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40代のコンサルティング業界転職は、一般的に難易度が非常に高いと言われています。20代・30代は育成しやすく企業は若年層を優先的に採用しますが、40代になると再現性の高い仕事能力を持つ即戦力人材でないと転職難易度が極めて高くなります。
雇用動向調査(厚生労働省)の年齢階級別転職入職率によると、生産年齢人口のうち40歳~49歳(40代)の転職入職者率が男性5.3%~6.3%・女性8.9%~11.4%となっており、40代は生産年齢人口の中でも最も転職が難しいとされています。中でもコンサル業界は一般業界と比べて年収が高く人気の高い転職先であるため更に難易度が増します。
一方で、コンサルティング業界は専門性と転職難易度の高い業界でもあるため、40代かつコンサル未経験者の方は「コンサルタントとはそもそもどういう仕事なの?」「40代未経験でもコンサル転職できるの?」「求められるスキルや経験は何?」などコンサルの働き方のイメージが曖昧であり転職活動に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではこのようなお悩みを持つ方向けに、40代コンサル業界への転職体験者や業界を熟知した専門家が「40代未経験のコンサル転職事情と転職で成功する秘訣」を解説します。
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コンサルタントへの転職は業界の中でも難易度が高く、特40代でコンサル未経験の方は転職ハードルが更に高くなります。そのため、未経験者の方はご自身の年齢やスキル・バックグラウンドを鑑みた上で未経験からコンサルタントに転職する方法と対策をする必要があります。
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監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役
大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。広告/メディア・エンタメ・放送・人材・製造・通信のTMT業界を中心に、経営戦略、新規事業、M&A、組織人事、マーケティング・営業戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。
執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局
コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
40代未経験でもコンサルタント業界に転職することは不可能ではありませんが、20代・30代と比べると難易度は格段に上がります。
コンサル業界は高度な専門知識や論理的思考が求められるため、若手に比べて経験不足がハードルとなります。しかし、40代ならではの強みとして、これまでの実務経験やマネジメントスキルが評価されるケースが多いのも事実です。
40代未経験からコンサル業界への転職難易度は「高レベル」の非常に高いのが実情です。理由としては、コンサルの仕事は事業会社とは仕事の進め方が全く異なり一定の教育期間が必要になるため、大手コンサルファームでは20〜30代の若手採用が中心となり教育時間を充てることができないベテラン層かつ未経験者には厳しい環境だからです。
雇用動向調査(厚生労働省)の年齢階級別転職入職率は下記となっており、生産年齢人口のうち40歳~49歳(40代)は20代・30代と比べて突出して転職入職者率は低い傾向にあります。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20~24歳 | 14.6% | 16.5% |
25~29歳 | 15.6% | 19.1% |
30~34歳 | 10.0% | 14.2% |
35~39歳 | 8.5% | 12.4% |
40~44歳 | 6.3% | 11.4% |
45~49歳 | 5.3% | 8.9% |
50~54歳 | 5.6% | 9.0% |
55~59歳 | 6.6% | 7.6% |
40代前半(40~44歳)は比較的転職の可能性はありますが、40代後半(45~49歳)になると50代の転職入職者率を下回るため、年齢を重ねると転職難易度が上がってしまう点は注意が必要です。
【40代のコンサル転職体験者の声】
40代でコンサル業界未経験者が転職できる可能性は非常に低いと言えます。40代は社会人キャリアを既に20~30年以上積上げていることもあり、環境や働き方が異なるコンサル業界で学びなおすことは心身共にストレスになります。一方で最近では業界の専門性やIT・テクノロジーなどの高度な技術を持っていれば40代の未経験者でも採用される方が多い傾向にあるため、40代だから諦めるのではなく、自分のこれまでのキャリアを上手く活かせる場所を探すことがおすすめです(40代、男性)
40代がコンサル業界へ入社するのが難しい理由は、年齢特有のリスクと業界特性にあります。
まず、コンサル業界は若手中心であり、柔軟性や学習能力が重視されます。さらに、年齢が上がるにつれて給与水準が高くなるためコスト面でも企業にとって採用リスクが増します。また、体力や柔軟性が求められるプロジェクトが多く、若手との協調が難しいと判断されることも少なくありません。
東洋経済が発表する入社が難しい有名企業ランキングによると、上位にマッキンゼー・ボストンコンサルティングなどの戦略コンサルティングファームや、EY・デロイト・PwCなどのBIG4系ファームが名を連ねており、コンサル業界への入社が難しいことがわかります。
順位 | 企業名 | 入社難易度 |
---|---|---|
1 | マッキンゼー・アンド・カンパニー | 68.1 |
2 | ボストンコンサルティンググループ | 66.2 |
9 | EYストラテジー&コンサルティング | 63.2 |
18 | デロイトトーマツコンサルティング | 62.4 |
20 | PwCコンサルティング | 62.4 |
26 | アビームコンサルティング | 62.0 |
52 | NTTデータ | 61.2 |
59 | アクセンチュア | 60.9 |
66 | 日本IBM | 60.7 |
40代の転職難易度はコンサルティングファームの業界や専門分野ごとによっても異なるため、どの専門ファームに転職したいかにより難易度も変わってきます。
コンサル会社種類 | 40代のコンサル転職事情 |
---|---|
戦略コンサル | 戦略コンサルはコンサル業界の中でも最も難易度が高く、特に40代未経験者には非常に厳しい選択肢です。McKinseyやBCG、Bainなどのトップファームは、若手エリートを中心に採用しており、40代での未経験採用は非常に難しいのが現実です。ただし、業界や企業における経営戦略経験や、MBA取得など高度な専門性があれば可能性がゼロではありません。 |
総合コンサル/BIG4 | 総合コンサルやBIG4(Deloitte、PwC、EY、KPMG)は、戦略のみならず業務改善やリスク管理など多岐にわたるプロジェクトを扱います。40代未経験者でも、特定分野での専門知識があれば採用の可能性はありますが、それでも若手優先の傾向が強く、マネージャークラスでの即戦力が求められます。 |
ITコンサル | ITコンサルは他のコンサル領域に比べて転職難易度がやや低めです。特にDXやクラウド技術に精通している40代は歓迎される傾向があります。ITプロジェクトマネジメント経験や技術スキルが評価され、即戦力として期待されるケースが多いです。ただし、最新技術への対応力やプロジェクト管理能力が求められるため、学習意欲が重要です。 |
FAS | FAS(Financial Advisory Services)は、財務やM&A、企業再生などに特化しており、40代でもその領域での専門知識があれば転職可能性があります。特に、公認会計士や税理士資格を持っている場合や、金融機関での豊富な実務経験がある場合は有利です。実務経験が直接活かせるため、他のコンサル領域よりも転職しやすいと言えるでしょう。 |
【40代のコンサル転職体験者の声】
日系の製造業管理職から戦略コンサルを目指し、20社以上に応募するも全て不採用でした。特に年齢と未経験が大きな壁となり、書類選考すら通らないことがほとんどでした。ITコンサルに挑戦した際も、IT知見と経験不足が指摘され最終面接で落とされてしまいました。40代未経験では即戦力と専門性が必須であり、若手と同基準で評価されない現実を痛感しました。(40代、女性)
40代がコンサル業界へ転職する主な理由としては、キャリアの再構築や専門性の活用、さらには年収アップが挙げられます。
特に、管理職経験を持つビジネスパーソンが、これまでの知見をコンサルティング業務で活かしたいと考えるケースが多く、ITや金融業界出身者が、自らの専門知識を武器に業務改善プロジェクトに挑むケースも見られます。
【40代のコンサル転職体験者の声】
金融業界の管理職として20年以上働きましたが、キャリアの限界を感じてコンサル業界への転職を決意しました。これまで培ったマネジメント経験や業務改善のスキルを活かし、企業変革に貢献したいと考えたためです。戦略コンサルでは年齢と未経験が壁となり厳しい結果になりましたが、総合コンサル、ITコンサルや中小コンサルで転職活動した結果複数社より内定を得ることができました(40代、男性)
40代未経験のコンサル転職事情をご紹介しましたが、転職難易度は高レベルであり決して簡単な転職市場ではありませんが、40代ならではの経験や専門性を活かすことができれば未経験でも十分に挑戦できることがわかります。
ここからは、40代のコンサルティング業界に興味がある方向けに「40代のコンサルタントの基礎知識」を紹介していきます。
40代のコンサルタントの仕事内容は、若手総と比較してマネジメントや専門領域でのリーダーシップが求められるケースが多くあります。
【40代のコンサル転職体験談】
40歳で総合コンサル会社に転職し、プロジェクトマネージャーとして業務改善やDX推進プロジェクトを担当しています。若手の指導や進捗管理が主な役割で経営層への報告も多く求められます。前職の製造業で培ったマネジメント経験が評価されましたが、コンサル特有のスピード感と論理的思考力に苦労しました。成果が厳しく問われるため、常に結果を意識した働き方が求められます(40代、男性)
40代のコンサルタントの種類としては、経営コンサルタント・戦略コンサルタント・ITコンサルタントなど数十種類の職種が存在します。
ここでは、40代から人気のあるコンサル職種として「経営コンサルタント」「戦略コンサルタント」「ITコンサルタント」の職種別の仕事内容をご紹介します。
40代の経営コンサルタントの仕事は、企業の経営課題に対し経営戦略や経営効率化のための業務・IT改革を支援します。40代の場合は、プロジェクトマネージャーとしてチームを指揮しながら、クライアントのCxOや部長クラスに経営に関する問題提起や具体的な解決案の提案をしなければいけません。
経営コンサルタントの特徴
職種(正社員) | 経営コンサルタント |
---|---|
職種(フリーランス) | フリーランス経営コンサルタント |
案件内容の例 | 中期経営計画の策定、全社経営戦略、ロードマップ策定支援、経営効率化のための業務改革支援、海外展開支援、など |
必要なスキル・資格 | 基礎的な経営・簿記知識、クライアントの業界知見、コミュニケーション能力、論理的思考力、市場や業界トレンドを読み解く洞察力、、ドキュメンテーションスキル、など |
コンサル会社(例) | 総合系コンサルティングファーム (アクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EY、アビームコンサルティング、日立コンサルティング、IBMコンサル部門など) |
年収(正社員) | 650万円~2050万円 |
年収(フリーランス) | 780万円~2460万円 |
メリット
デメリット
40代戦略コンサルタントの仕事は、企業の中長期的な経営戦略に対し問題提起や解決案を提案します。40代の場合はクライアントの良きパートナーとして、クライアントの業界や業務を深く理解し、難易度の高い課題に対する戦略立案が求められます。
戦略コンサルタントの特徴
職種(正社員) | 戦略コンサルタント |
---|---|
職種(フリーランス) | フリーランス戦略コンサルタント |
プロジェクト(例) | 全社経営戦略、新規事業戦略、事業戦略、事業ポートフォリオ策定、商品戦略、中期経営計画策定、海外展開戦略、AI・技術戦略、DX戦略など |
必要なスキル・資格 | 戦略的洞察能力、高い調査・分析能力、スピード感のある判断力、コミュニケーション能力、論理的思考力、市場や業界トレンドの深い知見、ドキュメンテーションスキル、など |
コンサル会社(例) | 戦略系コンサルティング会社 (マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、ローランドベルガー、ADL、ドリームインキュベータ、Big4系戦略部門など) |
年収(正社員) | 650万円~2050万円 |
年収(フリーランス) | 780万円~2460万円 |
メリット
デメリット
40代ITコンサルタントの仕事は、ITやデジタルを活用しシステムアーキテクチャ設計やITロードマック策定、ツール評価、要件定義・設計/開発・テスト・運用保守など、システム導入における支援を行います。40代の場合は、プロジェクト全体の指揮管理や、システム導入におけるクライアントの意思決定の支援などITシステム導入における大きな責任を持つ点が特徴です。
ITコンサルタントの特徴
職種(正社員) | ITコンサルタント |
---|---|
職種(フリーランス) | フリーランスITコンサルタント |
案件内容の例 | IT戦略、システムアーキテクチャ設計、エンタープライズアーキテクチャ設計(EA)、ITロードマップ策定、Fit&Gap検証、システム要件定義、システム設計・開発、テスト管理、データ移行管理、マスターデータ設計、API連携、運用保守、UAT・トレーニング、など |
必要なスキル・資格 | IT・テクノロジーに関するトレンド理解と深い知見、スクラッチシステムまたはパッケージシステムに関する知見と操作経験、プログラミング開発、工程管理能力、など |
コンサル会社の例 | IT系コンサルティングファーム(アクセンチュア、アビームコンサルティング、日立コンサルティング、IBMコンサル部門など) |
年収(正社員) | 600万円~1500万円 |
年収(フリーランス) | 720万円~1800万円 |
メリット
デメリット
【40代コンサル転職体験談】
42歳でBIG4系コンサルに転職し、業務改善やコスト削減プロジェクトを担当しています。特に経営企画や財務分析に関する案件が多く、前職での管理職経験が評価されました。戦略コンサルと異なり、現場レベルでの課題解決やデータ分析が求められるため実務スキルがとても重要です。クライアント企業の経営層と直接やり取りすることが多く、交渉力や調整力が欠かせません。(40代、女性)
▼他にもあるコンサルの仕事の種類
コンサルタントの仕事は「業界」×「領域」の掛け算によりさまざまな専門職が存在します。40代のコンサルタントの場合は、若い年齢層よりも専門性や業界知見の深さが求められるため、コンサル業界に転職する際にまずはどのようなキャリアパスを歩みたいか?を考えておくことが大切です。
40代コンサルタントはマネージャー職やシニアマネージャー職に該当することが多く、平均年収は900万円以上となります。経験や専門性が豊富な方はディレクターランクでの入社もあるため会社により年収1500万円を超えてきます。
コンサルタントの年収は平均年収約948万円(月額 約98万円)となっており、日本国内の給与所得者6,068万人の平均年収が約460万と比較すると高い給与水準であることがわかります。(参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)
一方でコンサルタントの年収は「コンサルティングの専門分野(コンサルティングの仕事種類)」と「役職・ポジション」にもより大きく異なるため注意が必要です。
「コンサルタントの仕事の種類別」に年収相場を比較した結果は下記になります。
コンサルタント種類 | 年収相場 |
---|---|
経営コンサルタント | 500万円~2000万円 |
総合系コンサルタント | 500万円~2000万円 |
戦略系コンサルタント | 650万円~3000万円 |
業務改善(BPR)コンサルタント | 500万円~2000万円 |
PMOコンサルタント | 400万円~1500万円 |
新規事業開発コンサルタント | 500万円~1500万円 |
組織人事系(HR)コンサルタント | 500万円~2000万円 |
財務・会計系コンサルタント | 500万円~2000万円 |
M&Aコンサルタント | 600万円~2500万円 |
事業再生コンサルタント | 500万円~2000万円 |
シンクタンク系コンサルタント | 400万円~1500万円 |
営業コンサルタント | 400万円~1000万円 |
マーケティングコンサルタント | 400万円~1500万円 |
SCMコンサルタント | 500万円~2000万円 |
PLMコンサルタント | 400万円~2000万円 |
ITコンサルタント | 400万円~2000万円 |
DXコンサルタント | 400万円~2000万円 |
AIコンサルタント | 400万円~2000万円 |
セキュリティコンサルタント | 400万円~2000万円 |
ERPコンサルタント | 400万円~2000万円 |
SAPコンサルタント | 400万円~2000万円 |
CRMコンサルタント | 400万円~2000万円 |
Salesforceコンサルタント | 400万円~2000万円 |
SEOコンサルタント | 300万円~1000万円 |
製造業コンサルタント | 400万円~1500万円 |
医療・ヘルスケアコンサルタント | 400万円~1500万円 |
建設コンサルタント | 400万円~1000万円 |
不動産コンサルタント | 400万円~1000万円 |
中小企業診断士 | 400万円~1000万円 |
ベンチャー・スタートアップコンサルタント | 400万円~1000万円 |
コンサルタントの仕事の種類別の年収比較結果では、より高度な専門性が求められる「戦略コンサルタント」「経営コンサルタント」などが高い水準となります。
下図は「個人のコンサルタントの価値」を表すフリーランスコンサルタントの単価決定の概念図になります。コンサルタントの単価(コンサルフィー)は「需要」と「供給」のバランスにより決定されるため、専門性の希少性が高くコンサル需要の多いコンサルタントの仕事の種類を選んでいくことが年収アップの近道になります。
例えば、昨今ではトレンド性が高い「生成AI」や「SAP」などの業種では需要(コンサルティングの引き合い数)に対し供給人数(コンサルタントの数)が不足している状態であるため、比較的高い年収となっています。
コンサルタントの年収は「コンサルタントの役職やポジション」によっても大きく異なるため昇給により年収アップが期待できます。
下表はコンサルタントの役職別に年収を比較した一覧表です。
役職名 | 年齢目安 | 経験年数 | 年収相場 |
---|---|---|---|
アナリスト | 20代前半 | 入社1年目~3年目 | 500~700万円 |
コンサルタント | 20代~30代前半 | 2年目~7年目 | 700~900万円 |
マネージャー | 20代後半~30代 | 5年目~10年目 | 900~1400万円 |
シニアマネージャー | 30代~40代~50代 | 7年目~20年目 | 1400~2000万円 |
パートナー | 30代、40代、50代 | 15年目~ | 2000万円~数億円 |
上表のように、新卒や第二新卒レベルの役職であるアナリストは約500~700万円、コンサルタントは700万円~900万円、管理職となるマネージャは900万円~2000万円、最上位役職となるパートナーは2000万円~数億円と年収に大きな差があることがわかります。
【40代のコンサル転職体験談】
42歳でITコンサル業界に転職し、マネージャー職として年収は約1,000万円に増加しました。前職の日系企業の管理職時代より300万円ほどアップし、プロジェクトマネジメント経験が評価されました。しかし、コンサル業界は年収2000万円越えも多くいるため、より高収入を狙うには専門性や成果が必須です。年齢が上がるほど成果主義が強まり、プレッシャーも増します。(40代、男性)
▼40代のコンサル年収はピンキリ
40代の年齢は一定の役職にもなり年収アップが30代と比べるとしずらい年齢でもあります。コンサル業界は役職や会社により年収が大きく異なるため、自分のスキルや専門性の場合はどれくらいの年収が稼げるかチェックしておくとよいでしょう。
また、最近ではフリーランスコンサルタント(フリーコンサル)として独立することも多く、正社員と比べて1.2~1.5倍の年収アップを実現する方も多くいます。
40代のコンサルタントのキャリアパスとして、入社スタート時点は「マネージャー」や「シニアマネージャー」から始まる人が多く、その後、「ディレクター・パートナー」へと役職がステップアップしていきます。
コンサルタントの役職はコンサルティングの実務経験年数に応じ上級職へと昇給していきます。特に外資系コンサルティングファームの場合は日系企業と異なり、年功序列の文化はなく実力次第で役職アップができます。
コンサルタントの役職やポジションによりプロジェクトワークのミッションは異なり、役職が上がるほどプロジェクトの管理・推進範囲が拡大していくのです。
コンサルタントのアナリスト・アソシエイト(Analyst・Associate)は、プロジェクトワークの基礎業務を担当し主に調査・分析・プロジェクト支援を行います。
役割責任 | 基礎業務を担当し調査・分析・資料作成などのプロジェクト支援を担う |
---|---|
業務内容 | データ収集・市場調査・競合分析 ExcelやBIツールを用いたデータ分析・加工 PowerPointでの資料作成・プレゼン準備 クライアントミーティングの議事録作成・会議運営の補佐 |
必要スキル | 論理的思考力、データ分析力、基本的なビジネスコミュニケーション |
実務経験 | 1~3年目 |
年齢目安 | 20代(コンサル会社により異なる) |
コンサルタント(Consultant)の役職は、プロジェクトの中核メンバーとして主にクライアントとの関係構築や戦略立案・提案資料作成の支援を行います。アナリストと比べ、特定のチームのリードを自走して推進しクライアントとの共創作業も行います。
役割責任 | プロジェクトの中核メンバーとして業務遂行を担当 |
---|---|
業務内容 | クライアント課題の整理と分析、仮説構築 調査結果を基にした戦略立案・提案資料作成 プロジェクトのタスク管理・進捗管理 クライアントとの打ち合わせ・関係構築 |
必要スキル | 高い論理的思考力、問題解決能力、プレゼン・交渉スキル |
実務経験 | 3~8年目 |
年齢目安 | 20代~30代前半(コンサル会社により異なる) |
マネージャー・プロジェクトリーダー(Manager・Project leader)の役職は、プロジェクト全体の管理やチームメンバーの指導・指揮を行います。コンサル業界の管理職に位置づけされるため、自分ひとりだけでなく組織やチームを牽引するマネジメント能力が求めれます。
役割責任 | プロジェクト全体の管理、チームメンバーの指導 |
---|---|
業務内容 | クライアントとの折衝・ニーズ把握・提案 プロジェクトの設計・戦略立案・進捗管理 コンサルタント・アナリストの業務指示・指導 クライアントの経営層へのプレゼン・意思決定支援 |
必要スキル | プロジェクトマネジメント能力、リーダーシップ、対外折衝能力 |
実務経験 | 5~10年目 |
年齢目安 | 30代~40代(コンサル会社により異なる) |
パートナー・プリンシパル・ディレクター(Partner / Principal / Director)の役職は、コンサルティングプロジェクトの営業獲得やコンサル会社全体の経営貢献を行います。コンサル業界の最上位の役職であり、チーム単位ではなく会社・組織全体の単位で仕事を行います。
役割責任 | 経営戦略の提案、プロジェクトの獲得・経営貢献 |
---|---|
業務内容 | クライアント企業のトップ層との関係構築 コンサルティング契約の獲得・新規事業開発 会社の経営方針決定・組織マネジメント 重要プロジェクトの総指揮・意思決定支援 |
必要スキル | 高度な経営戦略思考、人脈構築力、営業・交渉力 |
実務経験 | 10年以上 |
年齢目安 | 30代後半、40代、50代(コンサル会社により異なる) |
【40代コンサル転職体験談】
40代前半でITコンサルに転職し、プロジェクトマネージャーとして活躍中です。転職当初は技術力とスピード感に苦労しましたが、マネジメント経験が評価され、3年後にシニアマネージャーへ昇進しました。現在はプロジェクト統括だけでなく、新規案件の提案活動や若手育成にも力を入れています。専門性を磨き続けることで、パートナー職へのキャリアアップを目指しています。(40代、男性)
▼40代コンサル未経験者は役職・階級を知っておこう!
コンサル業界は各役職ランクに応じ、コンサルティング費用(コンサルティングチャージ)が変わるため、自分の実力値に応じたポジションへの転職活動をすることが大切です。役職別のミッションや役割・責任を知りたい方は下記もご覧ください。
40代コンサルタントに求められるスキルや経験を紹介します。昨今では経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業への取組や助成金制度を整備しているなど、スキル習得はビジネスマンとして必要不可欠な学びになります。
問題解決能力は、コンサルタントの仕事そのものの価値に直結する重要なスキルになります。
問題解決をするプロセスは「課題抽出・ヒアリング」「課題分類・グルーピング」「原因究明・因果関係の特定」「課題特定・優先度付け」「解決策の洗い出し・評価/選定」「解決策提案・導入アプローチの計画策定」があり、これらの一連の流れをテーマに合わせて検討する必要があります。
そもそもコンサルタントの仕事はクライアント自身でも解決できない課題をアウトソースしているため「超難解なテーマ」であることが多く、コンサルティングワークは問題解決能力が要と言っても過言ではありません。
【コンサル体験者の声】
コンサルは常に難題であるテーマを扱うことから思い描いたような解決策が見つからなくなりクライアントから厳しいフィードバックを受け辛く大変な側面も多々あります。そうした中で、「問題解決」に真っ向から向き合いそれらを楽しみ効果的な施策が出るまで考え実行し続けるというのはコンサルのプロフェッショナル精神そのものだと思っています。
ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、論理的な分析と推論ができる能力のことであり、複雑な情報を取り扱い本質的な課題解決を行うコンサルタントにとって必須のスキルになります。
コンサル業界では「結論ファースト」という言葉が頻出しますが、まずは結論を導くための仮説を立案し、その結論を出すためのファクト(根拠)を論理的に構成する必要があるからです。
具体例として、クライアント企業の売上を10%増加させる戦略立案をするテーマの場合、市場分析や競合分析、事業ポートフォリオ分析を行い、それらのデータを基に戦略を立案します。これらの検討プロセスにおいて論理的思考力が欠如している場合、「結論に結び付いた根拠がわからない」「話のストーリー(つながり)がわからないから納得できない」とクライアントの合意形成ができません。
そのため、質の高いコンサルティングサービスを提供するためには、問題提起・課題発見・課題特定・解決策の提案の一連のプロセスにおいて、論理的に組み立てた説得力あるスキルが必要なのです。
【コンサル体験者の声】
ロジカルシンキングは新卒時代に徹底的にコンサル会社では鍛えられます。よく、MECE(漏れなくダブりなく)と言われることも多く、常に全体感を網羅的に把握しそのうえで因果関係や結論を導出したロジックを考えないといけません。
コンサルタントは、プロジェクトの目標達成に向けた計画立案、実行、監視、調整が必要な仕事でありプロジェクト管理能力は必ず必要になります。
例えば、大規模システム導入プロジェクトの支援の場合は、プロジェクトの全体計画やリソース・コスト管理、ゴールを達成するためのアクションプランの策定、役割分担設計、ToDo・課題・進捗管理などを実行管理しなければいけません。
また、コンサルタントの仕事は原則プロジェクトベースで動く事が多いため、「誰がどこで何をしているか(するか)」を整理するプロジェクト管理は必要不可欠なのです。
【コンサル体験者の声】
プロジェクト管理能力はコンサルタントとして高いパフォーマンスを維持する上で最も大切だと思っています。コンサルはプロジェクトを遂行することよりも、プロジェクトを通じて本来の目的を達成することにあるため、ゴールを常に見据え今どのような状態で何が課題なのかを管理することはコンサルタントの素養でもあります。
▼40代コンサルでも常に勉強・学習のリスキリングを
40代になると数十年ほどのキャリアを積んでいるため20代や30代と比べると学習意欲が少ない傾向にあります。一方で、昨今では「リスキリング」と呼ばれるように、AIや多様性のある働き方を前提にした新しい時代の学びが必要になるため、転職を検討する機会に「今の自分に足りないスキル」を今一度熟考しておくことをおすすめします。
40代コンサルタント転職におすすめな資格は下記です。
MBA(経営学修士)とは、Master of Business Administrationの略称でグローバルなビジネス環境で活躍するための経営学の理論と実践を学ぶプログラムです。日本国内外の多くの大学やビジネススクールで提供されており、海外のMBAは高い語学力が必要となり難関とされています。
コンサル業界にはMBA取得は非常に多く、MBAを取得することで、戦略的思考、リーダーシップ、財務管理のスキルを身につけることができ、コンサルタントとして活躍する上で非常に価値のある能力とされています。
ITツール系資格は下記のような様々な種類があります。
例えば、SAP認定資格は、SAP社によって提供されるERPシステム「SAP」の専門知識を証明する国際資格です。SAPのウェブサイト(SAP Training and Certification Shop)で詳細情報が公開されています。この資格を持つことで、SAPシステムの導入、カスタマイズ、運用に関する高度な知識とスキルを持つことを証明でき、SAP導入企業からの需要が高いです。
英語能力はコンサルタントとして活躍するために必要なスキルです。代表的なものにTOEFL・TOEIC・英検があります。
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語圏の国での大学進学や職場でのコミュニケーション能力を測るテストです。Educational Testing Service(ETS)によって提供され、TOEFLスコアは、世界中の多くの企業や教育機関において、英語能力の国際的な基準として認められています。
TOEIC(Test of English for International Communication)は、国際的なビジネス環境における英語コミュニケーション能力を測るテストです。ETSによっても管理されており、TOEICスコアは世界中の企業において、社員の英語コミュニケーション能力の証明として広く利用されています。
▼コンサル転職に資格は必須ではない!?
コンサル転職において資格習得は必須ではありません。しかし、資格を保有していると有利になることもあります。特に専門性の高い高度な国家資格や専門資格は競合となる求職者との大きな差別化になるでしょう。
40代でコンサル業界に転職するメリットとやりがいを紹介します。
コンサルタント業界が魅力的であると言われる理由の一つは、一般業界よりもコンサル業界の方が年収が高い点にあります。
コンサルタントの平均年収は948万円となっており、一般業界の平均給与460万に対し高額な年収推進であることがわかります。(参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)そのため、コンサル業界転職は20代・30代・40代・50代・コンサル未経験者など幅広い方から高い人気を誇る業界になっているのです。
また、コンサルタントの役職・階級別にも年収水準は大きく異なり、アナリストレベルでも500万円~700万円、マネージャーレベルで900~1400万円、パートナーレベルになると2000万円を超える超高給取りが狙えるのです。
【コンサル体験者の声】
事業会社からコンサル業界に転職しましたが年収の高さに驚きました。実際年収1000万以上はコンサル業界では当たり前のような高給取りの世界です。コンサル業界はタフネスさが求められる仕事でもあるため事業会社に戻ろうかなと思うときも多々ありますが、年収の高さからコンサル業界に結局留まってしまうものです。
コンサルティング業界は完全実力主義の文化が根強いため、若いうちから責任のある仕事を任され成長の機会が多いことも特徴です。
コンサルタントは年齢に関係なく、経営課題に関わる機会があり、20代でもクライアントとの折衝や戦略立案を担当することが可能です。
例えば、入社3年目のコンサルタントが数十億円規模のM&Aプロジェクトに関与し、企業買収の意思決定支援を行うこともあります。他業界と比べても、裁量の大きさと成長スピードが格段に早いため、短期間でスキルアップが可能です
【コンサル体験者の声】
新卒から戦略コンサル会社に勤めていますが、若い年齢であってもクライアントがCxOや部長クラスの方と対峙することは多くありました。年齢に関係なく大手企業の部長や執行役員などへプレゼンすることもあり、事業会社に入社していたら何年かかっていたんだろうな、と思うことがよくありとても良い成長機会だと感じています。
コンサルタントはプロジェクトベースで仕事を遂行するため、業界を横断的に仕事ができる点も大きなメリットです。
例えば、業界軸では金融・製造・IT・ヘルスケアなど多様な業界の案件に携わることができ、領域軸では経営戦略・DX推進・M&A・マーケティングなど幅広い専門領域の経験を積むことができます。
例えば、戦略コンサルの場合、1年間で異なる業界のプロジェクトを3~4つ経験することもあり、さまざまな知識とスキルが習得できます。これにより、特定の分野に特化したスペシャリストとしてのキャリアを築くことも可能になります。
【コンサル体験者の声】
事業会社とコンサル会社の大きな違いは、プロジェクトベースで全く異なる業界・業種の仕事をすることです。プロジェクトによりクライアントの雰囲気やチームの雰囲気、働き方の文化も全く異なるため、都度転職をしているような感覚にさえなります。そうした中で、スピード感や柔軟性が養われる働き方だと日々実感します。
コンサルタント業界での実務経験を持つことで、転職市場価値が上昇し転職先の選択肢が増えることもメリットになります。
例えばコンサルティング業界から転職する場合下記のような選択肢があります。
転職先区分 | 転職先の業界 |
---|---|
コンサル系 | 他コンサルティング会社(昇格/年収UP) |
ポストコンサル系/事業会社系 | PEファンド・VC |
外資系企業 | |
大手日系企業 | |
中堅企業 | |
ベンチャー・スタートアップ(CxO) | |
独立系 | 起業 |
フリーランス・独立 |
コンサル業界を経験することで、ビジネススキルや問題解決能力などのコンサルスキルやコンサル資格が養われるため転職に有利に働くことがあります。例えば、転職難易度の高いPEファンドやVCなどの金融系への転職や外資/日系企業のポストコンサルなどでの転職も可能になります。
最近では、コンサルtoコンサルの転職として他コンサルファームに転籍するだけでなく、フリーランスコンサルタント(独立した個人のコンサルタント)」で働くスタイルも増加しており、コンサル業界で仕事をすることは未来のキャリアアップに寄与することがわかります。
▼コンサル業界は「やりがい」が沢山ある
コンサルタントのやりがいは、「高年収・高待遇で給与が高い」「仕事の難易度が高く成長率が早い」「若いうちから責任ある仕事ができる」「基礎的なビジネススキルを養える」などがあり人気の業界です。
40代でコンサル業界に転職するデメリットと注意点を紹介します。
コンサルタントの仕事は高いプレッシャーの下で常に成長し続けなければいけないため、心身共に負荷がかかってしまう点は一部の方にはデメリットになります。コンサルティング費用は1人あたりで月間数百万円と高額でり、クライアントからの要求や期待値は大きく、時に厳しい目線で評価をされるため常に高いパフォーマンスが求められます。
【コンサル業界体験者の声】
新規プロジェクトでの成功を求められ、夜遅くまで資料作成に追われる毎日を送り、結果としてプロジェクトは成功しました。しかし、精神的・肉体的な疲労が蓄積してしまったせいか体調を崩してしまいました。今後のキャリアを考えるとプレッシャーが常に付きまとうコンサル業界に長く居続けられるか不安になるときは多々あります。
コンサル業界で成功を収めるためのプレッシャーは時に努力の躍進力になり大きな成長につながりますが、同時にメンタルや体力にダメージを与えるデメリットもあります。
コンサルタント業界は一般業界と比較しても激務(ハードワーク)であり長時間労働が常態化しています。クライアントの期待に応えるため夜遅くまで仕事をすることが多く、時には週末も作業をすることがあります。
【コンサル業界体験者の声】
昔のコンサル業界はチーム全員が3週間連続で週末出勤し、平均残業時間が月100時間を超えるときもありました。深夜を超えることは頻繁にあり終電を逃してタクシー帰りは日常茶飯事でした。今の時代のコンサル業界は結構変わってきているのでそこまでの激務はないと思いますが、まだ一部の激務の文化は残っているのではないでしょうか。
最近ではコンサル業界でもワークライフバランスが整備され、育児との両立やリモートワークの推進なども活性化され大幅に労働環境は改善されつつあります。
▼コンサル業界はやめとけ!と言われる理由
SNSやブログの一部では「コンサルはやめとけ!きつい!」と言われています。理由としては激務な文化や業務量が多い点にあります。人気の業界ではありますが、コンサル業界の悪い面も見ておくことも後悔しない転職をするために大切です。
40代未経験からコンサル業界への転職を成功させる方法と秘訣を紹介します。
未経験からコンサル業界への転職を成功させるためには、通常の転職活動とは異なる対策が必要です。特に、コンサル業界特有の職務経歴書・履歴書の作成、フェルミ推定やケース面接の対策、業界特化型転職エージェントの活用が重要なポイントとなります。
コンサル業界転職の選考では、一般的な転職市場の履歴書や職務経歴書とは異なり、論理的思考力や問題解決能力をアピールできる内容が求められます。
コンサル転職の最大の関門は問題解決能力や地頭を測定する「ケース面接」になります。
フェルミ推定と呼ばれる「日本に電柱は何本あるか?」のような、情報が限られた状況で論理的に推測する問題もあり、論理的思考力や問題解決能力を試されるため十分な対策が必要です。
未経験からコンサル業界に転職する場合、業界特化型の転職エージェントを活用するのが有効です。
コンサル業界に精通した転職エージェントであれば、各企業ごとの選考傾向や求められるスキルを詳細に把握しており、効果的な対策を提案してくれます。実際に、転職成功者の多くは、エージェントを活用して模擬ケース面接を受けたり、企業ごとの選考対策を行ったりしています。
▼未経験のコンサル業界転職は入念な準備が成功の秘訣
未経験からコンサルタントへの転職は決して簡単ではないため、入念な準備と計画が必要になります。特に転職活動は2~3カ月間と長いスパンでの長期戦になるため上手に情報を収集しながら対策をしていきましょう。
40代のコンサル転職で人気の転職先となるコンサルティングファームを一覧形式で紹介します。
コンサルティングファーム(コンサル会社)には、戦略系・BIG4系・総合系・シンクタンク系・IT系・FAS系・組織人事系など様々な会社が存在するため、自分がどの会社で働きたいかそれぞれの特徴を抑えておくことも大切です。
会社名 | 業界/業種 |
---|---|
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略系 |
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社 | 戦略系 |
ベイン・アンド・カンパニー | 戦略系 |
A.T. カーニー株式会社 | 戦略系 |
株式会社ローランド ・ ベルガ | 戦略系 |
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 | 戦略系 |
株式会社ドリームインキュベータ | 戦略系 |
デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | BIG4系/総合系 |
PwCコンサルティング合同会社 | BIG4系/総合系 |
KPMGコンサルティング株式会社 | BIG4系/総合系 |
EY Japan株式会社 | BIG4系/総合系 |
アクセンチュア株式会社 | 総合系 |
アビームコンサルティング株式会社 | 総合系 |
日本アイ・ビー・エム株式会社 | 総合系 |
株式会社日立コンサルティング | 総合系 |
株式会社ベイカレント・コンサルティング | 総合系 |
株式会社シグマクシス・ホールディングス | 総合系 |
株式会社野村総合研究所(NRI) | シンクタンク系 |
株式会社大和総研 | シンクタンク系 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所(NTTデータ) | シンクタンク系 |
株式会社三菱総合研究所(MRI) | シンクタンク系 |
株式会社日本総合研究所 | シンクタンク系 |
株式会社富士通総研 | シンクタンク系 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 | シンクタンク系 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | シンクタンク系 |
デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA) | FAS系 |
PwCアドバイザリー合同会社 | FAS系 |
株式会社 KPMG FAS | FAS系 |
EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 | FAS系 |
株式会社経営共創基盤(IGPI) | FAS系 |
フロンティア・マネジメント株式会社 | FAS系 |
マーサージャパン株式会社 | 組織人事系 |
コーン・フェリー・ジャパン(旧ヘイグループ) | 組織人事系 |
ウィリス・タワーズ・ワトソン | 組織人事系 |
エーオンホールディングスジャパン株式会社 | 組織人事系 |
40代でコンサルタント転職を目指す方は、コンサル業界に特化した下記の転職エージェント・転職サイトの利用がおすすめです。
MyVision
は株式会社MyVision(本社:東京都千代田区)が運営するコンサルタント転職・ポストコンサル転職に強い転職エージェントです。
MyVisionは戦略ファームやBig4、シンクタンクや領域特化型ファームなどの約1,000ポジション以上の紹介先を持っている点に最大の特徴があります。また、未経験からのコンサル転職成功にも力を入れていて、累計内定者数は800名以上を超えています。
サービス名 | MyVision
![]() |
運営会社 | 株式会社MyVision(マイビジョン) |
エージェント種類 | 【特化型】コンサル業界特化型転職エージェントサービス |
年収相場 | 年収1000万円以上の求人多数 |
求人数 | 公開求人数:紹介可能なポジションは1,000件以上 非公開求人数:非公開 |
求人職種・業界 | <職種> 戦略系コンサルタント、総合系コンサルタント、IT系コンサルタント、他 |
地域エリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
機能 | 求人検索・求人紹介 書類添削(レジュメ・履歴書・職務経歴書) 面接対策 条件交渉 アフターサポート |
利用者の特徴と傾向 | ||||
新卒 | 未経験 | 第二新卒 | 中途採用 | ハイクラス |
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 女性 |
コンサル業界種類別の強み | ||||
戦略 | 総合 | IT | 財務/会計 | 組織人事 |
マイビジョン(My Vision)
のおすすめポイント!
\累計支援実績1000名以上!!/
コンコードエグゼクティブグループは、株式会社コンコードエグゼクティブグループ(本社:東京都千代田区)が運営するコンサル・ポストコンサルに強い専門型の転職エージェントです。
日本No.1ヘッドハンター大賞MVP受賞の実績を持ち、マッキンゼー・BCGなどのコンサルタント転職や、コンサル出身の経営幹部キャリアを支援する点が最大の特徴です。利用者の口コミでは「合格率NO.1を誇るオリジナルメソッドが利用できる」「特別紹介ルートの提供がある」などと高い評判を得ています。
サービス名 | コンコードエグゼクティブグループ |
運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
エージェント種類 | 【特化型】コンサル業界特化型転職エージェント |
年収相場 | 年収1000万円以上の求人多数 |
求人数 | 公開求人数:非公開 非公開求人数:非公開 |
求人職種・業界 | <コンサル系> 戦略・経営コンサルティング 総合・業務IT系コンサルティング シンクタンクコンサルティング 財務系・監査法人コンサルティング 人事・チェンマネ系コンサルティング <金融機関> 投資銀行・証券会社 PEファンド・VC プライベートバンク 商業銀行・保険会社 <事業会社> COO・経営企画・マーケ CFO・経理財務・M&A CIO・IT企画・社内SE CHO・人事・法務・総務 クライアント支援 営業・広報 |
地域エリア | 非公開 |
利用料金 | 無料 |
機能 | 求人検索・求人紹介 書類添削(レジュメ・履歴書・職務経歴書) 面接対策 条件交渉 アフターサポート |
利用者の特徴と傾向 | ||||
新卒 | 未経験 | 第二新卒 | 中途採用 | ハイクラス |
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 女性 |
コンサル業界種類別の強み | ||||
戦略 | 総合 | IT | 財務/会計 | 組織人事 |
コンコードエグゼクティブグループ
のおすすめポイント!
\日本No.1ヘッドハンター大賞MVPの実績!/
40代未経験のコンサルタント転職に関連するよくある質問を紹介します。
コンサルタントとは、企業の経営課題に対し専門的な知識や経験を用いて診断や助言・伴走支援を行う専門家です。コンサルタントの仕事の種類は多岐に渡り、「経営」「戦略」「財務・会計」「組織人事」「営業」「マーケティング」「SCM」「IT・テクノロジー」「AI」「SAP」など様々な観点で戦略策定や業務改善の支援を行います。
コンサルティングファームとは、コンサルティングサービスを提供する会社を意味し、戦略・BIG4・総合・シンクタンク・人事/組織・FASなど専門分野ごとに多種多様な会社が存在します。有名な会社では、マッキンゼー・BCG・アクセンチュア・デロイト・PwC・IBMなどがあります。
コンサルタントに必要なスキルは、ロジカルシンキング・問題解決能力・コミュニケーション能力・調査分析能力などがあります。
コンサルタントに必要な資格には、MBA・公認会計士・税理士などの修士や国家資格など、ITストラテジスト・SAP認定資格などのIT系の資格、TOEFL・TOEICなどの語学系の資格など多岐に渡ります。
コンサルタントの年収は、20代で500万円、30代・40代でマネージャーに昇格すると1000万円、パートナーに到達すると3000万を超える超高給取りの業界になります。コンサルタントの役職・ポジション別に給与・賞与水準が異なるため、昇格することでハイクラスな高年収を獲得することができます。
コンサルタントのやりがいは、「高年収・高待遇で給与が高い」「仕事の難易度が高く成長率が早い」「若いうちから責任ある仕事ができる」などがあります。
そのため、コンサルタントに向いている人の特徴として、「好奇心旺盛な人」「難題を解く問題解決が好きな人」「調査・分析が好きな人」などがあります。
コンサルはやめとけ!コンサルはきつい!と言われる理由は、「最終意思決定を自分でできない」「ビジネス基礎スキルは身につくが専門性が伸びない」「プレッシャーが大きく常に成長が必要」などがあります。
コンサルタントにおすすめな本・書籍は、業界初心者・若手・中堅・就職/転職・独立起業などのキャリアのフェーズや、戦略・組織人事・財務会計などの専門性などのジャンル別に異なります。代表作として、「コンサル一年目が学ぶこと」「イシューからはじめよ」「論点思考」「仮説思考」などがあります。
コンサルティング費用は「コンサルタントの報酬単価」×「コンサルタントの人数」×「プロジェクト期間」で算出され、コンサルの種類別に費用相場が異なります。
契約時には、コンサルタントの業務委託契約を主としており、業務委託契約には「委任」「準委任」「請負」など様々な契約種類があり、法律行為の有無や業務責任において違いを知っておかないと違反行為にもなってしまうため注意が必要です。
コンサルティング業界の市場規模は、世界市場で2024年に3,540億米ドル、日本のコンサルティング業界市場規模は約1兆円~2兆円規模・CAGR4.0%程度で成長しています。
未経験からコンサルタントに転職は可能です。未経験の人はコンサル業界に強いおすすめ転職エージェントを利用することで、業界特有のコンサルの職務経歴書(レジュメ)やケース面接・フェルミ推定面接などの対策を行うことができます。
フリーランスコンサルタントとは、正社員コンサルタントからコンサル独立・コンサル起業し個人事業主やひとり社長で働く個人コンサルの働き方です。フリーランスコンサルタント向けマッチングエージェントとは、フリーランスコンサルタント向けに業務委託案件の求人を紹介してくれるフリーランスエージェントです。
最後にまとめです。
40代のコンサルティング業界転職は、一般的に難易度が非常に高いと言われています。20代・30代は育成しやすく企業は若年層を優先的に採用しますが、40代になると再現性の高い仕事能力を持つ即戦力人材でないと転職難易度が極めて高くなります。
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