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PMOとはProject management office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称であり、企業・組織内のプロジェクト全体を横断的に管理し最適化するための役割責任を持ちます。
経済産業省が発表したDX推進施策への注目もあり、業務改善・IT改革・生成AI活用など様々なテーマを掲げプロジェクト型で検討を推進する企業が更に増加しています。
通常のジョブ型での業務に比べると、プロジェクト型の検討推進は様々なミッションを関係者が集うため意識統制をすることが難しく、中枢機関の位置づけとなるPMOの存在はとても重要になります。
一方で、「PMとの違い」「役割・責任」「業務の種類」「導入するメリット・デメリット」「必要なスキル・資格」を正しく知っておかないと社内でもPMO人材が育たず間違った手法により最終的にプロジェクトが失敗してしまうリスクがあります。
本記事では、そのようなお悩みを持つ方向けに、PMOの実務経験を持つ体験者や専門家が「PMOとは?」を初心者向けにわかりやすく解説していきます。
▼PMO基礎の次はコンサルを知ろう!
本記事ではPMOの基礎を解説していますが、同時に「PMOコンサルタント」の働き方や仕事の進め方を知ることもスキルアップに欠かせません。
フリーランスギルド型トップコンサル集団
コンサルフリーは株式会社SowLabが運営する即戦力のフリーランスが集まるコンサルタント専門のプラットフォームです。TMT業界(電機/電子・インターネット・AI・通信・広告メディア・エンタメ・放送業界)を中心に、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERP領域に強みを持つプロが多数在籍しています。
監修
相馬秀幸
株式会社SowLab 代表取締役
大手製造業・デロイトトーマツコンサルティングを経てフリーコンサルに独立後、コンサル×メディア開発スキルを活かし株式会社SowLabを創業。製造・電子・通信・放送・広告/メディア・エンタメ業界を中心に、経営戦略、新規事業開発、M&A、組織人事戦略、マーケティング・営業戦略、次世代マスメディア戦略、SAP/ERP導入、生成AI活用、WEB設計/開発、SEO戦略など多数のコンサルプロジェクトを経験。
執筆者/運営会社
株式会社SowLab
コンサルフリーマガジン事務局
コンサルフリーマガジンは株式会社SowLab(ソウラボ)が運営する日本最大級のコンサル情報メディア。新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを専門としたコンサルティング事業、フリーランスエージェント事業(コンサルフリー)、デジタルメディア事業を展開。
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PMOとはProject management office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称であり、企業・組織内のプロジェクト全体を横断的に管理し最適化するための役割責任を持ちます。
主な業務内容としては下記のような仕事を担うため、簡単に言えば「プロジェクトの中枢機関」とも言えます。
コンサルティングプロジェクトは複数人で行うことが多く、大規模システム導入などなると数百名を超える人員規模で意思決定を行い関係者とのコンセンサスを取る必要があります。
そうした中で、各プロジェクトチームの状況を把握し横断的に対処すべき課題やリスクを早期に発見するPMOが存在することで、プロジェクトの成功を最も近い道筋でリードすることができるのです。
PMOとPM(プロジェクトマネージャー)の違いは、それぞれの役割・責任にあります。
PMOはプロジェクトや組織全体のプロジェクトポートフォリオを管理し、標準化されたプロセスや手法を提供することで、複数のプロジェクトやチームが効率的に遂行されるようにサポートします。
そのため、あくまでプロジェクトの主体はPMやプロジェクトメンバーであり、PMOは関与するステークホルダーの力が最大限に発揮できるような仕組みやサポートに焦点を当てています。
一方で、PMはプロジェクトの目標達成に焦点を当てチームをリードする役割になります。
例えば、PMOがプロジェクト全体でプロジェクト管理のベストプラクティスを共有するに対し、PMはどのベストプラクティスがプロジェクトにとって最適かを判断し意思決定をする機能になるのです。
つまり、PMOはプロジェクトの全体推進のサポート役であるのに対し、PMはプロジェクトを全面的に牽引するリーダーの役割になります。
【PMO体験者の声】
PMOは常に“PMが意思決定しやすいようにサポートに徹する”ことが重要だと思っています。PMOはPMが取りこぼしてしまいそうな横断的な課題やそれらを把握するための仕組みを上手に作ることが重要ですね!
PMOコンサルタントとITコンサルタントの主な違いは、その業務範囲と専門性にあります。
PMOコンサルタントとは、プロジェクトの品質管理や納期管理、プロジェクト進捗・課題・リスク管理、人材コスト管理などのコンサルティングプロジェクトにおける横断的管理をする仕事です。
PMOは主に企業内のプロジェクト管理機能の強化に焦点を当てており、プロジェクトの標準化、効率化、および成功の確保を目的としていますが、ITコンサルタントは技術的な問題解決、システム導入、IT戦略の策定など、情報技術に特化したアドバイスを提供します。
例えば、PMOは企業のプロジェクト管理プロセスを標準化し、一方でITコンサルタントは新しいERPやSAPシステムの導入を通じて経営管理、会計、組織人事、マーケティング、営業、サプライチェーン、設計・開発、アフターサービスなどの効率化を目指します。
つまり、PMOはプロジェクト遂行の方法論に関わり、ITコンサルタントは技術的な実装とその戦略に関わるという違いがあるのです。
【PMOコンサル体験者の声】
ITコンサルとPMOコンサルは全く役割が違います。ITコンサルはシステムや技術の実装を目的としていますが、PMOはプロジェクト全体の成功を見据えながらが業務部門とIT部門をブリッジしたり、マネジメントが意思決定しやしような報告方法やガイドラインを策定しますね。
▼コンサルタントの基礎を知ろう!
コンサルタントとは企業の経営課題を解決するビジネスパートナーの仕事ですが、経営戦略・M&A・組織人事・会計/財務・BPR・IT・AI・DXなど様々な働き方がありそれぞれで求められるスキルが異なります。コンサル未経験の方はまずは「コンサルタントとは?」の基礎知識を身につけて自分がなりたいキャリアプランを立てることがおすすめです。
またコンサルタント職種にはPMOだけでなく様々な業種があるため自分がどのよう領域に興味がありキャリアプランを形成したいか考えることも大切です。
PMOとは?を知る上で、PMOがプロジェクト上でどのような役割・責任を持つかを知っておきましょう。
PMOは、PM(プロジェクトマネージャー)の強力なサポーターとして、プロジェクトの計画、実行、モニタリング、終了に至るまでの全プロセスにわたって支援を提供します。
例えば、予算オーバーのリスクが高まっているプロジェクトにおいて、PMOコンサルタントはコスト削減策を特定し、PMがその策を実行できるように支援します。
これにより、プロジェクトのコスト管理を効果的に行い、目標予算内でプロジェクトを完了させることが可能となります。
【PM体験者の声】
PMの仕事は効率的かつ効果的な意思決定をすることにあるため、それらをジャッジするための材料集めに最も苦労します。そのため、優秀なPMOがいるプロジェクトでは知りたい情報にすぐ辿りつき聞きたい情報を吸い上げる仕組みができていることが多いですね。
PMOコンサルタントはプロジェクトの進捗、課題、リスク、品質、納期管理において重要な役割を果たします。
例えば、下図のように、大規模システム導入などのプロジェクトでは企画構想・要件定義・設計/開発・テスト・データ移行・本番稼働・UAT/トレーニングなどフェーズにより管理すべき課題やステークホルダーが異なります。
更には、それぞれのタスクを遂行し意思決定するチームも異なるため「誰がいつまでに何をするのか?」の全体を俯瞰する必要性があるのです。
そのため、プロジェクト全体のガイドラインや品質基準を満たすようにするための戦略とプロセスを開発することで質の高いプロジェクトを実現することができます。
例えば、納期が迫っている大規模な生成AIプロジェクトにおいて、PMOは進捗状況の詳細な分析を行い、納期遵守のために必要な追加リソースを特定することがあります。
【PMO体験者の声】
プロジェクトを管理しようとする人は沢山いますが実際にそれを具現化することはそう簡単ではありません。そのために、様々な管理経験や失敗を経験した人が、無駄のない管理をすることができると思っています。
プロジェクトの進捗や成果を適切にステークホルダーに報告することは、PMOとして重要な責任になります。
プロジェクトのステータスレポート、リスクアセスメントレポート、進捗更新など、明確かつ包括的な報告資料の作成を支援します。
例えば、特定のプロジェクトが予定より遅れている場合、PMOはその原因を分析し、改善策を提案する報告書を作成します。
これにより、ステークホルダーは現状を正確に理解し、適切な意思決定を下すことができます。また、このプロセスは、プロジェクトの透明性を高め、チーム内外のコミュニケーションを促進する効果もあります。
【PMO体験者の声】
マネジメント報告資料の作成はPMOで必須のスキルだと思っています。限られた時間で膨大な情報を整理し重要な意思決定をするわけですから、必要最低限でかるわかりやすくまとめる構造化能力が必要です。
PMOとはプロジェクトを横断的に管理する役割でありますが、実はPMOの働き方は様々な種類があります。
ここでは、外資コンサルで大規模・小規模プロジェクトなど様々な経験をした外資コンサル出身の筆者の経験から整理した「3つのPMOのタイプ」について紹介します。
マネジメント型PMOとは、大規模プロジェクトや複数ステークホルダーが混在するプロジェクトで必要となるPMOの働き方のタイプになります。
言葉の通りプロジェクトの管理を主眼とし下記を業務として実行します。
大規模なプロジェクトの場合、必ずと言っていいほど誰がどこで何をしているかわからなくなります。
そのため、意思決定をすべきCxOやステコミメンバー、プロジェクトマネージャー(PM)は全体感をすぐに把握し情報を吸い上げ管理するPMOを必要とするのです。
マネジメント型PMOは特に大手コンサルファームやSier、システム導入プロジェクトで活躍する機会が多くあります。
【PMO体験者の声】
マネジメント型PMOはPMOの代表的働き方と言えます。特にITコンサル系のファームの案件では数十名~数百名規模のチームになるため、PMOが数十名体制でプロジェクト全体を管理しますね。
業務・ITブリッジ型PMOは、業務改善・BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)・IT改革プロジェクトなどで必要となるPMOです。
ビジネスサイドと呼ばれる「業務部門」と、ITサイドと言われる「IT部門」の間に立ちコミュニケーションの架け橋をする役割を担います。
下記の業務のように業務改善コンサルタントやBPRコンサルタントと同じようなアプローチをとることが多くあります。
業務部門とIT部門はそれぞれのミッションや所属する担当社員のバックグラウンドや価値観が違うことが多く、両者は意見がぶつかり合うことも多くプロジェクトが炎上するケースが多くあります。
そのため、PMOという中間的な立場から異なる立場の状況を傾聴しながら、最終的にはプロジェクト全体で同じ共通目的を達成できるようにリードしていきます。
【PMO体験者の声】
昨今、DX(デジタル・トランスフォーメンション)と呼ばれる言葉が流行していますが、従来のIT起点の考え方ではなくデジタルを基軸にビジネスに昇華することが企業存続において重要であると意識変化が起こっていることから、業務×ITのブリッジができるPMOはすごく重宝されます。今まではPMO=システムを知らなくてもいい、と思われることが多かったですが、最近ではシステムに強いPMOの方が市場価値が高いと感じます。
ハンズオン型PMOとは、新規事業開発やPoC(概念実証)などの事業創造をクライアントの業務や責任に踏み込み支援するPMOの働き方です。
Hands-onとは「実践」から来ている由来であり、従来のPMOは「深く入りすぎず横断的に管理する」といった働き方と真逆の役割になり、「深く入り込み検討を前に進める」意味合いがあります。
つまりは、「伴走型」への期待がクライアントニーズとして高まっているのです。
Hands-on型PMOが必要とされる背景には、「戦略だけではコンサル業界の先の未来はない」と考えるファーム各社も多く、これまで戦略畑だけで戦っていたマッキンゼーやBCG、Big4(デロイト・PwC・EY・KPMG)など伴走型オペレーション領域に踏み込み始めていることがあります。
事実、IDCの「国内ビジネスコンサルティング市場予測(2023年~2027年)」によると、今後もコンサル市場は伸びていくとされていますが、市場形成を牽引しているのは従来の「戦略コンサル市場」ではなく、「DX変革」であるとも示唆しています。
【PMO体験者の声】
昔ながらの現場に出ないようなPMOは少し古いと思っています。今はアジャイル的にシステムを作ったり、事業を開発したりと急速に変化する市場の中で「柔軟かつ主体的に動くPMO」でないとクライアントの期待値には答えられません。コンサルの場合、常に「バリューは何か」を問われますが、PMOという仕事も大きな変革期にあると思っています。
PMOを組織やプロジェクトに導入する上でのメリットや必要性を解説します。
組織内でプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)を導入することで、全体の組織の進捗状況やリソースの活用状況など、全体感を的確に把握することができます。
失敗しがちなプロジェクトのケースとして、現在自分たちが置かれている状況がわからずどこに向かっているか迷子になる、などがあります。
そのため、PMOがいることにより全体感を掴みやすくなるため、CxOやプロジェクトオーナー(PO)、プロジェクトマネジャー(PM)が重要な意思決定を迅速かつ効果的に行えるようになります。
【PMO体験者の声】
PMOが必要とされるバリューは、「PMOに聞けば問題や状況がすぐにわかる」ことです。プロジェクトのwikipediaのような働きができるだけで、存在価値はとても大きいと思います。
PMOの導入により、組織内の人材配置を最適化し業務を効率化することが可能です。
例えば、特定のスキルや経験を持つメンバーを重要なプロジェクトに割り当てることで、プロジェクトの品質向上やスピードアップが図れます。
人材配置を間違えてしまうと、せっかく検討したのに手戻りが多くなってしまい結果としてリソースコストがかかってしまいプロジェクトが中断してしまう危険性もあります。
そのためPMOを中枢機関に置き、適材適所のリソース管理をすることで、人やパフォーマンスの見える化ができるのです。
【PMO体験者の声】
組織は結局のところ「人」で動いているため、最適な人材配置を適材適所に配置できなくてはいけません。一方で、プロジェクトはフェーズにより求められることも日々変わるため、PMOが全体感を俯瞰し人をアロケーション(分配)していくことはとても重要だと思っています。
PMOは、組織内のプロジェクトや業務における課題やリスクを早急に検知するための重要な機能を果たします。
例えば、予算の逼迫やスケジュールの遅延などの問題が発生した場合、PMOがこれらの問題を早期に検知し、適切な対策を講じることで、プロジェクトの成功確率を高めることができます。
特にERP(基幹システム)やSAPなどの大規模システム導入の場合は、必ず遅延やシステムバグが生じるため、いかに早く問題を察知し解消するかが成功のカギになるのです。
PMOを導入することで、洗練された進捗レポートやリスク管理プロセスを統制することで、潜在的な問題点やリスクを素早く把握することが可能です。
PMOを導入する上ではデメリットもあります。
ここでは、導入前に知っておきたいデメリットや注意すべき点を紹介します。
PMOの導入には、適切な手法とプロセスの選択が不可欠です。
言い方を変えれば、適切でない手法を採用した場合、プロジェクトメンバーに過度な負荷がかかる可能性があります。
例えば、緻密すぎる報告義務や煩雑な手続きが導入された場合、メンバーの業務効率やモチベーションに悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、PMOの導入にあたっては、メンバーの負荷を適切に考慮し、柔軟性を持ったアプローチが求められます。
【PMO体験者の声】
PMOが決定するガイドラインや管理手法はプロジェクトに関わる全ての人に影響を齎します。そのため経験が浅く知識のない手法を導入すると結果的に大炎上する危険がありますね。
PMOの導入により、コミュニケーションの活性化が期待されますが、逆に無駄なコミュニケーションが増大化するリスクも存在します。
例えば、過剰な会議や報告の頻度が増え、メンバーの時間やリソースが無駄に消費される可能性があります。
これにより、本来の業務に集中できなくなり、プロジェクトの進行に支障をきたす恐れがあります。
【PMO体験者の声】
PMOはたまにメンバーから煙たがれることがあります。なぜなら、全体や状況を把握したいPMOと本業で忙しいワーキングメンバーとでは時間の使い方やミッションが異なるため、無駄な会議などを設定しないように心掛けは必要不可欠です。
PMOは、プロジェクト管理の専門知識とともに、以下のようなスキルが求められます。
効果的なコミュニケーション能力は、PMOにとって不可欠です。
プロジェクトチーム、ステークホルダー、クライアントとの間で情報を正確に伝達し調整する役割を担います。
異なる部門の間でプロジェクトの目標を調和させるためには、明確かつ効果的なコミュニケーションが必要です。
【PMO体験者の声】
PMOはプロジェクトによっては、CxOや部長クラスのお偉い方、マーケティング・営業・設計/開発・管理部門など様々なMISSIONを持つ方をコミュニケーションをしなくてはいけません。そのため、相手の立場を理解し適切なコミュニケーションをとる能力は必須だと思っています。
PMOは、複雑なプロジェクトを管理し、指導する能力が必要になります。
プロジェクトの目標を達成するためにチームをモチベートし、リードすることが求められます。プロジェクトのスケジュール管理、リスク管理、予算管理など、プロジェクトを成功に導くための管理を徹底することが大切です。
【PMO体験者の声】
PMOの仕事でプロジェクト管理がありますが、よくある問題としてプロジェクトメンバーの方から「管理が細かすぎて情報提供や報告が大変」などがあります。そのため、なんでも情報を吸い上げるような無駄な仕組みは作ってはならず、本当に必要な情報をメンバーがストレスなく提供できるようにモチベーション管理をすることも大切ですね。
PMOは、プロジェクトの進捗や成果を正確に記録し、CxOや部長、PMクラスの方に最適に報告するためのドキュメンテーションスキルが必要です。
コンサルティングプロジェクトの場合は下記のようなドキュメントが必要になります。
特に、Powerpoint、Word, ExcelなどのMicrosoftの提供するOffice365のツールの活用は必須と言えます。
【PMOコンサル体験者の声】
PMOコンサルでは、マネジメント報告資料作成が上手な人とそうでない人に分かれると思っています。報告資料を綺麗に作成できる人は、プロジェクトにおいて重宝される印象があります。また迅速に資料化するためにショートカットを巧みに使うこともコツですね。
PMOをこれから目指す方や、PMOスキルを更に強化したい方におすすめの資格を紹介します。
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A)とは、日本PMO協会が運営するプロジェクトの現場業務において基本として習得すべき知識と技術を確認しそれを認定する実践重視の資格になります。
資格名 | プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A™) |
---|---|
運営者 | 一般社団法人日本PMO協会 |
URL | https://www.npmo.org/pjma/ |
PMOスペシャリスト認定資格とは日本PMO協会が運営する世界発のPMOに特化したステップアップ資格です。
NPMO認定PMO-S™資格は、PMOの現場業務において習得すべき知識を確認し、それを認定する資格になります。
資格名 | PMOスペシャリスト™認定資格シリーズ |
---|---|
運営者 | 一般社団法人日本PMO協会 |
URL | https://www.npmo.org/pmo-s-series/ |
効果的なPMOを行うために、世の中には便利なプロジェクト管理やコミュニケーションツールが存在します。
グローバルインフォメーションが調査した「プロジェクト管理ソフトウェア市場予測(2024年~2029年)」では、プロジェクト管理ソフトウェア市場規模は、2024年に65億4,000万米ドルと推定され、2029年までに108億6,000万米ドルに達すると予測しています。
昨今ではDX時代と呼ばれデジタル人材やAI人材への期待値が高まっている中、PMOコンサルタントとしてデジタルツールを駆使することは必要不可欠と言えます。
ここでは、分野別の代表的なツールやサービスをご紹介します。
プロジェクト管理ツール | Microsoft Project |
---|---|
Jira Software | |
Trello | |
Asana | |
Backlog | |
Redmine | |
Wrike | |
コミュニケーションツール | Microsoft Teams |
Zoom | |
Google Meet | |
Slack | |
ChatWork | |
ファイル・ナレッジ共有ツール | Confluence |
Notion | |
Box | |
工数管理・コスト管理ツール | CrowdLog |
TimeTracker NX | |
Time Krei |
プロジェクト管理ツールとは、タスク/ToDoリストの作成やタスクのPIC(責任者・担当者)の割り当て、各タスクの集計/見える化、進捗管理をすることに役立ちます。
代表的なツールとして下記があります。
これらのツールは、プロジェクトの計画立案、進捗管理、コミュニケーションの中心となりプロジェクトの進捗状況の可視化など、プロジェクト管理に必要な機能を提供しています。
例えば、開発系のプロジェクトでよく利用するJira softwareでは、アジャイル開発プロセスを支援するためのスクラムボードやカンバンボードを使用できとても便利です。
【PMOコンサル体験者の声】
PMOの仕事において管理ツールを使いこなすことは今の時代必須と言っても過言ではありません。今まではExcelなどでタスク管理などをしていましたが、最近ではクラウド上でリアルタイムに集計やタスクの斡旋ができるため、時代を先駆けたPMOが必要になってきていると思います。
コミュニケーションツールとは、プロジェクトチーム内およびステークホルダーとの効果的なコミュニケーションを図ります。
代表的なコミュニケーションツールには下記があります。
最近ではSlackでコミュニケーションをする企業が増え、今やメールでやり取りすることも少なくなりました。
【PMOコンサル体験者の声】
コミュニケーションツールの中でもチャットのしやすいツールはとても重要です。リモートワークが増えた中で、メールだと会話のハードルが高く些細なことを聞く事に躊躇してしまいますが、slackやTeamsなどを利用すると困ったときにすぐに連携とれるため心理的ハードルが低く使いやすいですね。
ファイル・ナレッジ共有ツールは、プロジェクト関連のドキュメントやファイルを効率的に管理し、チームメンバーやステークホルダーと共有することができます。
代表的なツールは下記になります。
NotionやBoxは、文書の作成、編集、共有を容易にし、プロジェクト情報の一元管理を可能にします。
【PMOコンサル体験者の声】
Notionは最近AIの機能も入ったためとても使いやすいですね。特にknowledge共有において重要なことは他アプリとの機能拡張であるため、slackと連携しやすい点は魅力的です。
PMOは組織に大きな影響力を持つ一方で、専門性や経験が問われる難易度の高い業務でもあります。
そのため社内でPMOを人材を育てるだけでなく「コンサルティング会社」や「フリーランスコンサルタント」に依頼するのも一つの手です。
コンサルティングファームには下記のような種類があります。
業界別のコンサルティングファーム一覧
ここではPMOコンサルティングとしての経験を積みながらもキャリアアップができる外資・日系のコンサル会社に絞って紹介します。
株式会社SowLabは、新規事業開発・組織人事・マーケティング・生成AI・SAP/ERPを強みとしたフリーランスコンサルタントで形成されるコンサルティングファームです。
ブティック系コンサルティングファーム(小規模ファーム)に属しますが、大手コンサルティングファームと比べるとフリーランスコンサルタント(インディペンデントコントラクター)を主体としているため、安価なコストで優秀な人材のコンサルティングサービスを受けることができます。
会社名 | 株式会社SowLab |
会社HP | https://sow-lab.com/ |
設立 | 2022年 |
業界/業種 | 総合コンサルティング(フリーランスギルド型) |
本拠地 | 日本 |
所在地(東京オフィス) | 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2階 |
拠点数 | 関東中心(東京・神奈川・埼玉・千葉) |
人員規模 | フリーランスが数百名以上在籍 (独自のフリーランス検索プラットフォーム「コンサルフリー」の登録者) |
アクセンチュア(Accenture)はテクノロジーを強みとする世界最大の経営コンサルティングファームです。
世界73万以上の社員を擁し、Fortune Global 500の上位100企業のうち89社がアクセンチュアのお客様となっています。
「世界で最も賞賛される企業2022(World’s Most Admired Companies)」に20年連続で選出されるなどコンサル会社の巨頭です。
会社名 | アクセンチュア株式会社 |
会社HP | https://www.accenture.com/jp-ja |
設立 | 1962年 |
業界/業種 | 総合コンサルティング |
本拠地 | アイルランド |
所在地(東京オフィス) | 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR |
拠点数 | 世界49ヵ国、200拠点 |
人員規模 | 738,000人以上 |
デロイトトーマツコンサルティング合同会社(DTC)は、BIG4の一角を占める世界最大の経営コンサルティングファームです。
デロイトトーマツグループ全体では監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力が強みであり、戦略立案から実行まで一貫するコンサルティングサービスが特徴です。
会社名 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 |
会社HP | https://www2.deloitte.com/jp/ja.html |
設立 | 1993年 |
業界/業種 | 総合コンサルティング |
本拠地 | コンサル:アメリカ合衆国 会計法人:イギリス |
所在地(東京オフィス) | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
拠点数 | 世界150各国 |
人員規模 | 約345,000人以上 |
▼コンサル会社全体の一覧を詳しく知りたい方必見!
大手・中小、日系、外資のコンサルティングファームをジャンル別に一覧形式で紹介しています。
フリーランスコンサルタントとは、組織に属さず個人でコンサルティング業を行うフリーランスの職種です。
ビジネス上で立場が弱いとされていたフリーランス(個人事業主・副業・複業者・ひとり社長)を守る政策である「フリーランス保護新法(通称)」を2023年4月に政府が可決したことから、コンサルの独立や、コンサルからの起業を考える人は非常に増えフリーランスコンサルタントの市場が形成されました。
従来のコンサル会社に依頼するコストよりも1/3、多いときには1/2ほど安くなるメリットがあり、多くの企業がフリーランスを業務委託契約としてスポットで活用するケースが増加しています。
一方で、企業が直接的に個人に依頼することは契約書面でのトラブルや、個人のマネジメント管理の業務負荷などのリスクも伴います。
その際におすすめなのが「フリーランスコンサルタントマッチングエージェント」であり、当メディアを運営する株式会社SowLabもコンサルフリーというエージェントサービスを提供しているので是非ご相談ください。
PMOコンサルに関するよくある質問を紹介します。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)資格の必要性は、目指すキャリアパスや職務内容によって異なります。特にプロジェクト管理の専門知識を証明することや、PMOの役割での昇進を目指している場合、PMO資格は有益です。資格を持つことで、プロジェクト管理プロセス、ツール、テクニックに関する深い理解と実践能力を持っていることを示すことができ、信頼性と専門性をアピールできます。
PMOに向いている人の特徴には、強い組織力、コミュニケーション能力、リーダーシップが挙げられます。さらに、複数のプロジェクトを同時に管理し、優先順位を付ける能力や、変化する状況に柔軟に対応できる適応力も重要です。プロジェクトマネジメントに関する深い理解と熱意を持ち、チームメンバーを導き、支援する意欲がある人はPMOに最適です。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とPM(プロジェクトマネージャー)の主な違いは、役割の範囲と焦点にあります。PMは特定のプロジェクトを管理し、目標の達成に向けてチームをリードする責任を持ちます。一方で、PMOは複数のプロジェクトを横断的に支援し、プロジェクトマネジメントのプロセス、方法論、標準の策定と実施を担当します。PMOは組織全体のプロジェクトマネジメント能力の向上と効率化を目的としています
PMOの具体的な業務内容には、プロジェクトの計画、実行、監視、制御、終了に至るまでのプロセスの策定と実施が含まれます。具体的には、プロジェクトの進捗管理、リスク管理、品質管理、スケジュール管理、リソース管理など、プロジェクトの成功を支える多岐にわたる活動があります。また、組織内のプロジェクトマネジメント方法論の統一や、プロジェクトマネージャーとそのチームへの指導・支援も行います。
最後にまとめです。
PMOとはProject management office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称であり、企業・組織内のプロジェクト全体を横断的に管理し最適化するための役割責任を持つ重要な役割であることがわかりました。企業担当者やこれからPMOを目指す方は知識と経験を積み是非プロジェクトを成功させていきましょう!
for 企業担当者
PMOとは専門性や経験・スキルが求めらる仕事であるため一朝一夕では人材育成できない課題もあり、PMO人材を採用しようとしても採用コストや採用リードタイムがかかるため、目の前の課題解決をするためにはスピード感が足りません。
そのような課題を持つ企業担当者の方は是非、フリーランスギルド型のトップコンサル集団である株式会社SowLabに相談ください。SowLabはフリーランスを主体としている組織であるため、
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for PMO案件をお探しのコンサルタント
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