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コンサルタント業界への転職求人への応募をする際に、職務経歴書(レジュメ)と履歴書の提出を求められますが、特にコンサルタントの職務経歴書は一般的な業界と比べ書き方が異なりどのように書いたら良いか悩む人も多いのではないでしょうか?
厚生労働省によると、経営コンサルタントの平均年収は780万となっており、サラリーマン(正社員)の平均給与が579万(令和4年賃金構造基本統計調査調べ)と比べると高額な年収アップが期待でき転職市場でも高い人気を誇ります。一方で、コンサルタントの転職のハードルは高く、一番最初の審査である「職務経歴書の書類審査」で多くの人が不合格になってしまうケースも多くあります。
本記事では、コンサル業界への転職を目指している人、コンサルから他コンサルへ転職しようとしている人向けに、外資コンサルでの実務経験を持ち実際の採用にも関与したことのあるコンサル業界のキャリアのプロが「コンサルタント業界に適した職務経歴書の書き方のコツ」を記載例やサンプルテンプレートを踏まえながら紹介していきます。
▼コンサル業界への転職はエージェントに相談しよう!
コンサルタントへの転職は業界の中でも難易度が高く、未経験からコンサルタントに転職することは入念な転職対策が必要になります。転職対策は一人ではなく書類添削・模擬面接をしてくれる転職エージェントを使うことがおすすめです。当メディアでおすすめしているエージェントを知りたい方は下記記事をご覧ください。
フリーランスギルド型トップコンサル集団
コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。
監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役
大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。製造・電子・通信・放送・広告/メディア・エンタメ業界を中心に、経営戦略、新規事業開発、M&A、組織人事戦略、マーケティング・営業戦略、次世代マスメディア戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。
執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局
コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
>>お問い合わせはこちら
早速ですが、コンサルタント業界で書類審査の通過率を高める職務経歴書のサンプルテンプレートです。
コンサルタントの職務経歴書をダウンロードいただいた後は、コンサルタントの書類審査に通過しやすくするための書き方のコツをご紹介します。
ここでは、特に抑えておきたいポイントを書き方の例を交えながら紹介します。
職務要約とは短い文章で社会人キャリアでどのような会社でどのような仕事・職種をしてきたかを端的にわかりやすく説明する導入文になります。
大前提として、採用企業の書類審査担当者は1日に数十件の書類に目を通すため、この職務要約で多くのスクリーニングが行われていると言っても過言ではありません。そのため、「職務要約=最も重要なパート(職務経歴書の根幹)」と理解し魅力的な文章に仕上げることが重要です。
書き方の例は下記になります。
▼職務要約の書き方の例(消費財メーカーマーケティング担当者)
2023年●●大学を卒業後●●株式会社に入社。約3年間海外マーケティング部門に在籍し●●商品担当リーダーとして、欧米市場の競合調査・生活者調査・市場売上予測および商品戦略・企画構想を行う。実績として、約3年間で前年比150%の売上増加に貢献し部門内のベストマーケティングケースとして表彰される。その後、BtoCデジタルマーケティング業界の●●会社(●●●●年IPO)に転職し、マーケティング責任者として約30名のチームマネジメントおよびマーケティング戦略および施策検討の意思決定に関与する。総じて、BtoC業界(特に●●商材)におけるマーケティング領域に強みを持ち、マーケティング上位戦略からCRM/MA/SFAを活用したデジタル活用に知見と豊富な経験を有する。
職務要約の書き方のコツとしては、所属していた会社の変遷をわかりやすく記載しながらも、どのような業務を行い何に成果や専門性を持つかをわかりやすい数値を用いて記載する必要があります。
特にコンサルタントに好かれる要約方法としては、読み手が「この人はコンサルタントのプロジェクトで活躍できそうだ」という再現性をイメージさせるかが精度を高めるポイントです。
<よくあるNG例>
職務経歴とは、時系列ごとに所属していた企業の正式名称・雇用形態・所属期間を記載した内容になります。
特に、通常業界と比べてコンサルタントの職務経歴書と異なる点は本パートであり、職務経歴にぶら下がる形で支援プロジェクト実績を記載する文章構成になります。
コンサルタントの仕事はプロジェクトベースで仕事を行うため、どれくらいの期間でどの業界・クライアントに何のコンサルティングプロジェクト支援をしたかの実績を整理するのです。
「職務要約=最も重要なパート(職務経歴書の根幹)」と説明しましたが、職務経歴は確からしさを確認する場合で見られることが多く「職務経歴+支援プロジェクト実績=魅力を証明する根拠」と言えます。
書き方の例は下記になります。
▼職務経歴および支援プロジェクト実績
職務経歴:20XX年4月~現在 ●●●●株式会社
特に職務要約や強みで大々的にアピールしていても、職歴でしっかりとプロジェクト内容を深く理解しているかどうかは文章でも筒抜けになるためよりプロジェクト状況がわかるように記載することがポイントです。
<よくあるNG例>
経験・専門性・技術などの強みとは、自身のキャリアで培った強みやアピールポイントを端的に整理して書くパートです。
コンサルタントは「特定領域の専門家」であるため、ケイパビリティと呼ばれる専門性を問うてきます。そのため、“結局何が強いのか?”、“何を強みとして採用した方がいいのか?”を明確に掲示する目的を持ちます。
つまり、「強み=採用企業にBuyしてもらいたい要点」を明確に掲示することができます。
書き方の例は下記になります。
▼経験・専門性・技術の強み
<よくあるNG例>
表彰実績欄では、対外的に評されたことのある実績を示すパートになります。
前述した略歴や強みはあくまで「主観」になりますが、表彰実績は「客観」になるため、強みの根拠を実証として示すために有効になります。
書き方の例は下記になります。
▼表彰実績
<よくあるNG例>
語学・資格情報は、公的機関や会社運営の公的認定資格などを記すパートです。
特に語学力・ITツールに関する知見などは資格のレベルにより採用基準を設ける企業も多いため、関係するものはしっかりと掲載しておきましょう。
書き方の例は下記になります。
▼表彰実績
<よくあるNG例>
自己PR・志望動機欄は、対クライアントに対し自身のスキル・専門性を活かしどのようにクライアントに貢献ができるかを記すパートです。
通常の職務経歴書の場合「あなたのこれまでのキャリアは何か?」を記しているため汎用性が高いですが、「あなたは私たちの会社にどのように貢献できるか?」は自己PRパートで記載することが大切です。
つまり、「自己PR=過去ではなく未来のあなたがクライアントに貢献できること」を強調して記載しなければいけません。
書き方の例は下記になります。
▼自己PR・志望動機
貴社のクライアントの企業価値を向上する「営業・マーケティング領域での業務×デジタル変革のプロフェッショナル」として貢献ができます。消費財メーカーでの5年間の海外マーケティング職の経験から、生活者調査・VoC・海外市場調査・競合調査・商品ブランド設計・マーケティング施策への反映・デマンドジェネレーションの実務を経験しており業務を深く理解しています。加えて、SalesforceやHubspotのデジタルツールの導入リーダーを務めた経験から、要件定義・基本設計・設計/開発・システム運用・保守の課題や推進方法を熟知しております。従い、営業・マーケティング業務の深い知見と実行に落とし込むデジタルへの知見によりクライアントの顧客接点強化をコンサルタントして貢献することができると考えています。
<よくあるNG例>
コンサルティング業界への転職に成功するためには「コンサル業界の方から好かれる職務経歴書」を書く事にあります。
コンサル業界から好かれる職務経歴書とは、言い方を変えれば「この人だったら私の会社で活躍してくれそう」「この人はあのプロジェクトで仕事ができそうなイメージがつく」と再現性を感じてもらえるような文章構成にすることです。
コンサル業界で好まれる文章を書くためには基本的なビジネスライティングで記載することおすすめします。ここでは最低限抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
PREP法(プレップ法)とは、相手にわかりやすい文章を書くためのフレームワークであり「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順番でライティングを行う手法です。
PREP法とは
コンサル業界の場合、「結論ファースト」という言葉は日常的に飛び交い基本中の基本になります。そのため、文章の中で回りくどい表現をするのではなく、まずは何が結局言いたいのか?を先に結論として明言したうえでその根拠や例を明示します。
定量的なデータまたは客観的に判断できる実績を用いて、他の職務経歴書との差別化を図ることも重要です。
コンサル業界への転職希望をする求職者は業界でもレベルの高い人も多く豊富な経験や魅力的な社歴を持つ競合が高い傾向にあります。
その際に、競合候補者との差別化を図るために有効な手段が「定量的な数値」「実績」をわかりやすく明示し差別化をすることです。
例えば「法人営業部門年間売上1位」というよりも「●●会社 2023年度 法人営業部門年間売上1位受賞(売上●●●●万円、全100人中の3人が選定される表彰)」と具体的な数値を補足した方がより凄みがわかります。
コンサル業界で好まれる職務経歴書の書き方として「問題解決ができる人である」ということを連想させる書き方があります。
コンサルタントとはクライアントの問題解決を行うプロフェッショナル職種であるため、ロジカルシンキングや問題解決能力・仮説思考力などのスキルが求められますが、事業会社でこれらのスキルを身につけポテンシャルがあることを訴求することが大切です。
例えば、一般的な問題解決の流れは下記になるため当該流れに即し記載をすることも読み手がわかりやすくなります。
コンサルタントの職務経歴書を書いている方はこれから未経験からコンサル業界への転職を目指している人も多いでしょう。
ここでは事業会社のコンサル未経験の方がコンサル業界への転職を成功させるための方法をステップごとに紹介します。
コンサル業界への転職をするために、まずは「コンサルタントとはどのような働き方か?」を理解しておくことが大切です。
コンサルタントとは、会社の多様な経営課題と向き合い解決のための打ち手の考案や施策を実行する専門家の仕事であり、「業界」または「課題解決領域」での専門性を持つ職種です。
そのため、コンサルタントと言っても下記のように様々な種類があるためどの分野で仕事がしたいか?を見定めておくことが大切です。
また、コンサルタントの転職の種類は3つに分かれ、「コンサルティングファーム在籍型コンサルタント」「ポストコンサルタント」「フリーランスコンサルタント」があり、自身の現行キャリアとキャリアの方向性に従い決めていくことが大切です。
コンサルタントの仕事を理解したうえで「どのようなコンサル会社があるか?」の企業研究をしておきましょう。
いきなり職務経歴書を作成する方もいますが、まずは相手の仕事や企業の業務を知ったうえで作成着手をされる方が、相手が求める人物像をクリアにした状態で準備ができます。
コンサルティング業界にはコンサルティングファームと呼ばれるコンサル会社が数百社あります。
下表は有名な外資・日系のコンサル会社を各領域ごとで整理した一覧表です。
会社名 | 業界/業種 |
---|---|
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略系 |
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社 | 戦略系 |
ベイン・アンド・カンパニー | 戦略系 |
A.T. カーニー株式会社 | 戦略系 |
株式会社ローランド ・ ベルガ | 戦略系 |
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 | 戦略系 |
株式会社ドリームインキュベータ | 戦略系 |
デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | BIG4系/総合系 |
PwCコンサルティング合同会社 | BIG4系/総合系 |
KPMGコンサルティング株式会社 | BIG4系/総合系 |
EY Japan株式会社 | BIG4系/総合系 |
アクセンチュア株式会社 | 総合系 |
アビームコンサルティング株式会社 | 総合系 |
日本アイ・ビー・エム株式会社 | 総合系 |
株式会社日立コンサルティング | 総合系 |
株式会社ベイカレント・コンサルティング | 総合系 |
株式会社シグマクシス・ホールディングス | 総合系 |
株式会社野村総合研究所(NRI) | シンクタンク系 |
株式会社大和総研 | シンクタンク系 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所(NTTデータ) | シンクタンク系 |
株式会社三菱総合研究所(MRI) | シンクタンク系 |
株式会社日本総合研究所 | シンクタンク系 |
株式会社富士通総研 | シンクタンク系 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 | シンクタンク系 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | シンクタンク系 |
デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA) | FAS系 |
PwCアドバイザリー合同会社 | FAS系 |
株式会社 KPMG FAS | FAS系 |
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 | FAS系 |
株式会社経営共創基盤(IGPI) | FAS系 |
フロンティア・マネジメント株式会社 | FAS系 |
マーサージャパン株式会社 | 組織人事系 |
コーン・フェリー・ジャパン(旧ヘイグループ) | 組織人事系 |
ウィリス・タワーズ・ワトソン | 組織人事系 |
エーオンホールディングスジャパン株式会社 | 組織人事系 |
興味のあるコンサル会社を3~5社ほどピックアップし会社HPや社員インタビュー記事などを見ることでより具体的な仕事内容や採用企業が求める人物像を把握することができます。
コンサルタントの仕事を知り、コンサル会社を知った上で、相手に求められる自分の強みをアピールするための「職務経歴書」と「履歴書」を作成します。
職務経歴書とは、略歴・職務経歴・強み・表彰歴・資格・自己PRなど、これまでのキャリアの変遷と実績をまとめた文書になります。対して、履歴書は氏名・住所・年齢や学歴・社歴を時系列順に記す個人情報を整理した文書です。
特に職務経歴書は作成に時間を要するため何度も推敲を重ねながら質を高めていくのが良いでしょう。
コンサル業界への転職は難易度が高く一人で対策するのには限界があります。
その際におすすめなのが「コンサル業界に強い転職エージェント」を活用することです。
転職エージェントを利用することで、書類添削・面接対策・求人獲得・年収交渉など一人では準備しきれない様々点をサポートしてくれます。
フリーランスコンサルタントへ転職を検討中の方は「フリーランスコンサルタント専門のエージェント」への登録がおすすめです。
フリーランスコンサルタントは通常の転職エージェントと異なり求人の特性・特徴も異なります。案件獲得の交渉支援なども無料で使えるところが多いため相談してみましょう。
転職エージェント・転職サイト
コンサル業界の転職において職務経歴書を提出し書類審査に通過した後は、面接審査が待っています。
コンサル業界では「通常面接」「ケース面接(問題解決型・フェルミ推定)」があり特殊な審査が行われるため入念な準備が必要になります。
通常面接では職務経歴書をベースに質疑が行われるため、嘘偽りなく堂々を説明ができる文書構成にしておくことが大切です。書類通過=良い職務経歴書ではなく、面接合格ができる職務経歴書を意識して面接のトライアルをしておくことが重要になります。
ケース面接とは、架空の情報を用い、実際の業務で行うようなコンサルティングワーク(課題解決)を実践してもらうことで、問題解決能力や地頭の良さを測る面接手法です。
\コンサルのケース面接/
フェルミ推定ケース面接
フェルミ推定とは、与えられたテーマに対して、論理的思考力を駆使して概算し結論となる数値およびその根拠を説明するケース面接です。
問題解決型ケース面接
問題解決型面接とは、企業の経営状況が記載されるドキュメントが提供され面接時間内に読み解き、課題解決策を提案する面接です。分析能力に加え、瞬発力のある地頭などが求められます。
コンサルタントの職務経歴書は通常の業界と異なり、書き方のポイントや工夫が必要である点を紹介しました。採用担当者に再現性のある人であることを訴求し職務経歴書の精度を高めていきましょう。
一方で、コンサル業界への正社員転職ではなくフリーランスの独立を目指している方も一部いらっしゃると思います。
このようなお悩みを持つ方
コンサルフリー(Consulfree)にご相談ください!
コンサルフリー(Consulfree)は直請け・プライム案件が9割以上となっており業界最高水準の月額平均185万円の高単価を実現しているフリーランスコンサルタント向け案件紹介サービスです。事業開発・DX・SAP・クラウドDXをを強みとするのフリーランスギルド型集団の仲間としてぜひお待ちしております!
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コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。
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