力+マネジメントスキルが必須:管理職経験がないと厳しくなることもある
  • 転職難易度が上がる:求人数が減り選考もシビアになる
  • 年収ダウンの可能性がある:前職の年収を維持するのが難しくなるケースもある

50代転職はポジションが限られ選択肢が少ない

50代の転職事情と特徴

50代の転職の特徴は経営層・管理職が中心であり求人の選択肢が少ない点にあります。

50代転職の特徴
  • 求人数が少なく、難易度が高い:ポジションが限られるため選択肢が狭い
  • 経営層・管理職ポジションが中心:マネジメント経験がないと厳しい
  • 専門職・コンサルタントとしての転職が増える:豊富な経験を活かし、専門家・アドバイザーとしての採用が増える

コンサルタントになるには業界特化型転職エージェントの利用がおすすめ!

コンサル業界に強い転職エージェント・転職サイトの業界地図(カオスマップ)

コンサルタント転職を目指す方は、コンサル業界に特化した下記の転職エージェント・転職サイトの利用がおすすめです。

MyVision(マイビジョン)

マイビジョン(Myvision)サービスイメージ

は株式会社MyVision(本社:東京都千代田区)が運営するコンサルタント転職・ポストコンサル転職に強い転職エージェントです。

MyVisionは戦略ファームやBig4、シンクタンクや領域特化型ファームなどの約1,000ポジション以上の紹介先を持っている点に最大の特徴があります。また、未経験からのコンサル転職成功にも力を入れていて、累計内定者数は800名以上を超えています。

サービス名
運営会社株式会社MyVision(マイビジョン)
エージェント種類【特化型】コンサル業界特化型転職エージェントサービス
年収相場年収1000万円以上の求人多数
求人数公開求人数:紹介可能なポジションは1,000件以上
非公開求人数:非公開
求人職種・業界<職種>
戦略系コンサルタント、総合系コンサルタント、IT系コンサルタント、他
地域エリア全国
利用料金無料
機能求人検索・求人紹介
書類添削(レジュメ・履歴書・職務経歴書)
面接対策
条件交渉
アフターサポート
利用者の特徴と傾向
新卒未経験第二新卒中途採用ハイクラス
20代30代40代50代女性
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

マイビジョン(My Vision)
のおすすめポイント!

マイビジョン
  • 戦略・総合・ITコンサル・M&A求人に強い!
  • 未経験からのコンサル転職にも注力!
  • 転職エージェント部門6項目で高評価!

\累計支援実績1000名以上!!/

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングのサービスイメージ

はアクシスコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区)が運営するコンサル業界・ポストコンサル業界に強い専門型の転職エージェントです。

アクシスコンサルティングの最大の特徴は、大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級のコンサル専門転職支援サービスである点です。約10,000人以上の現役コンサルタント・約85,000人の転職志望者の支援実績を持ち、特にデロイト・PwCなどのBIG4や、アクセンチュア・アビーム・ベイカレントなどの大手総合系コンサルファームとの繋がりが強くあります。

サービス名
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
エージェント種類【特化型】コンサル業界特化型転職エージェント
年収相場年収1000万円以上の求人多数
求人数公開求人数:非公開
非公開求人数:77%
求人職種・業界<コンサル職種>
戦略系コンサル、総合系コンサル、Big4系コンサル、ITコンサル、人事コンサル、ビジネスコンサル、M&Aアドバイザリー、シンクタンク、事業再生、中小企業コンサル、監査法人アドバイザリー、WEBコンサル、リスクマネジメントコンサ、製造業コンサル
<ポストコンサル職種>
PEファンド、VC、事業会社のCxOや部長クラス、総合商社、投資銀行など
地域エリア全国
利用料金無料
機能求人検索・求人紹介
書類添削(レジュメ・履歴書・職務経歴書)
面接対策
条件交渉
アフターサポート
利用者の特徴と傾向
新卒未経験第二新卒中途採用ハイクラス
20代30代40代50代女性
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

アクシスコンサルティング
のおすすめポイント!

アクシスコンサルティング
  • コンサルの4人に1人が登録する国内最大級のコンサル特化型転職サービス!
  • コンサル転職・ポストコンサル転職に強い!
  • 20代~30代で総合ファーム転職希望の方におすすめ!

\国内最大級のコンサル転職エージェント/

アサインエージェント(ASSIGN AGENT)

assign(アサイン)のサービスサイトのイメージ

は、株式会社アサイン(本社:東京都千代田区)が運営する、20代・30代向け若手ハイエンド特化の転職エージェントサービスです。

アサインエージェント(ASSIGN AGENT)は、20代,30代前半を中心とした若手ハイエンド層向けハイクラス求人に特化している点が最大の特徴です。創業メンバー全員がコンサル出身者であり、コンサル業界専門の転職支援から始まり 現在ではハイエンド層の営業職・企画職など幅広い支援を行っています。

また転職サイトを利用したい方向けにもあり、使いやしアプリで若手ハイエンドに特化したスカウト通知を受け取ることができるため同時利用もおすすめです。

サービス名(転職エージェント)
運営会社株式会社アサイン
エージェント種類【特化型】若手ハイエンド向け転職エージェント
【特化型】若手ハイエンド向け転職サイト
年収相場年収1000万円以上の求人多数
求人数公開求人数:非公開
非公開求人数:非公開
求人職種・業界コンサル、ITエンジニア、営業、経理、その他
地域エリア全国(北海道、東北、関東、中部・東海、関西、中国・四国、九州・沖縄)
利用料金無料
機能<転職エージェント>
求人検索・求人紹介
書類添削(レジュメ・履歴書・職務経歴書)
面接対策
条件交渉
アフターサポート
<転職サイト>
求人検索
レジュメ作成
スカウト受取
チャットコミュニケーション
関連サービス若手ハイエンドの転職サイト ASSIGN
若手ハイエンドの転職エージェント ASSIGN AGENT
新卒学生向け就活サイト ASSIGN新卒
若手ハイエンド向けコーチング ASSIGN ACADEMY
採用管理システム PERSONA
若手ハイエンド向けキャリアメディア ASSIGN MEDIA
利用者の特徴と傾向
新卒未経験第二新卒中途採用ハイクラス
20代30代40代50代女性
コンサル業界種類別の強み
戦略総合IT財務/会計組織人事

アサインエージェント(ASSIGN AGENT)
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アサインエージェント
  • 22歳〜35歳でSE/営業/経理/コンサル経験者向け!
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コンサルタントに関するよくある質問

コンサルタントとは?何をする仕事か?

コンサルタントとは、企業の経営課題に対し専門的な知識や経験を用いて診断や助言・伴走支援を行う専門家です。コンサルタントの仕事の種類は多岐に渡り、「経営」「戦略」「財務・会計」「組織人事」「営業」「マーケティング」「SCM」「IT・テクノロジー」「AI」「SAP」など様々な観点で戦略策定や業務改善の支援を行います。

コンサルティングファーム(コンサル会社)とは?

コンサルティングファームとは、コンサルティングサービスを提供する会社を意味し、戦略・BIG4・総合・シンクタンク・人事/組織・FASなど専門分野ごとに多種多様な会社が存在します。有名な会社では、マッキンゼー・BCG・アクセンチュア・デロイト・PwC・IBMなどがあります。

コンサルタントに必要なスキルや資格は?

コンサルタントに必要なスキルは、ロジカルシンキング・問題解決能力・コミュニケーション能力・調査分析能力などがあります。

コンサルタントに必要な資格には、MBA・公認会計士・税理士などの修士や国家資格など、ITストラテジスト・SAP認定資格などのIT系の資格、TOEFL・TOEICなどの語学系の資格など多岐に渡ります。

コンサルタントの年収はいくらか?

コンサルタントの年収は、20代で500万円、30代・40代でマネージャーに昇格すると1000万円、パートナーに到達すると3000万を超える超高給取りの業界になります。コンサルタントの役職・ポジション別に給与・賞与水準が異なるため、昇格することでハイクラスな高年収を獲得することができます。

コンサルタントのやりがいは?向いている人はどんな人?

コンサルタントのやりがいは、「高年収・高待遇で給与が高い」「仕事の難易度が高く成長率が早い」「若いうちから責任ある仕事ができる」などがあります。

そのため、コンサルタントに向いている人の特徴として、「好奇心旺盛な人」「難題を解く問題解決が好きな人」「調査・分析が好きな人」などがあります。

コンサル業界はやめとけと言われる理由は?

コンサルはやめとけ!コンサルはきつい!と言われる理由は、「最終意思決定を自分でできない」「ビジネス基礎スキルは身につくが専門性が伸びない」「プレッシャーが大きく常に成長が必要」などがあります。

コンサルタントになるためにおすすめな本は?

コンサルタントにおすすめな本・書籍は、業界初心者・若手・中堅・就職/転職・独立起業などのキャリアのフェーズや、戦略・組織人事・財務会計などの専門性などのジャンル別に異なります。代表作として、「コンサル一年目が学ぶこと」「イシューからはじめよ」「論点思考」「仮説思考」などがあります。

コンサルタントの費用相場や業務委託契約の種類は?

コンサルティング費用は「コンサルタントの報酬単価」×「コンサルタントの人数」×「プロジェクト期間」で算出され、コンサルの種類別に費用相場が異なります。

契約時には、コンサルタントの業務委託契約を主としており、業務委託契約には「委任」「準委任」「請負」など様々な契約種類があり、法律行為の有無や業務責任において違いを知っておかないと違反行為にもなってしまうため注意が必要です。

コンサルティング業界の市場規模は?

コンサルティング業界の市場規模は、世界市場で2024年に3,540億米ドル、日本のコンサルティング業界市場規模は約1兆円~2兆円規模・CAGR4.0%程度で成長しています。

未経験からコンサルティング業界に転職できるか?

未経験からコンサルタントに転職は可能です。未経験の人はコンサル業界に強いおすすめ転職エージェントを利用することで、業界特有のコンサルの職務経歴書(レジュメ)やケース面接・フェルミ推定面接などの対策を行うことができます。

フリーランスコンサルとは?

フリーランスコンサルタントとは、正社員コンサルタントからコンサル独立コンサル起業し個人事業主やひとり社長で働く個人コンサルの働き方です。フリーランスコンサルタント向けマッチングエージェントとは、フリーランスコンサルタント向けに業務委託案件の求人を紹介してくれるフリーランスエージェントです。

まとめ

コンサル業界を目指す方/コンサルキャリアアップを目指す方へ

コンサル業界への転職やキャリアチェンジは非常に難易度が高いのも事実であるため不安な方は「コンサル業界に強い転職エージェント」や「フリーコンサルマッチングエージェント」を活用することをおすすめします!

評判・口コミで人気急増中
コンサル業界に強い転職エージェント

マイビジョン

累計支援実績1000名以上のコンサル業界特化型転職エージェント。200名以上のコンサル会社との強固なコネクションがあり独自のサポートが定評。
アクシスコンサルティング

大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級のコンサル転職エージェント。戦略・総合・IT・財務会計・組織人事と大手ならではの幅広い案件が特徴。
コンコードキャリア

マッキンゼー、BCG、ベインなどの戦略系から、総合系、財務系、人事系、業務・IT系、シンクタンクまで、コンサル業界に特化した本格派向け転職エージェント。

評判・口コミで人気急増中
フリーコンサル向けマッチングエージェント

コンサルフリー

業界初のフリーランスコンサル特化型プラットフォームを運営。平均月額185万円以上で登録するとフリーランス向け業務委託案件検索やスカウト通知が受取れる話題のサービス。
ハイパフォコンサルのロゴ

上場企業が運営する登録者46,000名以上の業界最大級のフリーコンサルエージェント。月額単価180万円、業界最速の15日支払いサイトなど充実したサービスが強み。
ProConnect(プロコネクト)のロゴ

戦略・業務・IT領域で毎月300件以上の新規案件を取り扱う話題のフリーコンサルエージェント。平均単価170万円、業界最速水準の支払いサイト9営業日が特徴。

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